びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です
「東洋医学で治療する:春は肝臓に注意」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 もう春・・・・ 気持ち良い天気である。 春は気分が憂鬱になったり、 逆に高揚し過ぎたりと困る季節。 前回の最後に「春風」について触れましたが、 東洋医学では、春風は肝臓に影響を与えると説いています。 肝は怒りをコントロールする臓器 古代中国医学では五行説という考えがあり、 心は喜び 肺は悲しみ 脾は思い 腎は恐れ 肝は怒り という様に各臓器に情緒が割り当てられていると考えられています。 感情の過ぎたるは及ばざるが如し 例えば、 程よい喜びは、 心を活気づけ脳を元気づけます。 「笑いは脳に良い」 と以前から言われている様に、 笑えば、心血が良く巡り、 面白い事は脳にも良い効果をもたらすからではないでしょうか。 しかし、 喜び過ぎれば、心に悪影響を与え、脳も悪影響を受ける。 肝臓もそう。 軽いストレスは肝臓を鍛え、程よい緊張をもたらす。 しかし、過度のストレスは肝臓を傷め、怒りを増幅させる。 自然界と体内は同調している 春は風の季節。 とすると 体内でも春の目覚めと共に「風」が起こる。 「風即動也」 風は物を動かし変化させる性質があると説く。 体内ではそれを「内風」と呼びます。 この内風を生み出すのが「肝臓」という。 専門用語では、 「肝風内動」 といい、 「肝で生じた風が中で動き回る」 と字の如く、 グルグル回りまくり感情をかき乱してしまうイヤな奴です。 あちこちの各臓器に悪さをするので、 各臓器が持つ情緒にも影響をもたらす。 始めは、 肝だけなら、 妙に怒りっぽく、イライラ感 という程度ですが、 何らかのストレスが加わると肝臓が耐えられなくなり爆発・・・ あちこちに内風が波及します。 例えば、 脾(消化吸収)に行けば、沈思になるだろうし、 腎に影響すれば、ビクビク挙動不審になったり、 肺に影響すれば、ふさぎ込んでみたり、 心に影響すれば、妙なハイテンションになったり、 と感情が乱れ飛ぶ。 まあ、程度は人によって異なりますが、 世にいう、春はおかしい人が多いというのは 恐らく、この様な影響が根底にあるからだと言われています。 前回のブログ 「東洋医学から診る:春の関節痛・心の不安定」 はコチラから 完全個室空間でのじっくり治療。当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「東洋医学から診る:春の関節痛・心の不安定」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 桜も開花し始めました。 これから、どんどん咲き乱れると期待したのに・・・ 明日は、又寒い上に雨だとか・・・。 この時期、妙に気分が乱れがちな方を良く目にします。 自分もそう感じる今日この頃。 特に、精神に不安を抱えていたりする場合はこの時期は辛いと思います。 精神科や心療内科に行けば、 何らかの診断名をつけて薬でも頂けそうですが・・・ しかしながら、病院に行くほど深刻な状態でないのに、 この時期にイライラやドキドキ感、それに伴う頭痛や無気力感を抱く方も少なくありません。 今回は、その様な診断未満の不定愁訴を東洋医学的視点から解き明かしてみようと思います。 季節変化に体が反応する 春夏秋冬と自然界は変化します。 冬なら体力の消耗を防ぐために、毛穴を閉口させ、内臓に気血を蓄える。 夏なら気血をよく巡らし、毛穴を開き、体熱を溜め込まない様にする。 とこの様に、身体も季節変化に対応しています。 しかし、 春秋の変化は結構体に堪えます。 春は、寒から温。 秋は暑から涼という変化。 いずれも体温・水分調節には何かと苦労がいります。 大気も不安定になり、雨風が多くなる季節でもあります。 この微妙な水分変化が体内の関節内圧や気血流動に微妙な変化をもたらします。 春の邪気に注意 春先では、冬の寒と春の温が混ざり、 「寒湿」という邪気を生み出します。 