体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
昨日は暖かく、春も近いか、
と思ったのですが・・・
今日は寒さにやられました。
最近、よく眠れないというお声をよく聞きます。
実際、寝ている間で深いか浅いかの区別は感知しづらいですが、
一番実感しやすいのは、睡眠導入時と起床時の目覚め方ではないでしょうか。
熟睡状態とは?洋の東西医学に問う。
生理学的に考えると、
人は睡眠に入る際に、低温になります。
睡眠は体温を約1℃下げないと、眠れない。
あったかいままだと興奮状態なので眠れないのです。
だから、脳の体温中枢で体温調節をして睡眠しやすい体温状態を作る。
これが熟睡状態と言えます。
東洋医学では、
睡眠には「気血」の動きが関係していると説いています。
朝は、エネルギーとして、
目まぐるしく体を巡り、体全体を動かします。
夜になると、
巡った気血が、内臓(五臓六腑)に戻っていきます。
寝ている時は、
内臓に集まった気が、
朝に向けて内臓で力を補充している時間なのです。
気とは血がもつ体温も動かすので、
気が内臓に帰着する時間となると、
脳や体の末端から必要分以外は内臓へ戻ります。
眠い時に「ボーっとする」という状態も、
頭から「気血」が抜けたという事なのです。
そして、全身から気が抜けるという事は、
体温を司る血の巡りも鈍くなる事から、
自然と全体の体温も下がるという事になります。
故に、体温が低くなり、体の眠りとなるのだというわけです。
熟睡できない人の身体とは?
夜更かし、ストレスや精神に問題や体調不良など色々あります。
時に、○○病と名の付くものもあります。
東洋医学的視点では、
気血の動きが悪い事があります。
気血の動きが悪く、夜もきちんと内臓に帰着しない状態が続いている。
これが続く事で、保温が出来づらくなり、「冷え」となる。
それが体の気血の循環を乱している。
一旦、体に「冷え」のメカニズムが形成されると、
中々そこから抜け出せないのです。
「冷え」が熟睡を阻む
以前、平熱は36℃台だと言われてきました。
しかしながら、
近年その平熱が35℃台と低下している人が増えています。
俗にいう「低体温」の状態。
冒頭で、
寝るという状態に入ると、体温が下がると述べました。
しかし、
低体温の人だと話は変わってきます。
35℃台と元値が低い為、
低温になると34℃台となってしまいます。
これは、ちょっと問題です。
免疫などを含め内臓機能に影響を及ぼしてしまうので、
脳の体温中枢でも危険と判断し、下げる事ができないのです。
むしろ、体温を維持していないといけない。
体温維持には交感神経の活動は必要です。
つまり、寝ていても落ち着いておらず、
交感神経が優位な状態で寝ているという事になります。
当然、熟睡ができないとなってしまうのです。
前回のブログ
「セルフメディケーションという考え方 part3 自費治療の利点」
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。