びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2018/02/21

「浅い眠りは冷え性のせい?前編」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


昨日は暖かく、春も近いか、

と思ったのですが・・・

今日は寒さにやられました。


最近、よく眠れないというお声をよく聞きます。

実際、寝ている間で深いか浅いかの区別は感知しづらいですが、

一番実感しやすいのは、睡眠導入時と起床時の目覚め方ではないでしょうか。


熟睡状態とは?洋の東西医学に問う。


生理学的に考えると、

人は睡眠に入る際に、低温になります。

睡眠は体温を約1℃下げないと、眠れない。

あったかいままだと興奮状態なので眠れないのです。

だから、脳の体温中枢で体温調節をして睡眠しやすい体温状態を作る。

これが熟睡状態と言えます。

東洋医学では、

睡眠には気血」の動きが関係していると説いています。

朝は、エネルギーとして、

目まぐるしく体を巡り、体全体を動かします。

夜になると、

巡った気血が、内臓(五臓六腑)に戻っていきます。

寝ている時は、

内臓に集まった気が、

朝に向けて内臓で力を補充している時間なのです。

気とは血がもつ体温も動かすので、

気が内臓に帰着する時間となると、

脳や体の末端から必要分以外は内臓へ戻ります。

眠い時に「ボーっとする」という状態も、

頭から気血が抜けたという事なのです。

そして、全身から気が抜けるという事は、

体温を司る血の巡りも鈍くなる事から、

自然と全体の体温も下がるという事になります。

故に、体温が低くなり、体の眠りとなるのだというわけです。

 


熟睡できない人の身体とは?


夜更かし、ストレスや精神に問題や体調不良など色々あります。

時に、○○病と名の付くものもあります。

東洋医学的視点では、

気血の動きが悪い事があります。

気血の動きが悪く、夜もきちんと内臓に帰着しない状態が続いている。

これが続く事で、保温が出来づらくなり、冷えとなる。

それが体の気血の循環を乱している。

一旦、体に冷えのメカニズムが形成されると、

中々そこから抜け出せないのです。


冷えが熟睡を阻む


以前、平熱は36℃台だと言われてきました。

しかしながら、

近年その平熱が35℃台と低下している人が増えています。

俗にいう「低体温」の状態。

冒頭で、

寝るという状態に入ると、体温が下がると述べました。

しかし、

低体温の人だと話は変わってきます。

35℃台と元値が低い為、

低温になると34℃台となってしまいます。

これは、ちょっと問題です。

免疫などを含め内臓機能に影響を及ぼしてしまうので、

脳の体温中枢でも危険と判断し、下げる事ができないのです。

むしろ、体温を維持していないといけない。

体温維持には交感神経の活動は必要です。

つまり、寝ていても落ち着いておらず、

交感神経が優位な状態で寝ているという事になります。

当然、熟睡ができないとなってしまうのです。


前回のブログ

「セルフメディケーションという考え方 part3 自費治療の利点」

 

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

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