「寒」は物を固める性質をもつ。 「湿」は水気を帯び物質を粘らせ動きにくくする性質を持ちます。 以上の特性から、 「寒湿」タイプの疾患は、 移動性の症状ではなく、限定的な症状が特徴的です。 例えば、 脳、筋肉・関節などに「寒湿」が溜まればどうなるか? 脳では、思考・忍耐・行動などの部分に悪影響を及ぼし、 イライラや落ち着きの無さ、かったるいという感じを持つかもしれません。 筋・関節に溜まれば、機能障害が生じます。 腫れの少ない関節痛や筋の強ばり感など運動障害に繋がるのです。 そして、春にはもう一つ、 「風」もあります。 これはこれで厄介。 今回はこの辺にて・・・ 前回のブログ 「東洋医学から診る:季節変動は精神変化に注意」 完全個室空間でのじっくり治療。当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
東洋医学から診る:季節変動は精神変化に注意
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 今週は一気に気温が上昇。 春到来の気分です。 確定申告期間も一段落。 これから、桜だ花見だと楽しみが来る季節です。 でも、浮かれ過ぎは要注意。 春は風の季節 春は風。 動乱の気。 あちこちから風が吹いて大気を乱す季節。 特に、人体では温かい風が影響を及ぼす季節。 今まで寒くて縮こまっていたのが、 この温かさで開放的な気分になりますよね。 その様な理由で、 この季節は、ちょっとおかしな行動も目立つ人も出てきます。 風は上昇の性質を持つ 温風は上昇の性質を持ち、 体の気を上部に運ぼうとします。 身体の上の部分、 特に心臓や脳。 この様な部位に気が集中してきます。 気とはエネルギー。 エネルギーがある一点に集まり過ぎるのも問題です。 冬の季節(寒)に、 停滞もしくは沈みがちな気が温かくなって急に動かされてしまう。 ゆっくりとした季節変化に応じて、徐々に気の流れが動けば幸いなのですが、 この季節は、三寒四温という気温変動もある為、 この変動に体も同調してしまいます。 精神疾患又は情緒に問題を感じる方は、 この時期は、季節によって感情が振り回される事が多いのです。 気が上がり、一瞬元気や陽気になったかのような感じがあったら、 気温がいきなり低下し、気分が低迷。 この急激なジェットコースターに体が参ってしまう。 ここで一度、気持ちをリセットする必要があります。 対策としては、 気の流れを調整する事。 精神などにダメージを受けやすい方は、 気の流れをコントロールする事が上手くできないのが特徴です。 個人的にリラックスができるならそれで良し。 難しかったら、治療に委ねてみるのも一案。 手や頭頸部のマッサージや頭皮針が最適。 特に頭のツボ。 私は頭皮針がお気に入りです。 色々な治療でもよく使い、効果も分かりやすい。 何といってもスッキリ感が良いですね!! 鍼刺激やマッサージで溜まった気を散じる事が重要です。 目の前(おでこの上)が少し、明るくなりますよ(⌒∇⌒)。 前回のブログ 「鍼好き集まれ~!!今、中国鍼がアツい」 はコチラから 完全個室空間でのじっくり治療。当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「鍼好き集まれ~!!今、中国鍼がアツい」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。 びわの葉治療院の諏訪です。 連日春の嵐、 春が近づいている証拠でしょうか。 明日は晴れて欲しいです。 さて、今回ちょっと変なテーマですが、 「中国鍼」について。 先日、中国鍼を非常に好まれる方がいらっしゃいました。 打っていて改めて、「中国鍼は良いよなあ~」と感じ入りました。 打った瞬間に刺激の様子が指に伝わってくる・・・ 肉がググッとくるあの独特な感覚。 鍼先から指に伝わる、体が反応している感覚。 当に、鍼がツボに的中した時に感じる「響き」。 「響きありっ!!」 「通った・・・」 「これは効いたな・・・」 池波正太郎の藤枝梅安の気持ちが分かる・・・ 患者様もこの響きを好まれていたそうで、 鍼職人としての仕事が全うできた満足感で一杯でした。 