びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2018/03/23

「東洋医学で治療する:春は肝臓に注意」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


もう春・・・・

気持ち良い天気である。


春は気分が憂鬱になったり、

逆に高揚し過ぎたりと困る季節。

前回の最後に「春風」について触れましたが、

東洋医学では、春風は肝臓に影響を与えると説いています。


肝は怒りをコントロールする臓器


古代中国医学では五行説という考えがあり、

喜び

悲しみ

思い

恐れ

怒り

という様に各臓器に情緒が割り当てられていると考えられています。


感情の過ぎたるは及ばざるが如し


例えば、

程よい喜びは、

心を活気づけ脳を元気づけます。

「笑いは脳に良い」

と以前から言われている様に、

笑えば、心血が良く巡り、

面白い事は脳にも良い効果をもたらすからではないでしょうか。

しかし、

喜び過ぎれば、心に悪影響を与え、脳も悪影響を受ける。

肝臓もそう。

軽いストレスは肝臓を鍛え、程よい緊張をもたらす。

しかし、過度のストレスは肝臓を傷め、怒りを増幅させる。

 

 


自然界と体内は同調している


春は風の季節。

とすると

体内でも春の目覚めと共に「風」が起こる。

「風即動也」

風は物を動かし変化させる性質があると説く。

 

体内ではそれを「内風」と呼びます。

この内風を生み出すのが「肝臓」という

専門用語では、

「肝風内動」

といい、

「肝で生じた風が中で動き回る」

と字の如く、

グルグル回りまくり感情をかき乱してしまうイヤな奴です。

あちこちの各臓器に悪さをするので、

各臓器が持つ情緒にも影響をもたらす。

始めは、

だけなら、

妙に怒りっぽく、イライラ感

という程度ですが、

何らかのストレスが加わると肝臓が耐えられなくなり爆発・・・

あちこちに内風が波及します。

例えば、

(消化吸収)に行けば、沈思になるだろうし、

に影響すれば、ビクビク挙動不審になったり、

に影響すれば、ふさぎ込んでみたり、

に影響すれば、妙なハイテンションになったり、

と感情が乱れ飛ぶ。

まあ、程度は人によって異なりますが、

世にいう、春はおかしい人が多いというのは

恐らく、この様な影響が根底にあるからだと言われています。

 


前回のブログ

「東洋医学から診る:春の関節痛・心の不安定」

 

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

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