びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2019/09/18

「脊柱管狭窄症術後後遺症の痺れ・疼痛改善:T・A様(55歳)part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


秋になってきました。

あのジメッとした感覚が朝はない。

サラリとした風がサーッと抜ける感じが秋を感じさせます。


季節に応じ継続的な治療は重要


針で一発で回復できたら、

針灸師冥利に尽きます。

藤枝梅安の様な針師を目指すところですが、

実際は、

一発で回復できる事もあれば、そうでない事もある。

慢性疾患になれば、継続的にやらねばよくなりません。


現在、T・A氏は週に二回のペースで進めています。

治療当初に比べ、どうしても痛いという感覚は無くなったご様子。

しかしながら、

雨の日など、

湿気が体に影響を及ぼしやすい日は重だるさはあるようです。

脊柱管狭窄症等は、

その構造上、

脊髄神経の通路である故に密閉状態。

脊髄内部は、髄液で満たされており、

その内圧は一定に保たれ、外部とは遮断されているとはいえ、

湿度によっては、内圧に変化をもたらす可能性があります。

梅雨、台風、秋雨、春前など気候変動に応じて、

痛みの感覚が変化する時期です。

更に、

精神状態もダウンしがちで、

当然不安にもなりがちです。


不安が痛みを増幅する・・・


モノは治っているのに「イタイ、イタイ」という方・・・

現場でもとてもよく見かけます。

痛くない事も痛いと思ってしまうのか?

はたまた、実際に痛いのか?

この感覚は本当に判断しがたいものがあります。

お守りの如く、湿布を貼りまくっている方をお見受けします。

貼る事で多少の変化があるのでしょうが、

それで本当に改善できるのでしょうか・・・

多くの調査から、

この様な痛みは、

実際の痛みとは異なるという話。

本当に痛いのとは別で、

記憶で痛がっている・・・

記憶での痛みという感覚というものがあるのです。


実は、脳が痛みを決めている


子供の頃入院していた時の経験で、

骨肉腫で脚を切断した方が、

切断した脚を痛がっていた光景を覚えています。

切断した傷口を痛がるのではなく、

その先の無いはずの脚が痛い。

これは、幻肢痛という症状で、

記憶の中の痛み。

「記憶が痛みを再現している」

「記憶の痛みが痛さの不安を煽る」

多くの場合は、

痛みに対する「恐れ」。

「恐れ」が痛みを増幅させている。

痛みの再現を記憶で引き起こしているケースがあります。


自分で痛みの感覚をコントロールする


今回の患者様も痛いからと言って、

鎮痛剤の投与や湿布を良く使っておりました。

実際、それを行っても痛みが消えなかった・・・

何故か?

それは、記憶からの痛みだった可能性があるからではないでしょうか。

記憶での痛み・・・

先に述べた、「痛みという恐れによる痛み」です。

では、「恐れ」をどの様にしてとればよいか?

ここも回復には重要なポイントという事になります。

プラシーボ効果という言葉があります。

所謂、偽薬を「特効薬」と称し患者に飲ませる。

すると、不思議と治ってしまったというケースです。

ウソでも信じれば真実になる。

というのもありますが、

これは、薬効ではなく体内の自己回復力によるものです。

薬を飲む行為による安心感によって痛みを改善に導く。

精神的な感覚で、痛みをコントロールできるというもの。

「病は気から」

という言葉もあるように、

過度な不安や恐怖は、

交感神経を興奮状態にし、

体の緊張状態を高めてしまいます。

これを針灸でどうするのか?

薬ではない針灸がどの様にして、

痛みそのものの改善に役立つのだろうか?

針にオプジーボ効果を持たせる?

今回はこの辺にて・・・・


前回のブログはコチラから

「脊柱管狭窄症術後後遺症の痺れ・疼痛改善:T・A様(55歳)part1」

完全個室空間でのじっくり治療。

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

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