中国鍼は痛くないっ!! 中国鍼・・・ 「鍼管無しで直刺しの様子」 イメージからして痛そうな感じがするのですが・・・ 何せ大胆不敵な中国ですから・・・ でも、そんな事はありません。 和鍼であれ中国鍼であれ、「響き」は起こるのですが。 筆者が、中国鍼を好む理由は、 指になじむ操作性の良さに尽きます。 刺鍼後、様々な手技ができる。 得られる「響き」も多彩だからです。 問題はこの「響き感」だと思います。 多くの方が持つこのイメージとは、 この内側からググッとくる「響き」を 痛みとして感じてしまう事ではないでしょうか。 「響き」と言われるこの感覚は深部感覚と言い、 深部感覚そのものは鈍い痛みの様な感覚を持ちます。 そこで感じる感覚を「痛み」として認識してしまうと、 又それが起こる事が却って「恐怖」となってしまう事もあります。 それ故、「鍼って怖い、痛い」と誤解されてしまう事もあります。 鍼の響きは回復の兆し也 本当に病んで辛くてどうしようもない時、 この響きは大きな助けともなります。 というのも、 刺激により、身体が反応しているというサインでもあるからです。 効果が無い場合は、この反応すら起こりえません。 鍼の治療は、 ツボに鍼を刺す事により、 病んでいる部分の詰まりが抜ける事で回復していくという過程を踏みます。 勿論、何でもかんでも響きが来れば良いというわけではないのですが、 治療回復における一つの目安でもあると言えるのです。 前回のブログ 「東洋医学的に診る:夜、風邪が悪化すると感じるのは・・」 はコチラから 完全個室空間でのじっくり治療。当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「東洋医学的に診る:夜、風邪が悪化すると感じるのは・・」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 三寒四温でしょうか? 若干桜の蕾も大きくなった様な気がします。 風邪もまだ油断ならないので注意したい所。 風邪と言えばこんな事を思い出しました。 夜に風邪が悪化した感じを経験された事ってありませんか? 風邪をひいてしまった時、とにかく早めに寝ます。 「風邪は眠るのが一番の薬」とよく言われますが・・・ 休日など、風邪で一日中寝ていた日なんかだと、 夜早めに寝るって中々できません。 そういう時に限って、夜になると症状がひどくなった感じがしてしまう。 「風邪が悪化した?」 と、嫌な経験はありませんか? 日中変化に応じて体も変わる 東洋医学的に考えてみる・・・ 「気の巡り」が関係しているからなのです。 健康な時は感じにくい「気の巡り」、 正常又は、そうでない時であれ、 身体には、気(正気)が満たされています。 精神・身体を統括し、この「気」があるから人は生きていると考えられています。 人体の気のメカニズムとは、 朝方から日中にかけて上昇し、 夕方から夜にかけて下降していきます。 これって、体温などの日内変動のリズムそのものです。 風邪の時、気は風邪と戦う。 「病は気から」 なんて言葉がある様に気が病気から守る。 日中、活動期は気の巡りにより症状は抑えられています。 しかし、夜に向けて気の力も消耗していきます。 エネルギー不足になっています。 風邪の時、普段以上に気の消耗が激しくなります。 夜は、内部で体の抵抗力を作る時間。 本来なら気も休まないといけません。 気の充填は内臓で行われるので、 内臓に気が集まって、全体の気の流れが緩やかになるのです。 気のガードが緩やかになる時間に付け入るのが風邪。 日中、一時的に抑えられていた風邪が夜活動を開始。 咽喉・背中から内部へ入ろうとすると、気も応戦。 そこで気と戦いが始まります。 戦っているので、患部がガンガン熱くなる。 夜は症状が悪化したと感じるのは、 気と病気が激しくぶつかり合っていた時間帯だったからというわけです。 熱が高まったり、痛みが出たり、咳き込んだりするのは気が守ってくれているのです。 前回のブログ 「熟睡!?心が落ち着く、手頭のツボ押し」 じっくり、プライベート空間での治療。