体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
6月は不安定な時期。
梅雨と乾季の合間にある時期です。
当院でも、この時期、体力・食欲などがどうも調子悪いという女性が多く来院されます。
今回は、この時期何故、その様になるのかを東洋医学的にご紹介致します。
春の余気が体内に残る季節。
春は肝の季節です。
以前、当コラムでご紹介しましたが、春の気の上昇と共に肝の気も影響を受けます。
東洋医学では、
肝臓は気の流れを統括し、情緒を安定させる機能を持ちます。
つまり春とは、精神面の変化が激しい季節。
季節は6月。
この肝も少し安定期に入りますが、上手く肝気を調整できていないと・・・・
特にある臓器がヘロヘロになってしまいます。
過剰な肝気が胃腸の失調を招く
消化吸収。
これが一番の要。
先程述べた、ある臓器とは、「脾」です。
これは、西洋医学の「脾臓と膵臓」が合体した様なイメージと捉えて下さい。
東洋医学では、
通常、肝は心に影響を与え、心は脾に影響を与えるという順番を辿ります。
そして脾は肝の勢いを抑えるストッパーの役割をする事で、心身は安定しているわけです。
でも、季節変化などで、余気を処理できずに肝が勢いづいたままだと大変!!
心を飛び越えて、脾に影響を及ぼしてしまう事があります。
これを、難しい表現だと「肝乗脾」といいます。
文字通り、肝気が脾気に襲い掛かるような感じです。
当然、抑えきれずに脾はダメージを受けてしまう・・・。
因みに、この「乗」とは、強をもって弱を凌ぐという意味。
そうするとどうなるか?
脾はちゃんと機能を果たす事が出来なくなってしまいます。
脾の機能は胃と一緒に消化吸収を促す働きをするのです。
肝のせいで、脾と胃が共にダメージを受けてしまう。
つまり、消化吸収が上手くいかなくなってしまう。
そうすると、筋肉・血液・脳・内臓全体も栄養できなくなります。
結果、
・力が出ない・・・
・食欲不振・・・
・気力が沸かない・・・etc
とこの様な症状が出てしまうのです。
これら症状を解決するには・・・・
次回に続く。
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。