びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2018/01/23

「東洋医学から診る。風邪のお話 part②」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


久しぶりに雪(;・∀・)

次の日に、残るかと思いきや午後は大分溶けておりました。

今、インフルエンザが猛威を振るっています。

又、普通の風邪も結構侮れません。

初期状態だと寒気もあったりと中々鑑別が難しい所。

解熱剤で熱が下がってしまうインフルエンザのタイプもあるので、

風邪と間違えやすい。

 


冬は様々な風邪が闊歩するイヤな季節


冬は、複雑。

風が寒気を伴って吹き付ける季節。

雪が降ったかと思えば、突然暖かかくなったりします。

「寒」の中に突然、「熱」が紛れ込んだりする。

そういった変化に人体は弱い。

だから、冬の風邪は厄介。

鼻風邪かと思いきや熱が出たり、ゾクゾクしたり。


風邪には様々なタイプがある。


風邪は大きく分けて寒性と熱性。

秋は乾燥、冬は寒さといった具合に。

風邪といっても、引き連れてくる気候が関連しています。

例えば、

「背中ゾクゾク寒い・チョイ熱・喉が渇く」という症状。

これを診たら、麻黄湯や桂枝湯・葛根湯というぐらいの典型例ですが。

「風」+「寒」が影響しているので、「風寒性の風邪」といいます。

特に「寒」は、物質を固め、鈍くするという特徴があります。

症状も、全身に回りつつも弱い部分に留まりがち。

脈は通常より、固まった様な感じでやや早め

舌は白い苔が目立ちます。

寒が主なので、体を温める事が重要。

特に、首筋から背中と手足末端を冷やさない事

なので、玉子酒、生姜湯や風呂はOK

 

一方、熱風邪はどうか?

「頭痛・喉痛・鼻乾燥・熱が高く、寒気はさほどない」

これは、

「風」+「熱」で、「風熱性の風邪」

頭から徐々に全身に熱が回る。

脈をとるとボンボン早く流れます

舌は熱による黄ばみが強い。

勿論、風呂や辛い物は発熱を促すのでNG。

方剤で言うと解熱成分のある、銀翹散が有名。

鍼なら、指先にあるツボや肘周りの曲池というツボが解熱に最適。

今の時期はインフルエンザも風邪も蔓延している為、

熱風邪とインフルエンザの鑑別は難しい事もあります。

症状が分からない時には医療機関を頼りましょう。


前回のブログ

「東洋医学で診る 風邪のお話 part①」はコチラから

 

当院の治療メニューはコチラ

本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

  • メルマガ

    メルマガにご登録いただくと、ブログ情報を定期的にお届けします。 無料登録は以下のフォームからお願い致します。