当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「熟睡!?心が落ち着く、手頭のツボ押し」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 三月に入って、暖かい日が続いています。 このまま春に突入して欲しいのですが、 又寒い日がぶり返して、 三寒四温を繰り返して春になっていく。 前回まで、熟睡について色々語ってきましたが、 実際、手軽に実感できるとしたら、 やはり、マッサージではないかという考えも浮かびました。 じっくり、マッサージを受けたいけれどそうもいかない方もいるはず。 今回は、サクッと頭と手のツボで爽快感を得る事ができるものを紹介してみようと思います。 お風呂などで行うと良いので是非やってみましょう。 頭部マッサージ 熟睡不足・夜更かし・不眠・精神不安・情緒不安定・怒りっぽい・うつ・・・ 一般的な精神症状の方の共通点は、 頭皮がゴワゴワ 硬い むくんでいる これ自律神経が興奮している証拠。 何せ、頭に十分に良質な血流が供給されていないわけですから。 では、頭皮をマッサージした所で、頭の内部に血液が行くのか? 間違いなく巡ります。 頭部の緊張を和らげることで、 頭の血流変化が起こる。 詳しいメカニズムは、治療院に来られたらご説明いたします(⌒∇⌒) まあ、それはさておき本題。 百会や脳空だとか色々名前がありますが、 名前はこの際どうでもいいです。 頭を押して、「痛み」がある場所は、 大体ツボ。 図に、赤い点がある所全てツボですので、 それを参考にやってみましょう。 イメージ的には、図の様に 前から頭のてっぺんに向かってとか、 横からてっぺんとか、 四指を使って、3秒位押していきます。 慣れてくると、自分の痛みポイントが出てきます。 アロマ嗅いで、お風呂に浸かりながら、繰り返していくと良いでしょう。 手のツボ これも、図を参考に。 文字ボケしていますが、 重要なのは赤い点。 押して痛い場所がツボ。 鍼治療などでは刺激量や深さとかあるので、 厳密に打っていかなければなりませんが、 でも、そこはプロにお任せ。 やはり、きちんとした治療はやはりプロでないと。 まあ今回は、 あくまでも治療ではなく、 リラクゼーションの一環として。 押したり、指先を指で挟んでも良し。 入浴のお供に、是非やってみて下さい。 筆者も毎晩、太もも、指先、顔、頭やら、 毎晩やっています。 20分位やっていると睡眠の質が明らかに違ってきます。 特に秋冬は分かりますね。 絶対オススメです。 前回のブログはコチラから じっくり、安心、自遊空間、当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「浅い眠りは冷え性のせい?後編②」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 本日は、落ち着いた天気でした。 もうすぐ3月、桜が待ち遠しいです。 バイオリズムに逆らってはいけない。 熟睡できない患者様のよくある話で、 「就寝前に運動をしている」 「寝る前にお酒を飲んでます」 「12時以降に就寝する」 という事があります。 しかも、夜10時以降にこの様な事をしている事が多い。 これでは、熟睡できないのも当たり前。 「精神を乱し、興奮を高めてどうすんの?(;・∀・)」 という感じです。 東洋医学では、 「気は日中に体中を巡養し、夜内臓に蔵する」 という言葉があります。 気はエネルギーを含みますから、 体に気が巡っていなければ、休眠状態なのが通常。 内臓に気が集まって栄養充電しているわけです。 だから、夜は活動的でないのが通常。 脳も「気」の巡りが緩慢になるので落ち着き、自然に眠気がきます。 何となく、「ボーっとして、やや疲れて・・・」 夜は、蛍光灯ではなく白熱電球を連想してしまいます。 何となく寝る雰囲気。 でも、 「気」の充電時間帯に活発な事をする。 「バイオリズムに反し、自我を優先してしまう・・・」 体の声が遠ざかっていきそうです~ 体温上昇がカギ 当院が提言しているテーマ。 