体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
秋です。
こちらでは、この連休、お祭りです。
雨が降らない事を願っています。
一旦下がると元に戻すのには一苦労
夏場、仕事環境でクーラーに晒されてしまって、すっかり体が冷えてしまった・・・
「夏場の冷え性」
暑いのに寒い、体調が思わしくない・・・と色々問題が出てくる季節です。
かと言って、真夏に運動しようとか、中々難しかったとは思います。
とは言え、下がってしまった体調、簡単には戻ってくれません。
冷えに悩む方は、
慣れきってしまった冷えを冬に向けてどう改善していくかが問題です。
発汗すれば体温上昇か?
単に発汗して、体が熱くなれば体温が戻るという様な簡単な理屈ではありません。
運動による体温上昇は、運動している間の一時的なものに過ぎません。
発汗による爽快感で満足しているからです。
でも、体の中はそんなには変化していません。
冷え性を持つ方が、
運動により一時的に体温を上げても、
運動後、余計に冷えてしまうという事実。
そこには、冷えの体質に気づいていないという根本的な問題があるからです。
冷え症と運動の関係
一般の健常者が運動するのと冷え性の方が運動をするのではちょっと異なります。
運動すると過剰な熱を逃す為、
発汗して一時的に体温が上昇しますが、
元々冷えている上に、内臓機能も弱りがちです。
作られた熱は汗と共にほとんど出て行ってしまいます。
何とか作った熱なのに、
すぐに出ていってしまうので蓄熱できない・・・
内臓が保温できない・・・
エネルギーを消費してしまっただけ・・・
更にダウン・・・
疲れが増す・・・
又運動する気になれない・・・
こうした、負の連鎖が生まれ、
体力・精神的共に、継続的に運動するメカニズムができなくなってしまうのです。
この問題が分かれば、運動だけを一生懸命やっても難しいとお分かりになるでしょう。
これは東洋医学的に言う所の
「気虚」
という状態。
「気虚」の状態での運動は単なる消耗に過ぎません。
心だけが先走ると・・・
身体を無視して運動したい一心で継続すると・・・
内臓を傷めてしまいます。
例えば、「脾」「肺」「腎」などに被害が及んでしまいます。
「脾気虚」といった、栄養循環に問題をもたらす症状に発展したり、
「肺気虚」といった、風邪をひきやすくなったり、喘息、アトピーなど、
時には便秘にも繋がってくるのです。
更に、
「腎虚」といった、体熱・精の消耗という問題に及びます。
もし、運動がどうしてもしたいなら、
体をホットな状態を作る事をめざしてからにしたいですね。
前回のブログはコチラから
完全個室空間でのじっくり治療。
冷え体質の改善!!びわ葉と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。