体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
まだ、暑く成ったり寒くなったりと気候が安定していません。
こういう時の人間の身体というものは、
衛気(体表面を守る気)が損耗しやすいので、
すぐに、外邪(西洋医学で言う感染)の侵入を許してしまいます。
特に、今の時期の邪気は色々気候が混ざっていて不安定なので、
鼻、喉、熱などの風邪に加え、胃腸に直中など種類が豊富です。
風邪になる前に、まずは予防。
ツボなら風呂にでも入って大椎を良く温め、
生薬ならハチミツ・桂枝・生姜などを取り入れのがベスト。
ちょくちょくやって予防に役立てましょう。
灸の王者、びわの葉灸
さて、前回の続き。
灸療法は、当院でも状況に応じて使い分けますが、
個人的な好みは、やはり間接灸。
火傷による火傷痕や感染なども危険を回避する意味でも良い。
その間接灸の中でも、びわの葉温灸。
灸の効能は、
熱
匂い
もぐさ
です。
間接灸は、
熱
匂い
もぐさの下に当てる物質
です。
このもぐさの下に当てる物質によって、効能が違ってくるのが特徴。
ニンニク・塩・味噌など色々あり、どれも良い効果を期待できますが、
びわ葉は別格な存在。
びわ葉は、古代から鎮痛・腫物の類の薬としてインドでも重宝されていたそうです。
時を経て日本に伝来し、日本人のとある坊さんが、びわ葉の上に灸を乗せて治療されたとか言われております。
はるか昔は、お坊さんは博学でエリートでした。
医学なども身に着けていたので、治療もできたのだとか。
初めて、この治療に出会った時、
びわ葉に対して、何だかとてもすごい力を感じたのを覚えております。
私が弟子入りした治療院では、
青森や北海道など日本各地からたくさんの患者さんが来院されていたのを覚えています。
その方々の多くがガンや悪性腫瘍などで、びわ葉温灸に頼って来られていたのには驚愕しました。
びわ灸の底力
独立開業したての時、まだまだ未熟な技量の中、治療せねばならなかった時、
びわの葉灸のおかげで、患者様の悩みに対してびわの力に助けられたのを思い起こします。
自家製の太く硬い棒灸から出る強烈な熱が、葉を通じて体をよく温めます。
そして、びわの葉が熱された時に出るアミグダリンという物質。
鎮痛・抗酸化・抗ガン・抗腫瘍作用などをもたらします。
アミグダリンの効果・効能に関しては、色々と論じられていますが、
個人的には、臨床を通じて結論から、
多くの方の様々な疾患の痛みに対して貢献してきた事から、
非常に有効な治療法と考えております。
特に、冬場に傷めた筋肉や内臓等の疾患やリンパ系に起こる問題に本当に助けられました。
急性腰痛などでは鍼で、お決まりの場所に刺して、一晩寝れば大抵回復するのですが、
慢性痛や内臓痛・神経痛などでは、中々思うようにはいきません。
その様な時、びわ葉温灸は本当に役に立ちます。
あと、鍼の刺激に耐えられない体力の方や刺激に敏感で苦手な方は、
お灸の中でも、刺激と熱量調節が容易なびわの葉温灸が良いのではないかと思います。
前回のブログはコチラから
完全個室空間でのじっくり治療。
冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。