当ブログでも何度か触れておりますが、(コチラです) 健康を維持していく上で、 「体温は低すぎてはいけない。」 低体温条件下での体は、 精神活動、細胞分裂、血流循環、免疫などを著しく低下させてしまいます。 その結果、 精神、脳機能の低下など睡眠や覚醒に悪影響を及ぼし、 内臓機能の低下による栄養障害や悪性新生物のリスク、免疫低下による感染など 疾患の培地となってしまいます。 次回、「熟睡!?心が落ち着く、手頭のツボ押し」をご紹介します。 前回のブログ 「浅い眠りは冷え性のせい?前編①」 はコチラから 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「浅い眠りは冷え性のせい?後編①」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 昨日の雪がちらつきました。 寒さが厳しい今日この頃です。 深い睡眠をする為の体作りとは 前回、睡眠の質には体温変化が大きく関わっているとお話ししました。 東洋医学では、 良質な睡眠を得るには、 「神(しん)」の安定が重要であると説いています。 「神」というと神様を連想してしまいますが、 精神というイメージが近いかもしれません。 古代中国では、 人体を地形や宇宙といった自然と重ね合わせていました。 その為、各ツボにも地形名が記されている事が多く、 頭の部分を「空」や「神」と表していました。 この「神」は、 「心」と「脳」を司るという意味があります。 やや専門的ですが、 「心」と「脳」は常に交流があり、 生理的・心理的に互いに影響を及ぼしあっている。 と説いているのです。 この辺りは、西洋医学的にも研究が進んでおり、 「腸脳相関」などの一例もある様に、理解しやすいかもしれません。 そして、この「神」を正常に保つのに、 「気血」が重要になります。 前回述べましたが、 体に「冷え」の要素が入り込む、もしくは形成されると、 この「気血」の流れが大きく阻害されます。 血流が乱れ、脳空を栄養できなくなり、 結果的に、「神」に悪影響を与えてしまいます。 精神は乱れ、良質な睡眠は得られなくなるという事になります。 熟睡できないという事で、 すぐに、酒、眠剤やサプリメントに手を出す事があります。 でもこれは止めるべき。 強制的に睡眠を誘発しても根本の解決には至っていません。 正すべきポイントがずれているので、 効果どころか、悪化する事が多いのです。 前回のブログ 「浅い眠りは冷え性のせい?前編」 はコチラから 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「浅い眠りは冷え性のせい?前編」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 昨日は暖かく、春も近いか、 と思ったのですが・・・ 今日は寒さにやられました。 最近、よく眠れないというお声をよく聞きます。 実際、寝ている間で深いか浅いかの区別は感知しづらいですが、 一番実感しやすいのは、睡眠導入時と起床時の目覚め方ではないでしょうか。 熟睡状態とは?洋の東西医学に問う。 生理学的に考えると、 人は睡眠に入る際に、低温になります。 睡眠は体温を約1℃下げないと、眠れない。 あったかいままだと興奮状態なので眠れないのです。 だから、脳の体温中枢で体温調節をして睡眠しやすい体温状態を作る。 これが熟睡状態と言えます。 東洋医学では、 睡眠には「気血」の動きが関係していると説いています。 朝は、エネルギーとして、 目まぐるしく体を巡り、体全体を動かします。 夜になると、 巡った気血が、内臓(五臓六腑)に戻っていきます。 寝ている時は、 内臓に集まった気が、 朝に向けて内臓で力を補充している時間なのです。 気とは血がもつ体温も動かすので、 気が内臓に帰着する時間となると、 脳や体の末端から必要分以外は内臓へ戻ります。 眠い時に「ボーっとする」という状態も、 頭から「気血」が抜けたという事なのです。 そして、全身から気が抜けるという事は、 体温を司る血の巡りも鈍くなる事から、 自然と全体の体温も下がるという事になります。 故に、体温が低くなり、体の眠りとなるのだというわけです。 熟睡できない人の身体とは? 夜更かし、ストレスや精神に問題や体調不良など色々あります。 時に、○○病と名の付くものもあります。 東洋医学的視点では、 気血の動きが悪い事があります。 気血の動きが悪く、夜もきちんと内臓に帰着しない状態が続いている。 これが続く事で、保温が出来づらくなり、「冷え」となる。 それが体の気血の循環を乱している。 一旦、体に「冷え」のメカニズムが形成されると、 中々そこから抜け出せないのです。 「冷え」が熟睡を阻む 以前、平熱は36℃台だと言われてきました。 しかしながら、 近年その平熱が35℃台と低下している人が増えています。 俗にいう「低体温」の状態。 冒頭で、 寝るという状態に入ると、体温が下がると述べました。 しかし、 低体温の人だと話は変わってきます。 35℃台と元値が低い為、 低温になると34℃台となってしまいます。 これは、ちょっと問題です。 免疫などを含め内臓機能に影響を及ぼしてしまうので、 脳の体温中枢でも危険と判断し、下げる事ができないのです。 むしろ、体温を維持していないといけない。 体温維持には交感神経の活動は必要です。 つまり、寝ていても落ち着いておらず、 交感神経が優位な状態で寝ているという事になります。 当然、熟睡ができないとなってしまうのです。 前回のブログ 「セルフメディケーションという考え方 part3 自費治療の利点」 はコチラから 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
「セルフメディケーションという考え方 part3 自費治療の利点」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 安さではなく、質が重要 保険治療は自費と比べ、安い。 その分、一回の治療の短さ・量・手法が限定されてしまいます。 そして、回復の為には回数をこなさねばなりません。 時には、数か月に渡る事も・・・。 一方、 自費は、時間・量・質・手段も豊富。 勿論症状に因りますが、 大方回数も、少なくて済む。 そして、 こちらもある程度、治療のめどがつくまで治療ができるので、 患者さんの体感としても納得できます。 次に、ちょっとした例をご紹介します。 急性腰痛で来られたのお二人の治療例 患者Y様 保険治療 計 18000円 鍼治療 一回: 1200円 実質の治療時間: 20分程度 回復まで通った回数: 15回 回復までの月日: 約6ヵ月 患者S様 自費治療 計 36000円 鍼治療 一回: 6000~9000円 実質の治療時間: 60~90分 回復まで通った回数: 5回 回復までの月日: 1ヵ月 値段は保険が安いですが、 自費は回復回数と期間に大きな差があります。 一番のポイントではないでしょうか。 もし、治療方法が2つあるとしたら、貴方は何を価値基準にしますか? 金額?それとも、時間? どうでしょうか。 勿論、人それぞれ症状も状況も違うので、 一概には言えませんが・・・ 現場では、以下の点をよく耳にします。 ・長々と治療に時間をかける必要がなくなる ・早く痛みから解放される ・定期的なケアに時間を費やす事ができる この様なメリットは保険では得る事はまず不可能です。 季節や時間経過で体も変化するので、 ダラダラと行う事で悪化のリスクも跳ね上がってしまいます。 治ったのだか、そうでないのか分からなくなるのです。 結局、悪循環になり、 悪いまま再発を繰り返してしまう・・・ 回復後のケアどころか治療すら完了していない・・・ その様な例は沢山診てきました。 だから、 「治療は、かける時にきちんと時間とお金をかけるべき」 だと、私は考えます。 「身体こそ資本であり資産也」 皆様はどう思われるでしょうか? 前回のブログ 「セルフメディケーションという考え方 part2」 はコチラから 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
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