体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
謹賀新年。
今年も宜しくお願い致します。
今年も良い出会いが沢山ありそうです。
さて、
新年いきなり
腰痛患者さんの登場。
何でも、昨年の暮れの大掃除の際に、
バケツをヒョイと持ち上げようとしてやってしまったとか。
片足を引きずり、
歩くのもやっとな状態で、
座っているのも辛いとか。
問題は、仰向けで眠れない。
うつ伏せか横向きでしか横に慣れない。
これは、何とかしなければなりません。
というわけで、
早速治療開始。
痛い場所は限定しているが、
派生痛もチラホラ。
幸い、痺れ(神経様痛)は無いそうなので、
痛みをとるという方法を選択。
今回はコントロールしやすい中国針で・・・
よくある典型的な場所に刺します・・・
数度の運針・・・
すぐに反応が来ました
皮膚表面に赤みがさしていますね。
かなり、反応が良く、血流が巡り始めている事が見受けられます。
打った瞬間、「ウオッ」と一声。
腰から足にドーンと響いたらしく、
足がビクッっとなっていました。
因みに、
刺鍼後に筋肉がブクッと締まるのを、
中国医学では、
「得気」
と称します。
これは、気の停滞が改善しつつある現象。
針と術者の気でもって、
この停滞を解き、導くという治療。
東洋医学は、
イメージの治療。
何処にどの様な流れを持っていくか。
患者と術者の気を通し合う治療であります。
病的な部分は、
気の流れが悪い。
これを専門的には、
「不通即痛」
といいます。
流れが悪くなると、
患部にエネルギーが巡らずに、
痛みや痺れが起こるのです。
逆に、痛みや痺れは、
危機的状態である事を知らせるサインでもあるのです。
この状況を軽く見て、
やたら滅多に、
鎮痛剤を投与しては良くありません。
この痛みが何かを考えて治療していかなければなりません。
次にパルス(電気通電)
筋性防御による筋の過緊張が働いているので、
少し、和らげてあげないといけません。
派生痛の影響もあったので、
ここいらにも・・・
パルスは初めてだという事でしたが、
かなり、お気に入りのご様子でした(⌒∇⌒)
次に仕上げのびわ葉温灸・・・
もぎたての葉っぱ・・・
活きが良いモノを使います。
初めに、びわ葉をもってこうか迷ったのですが、
手が勝手に中国針を求めてしまった・・・
でも、結果的にはこれが正解でした。
患部~周囲にまんべんなく・・・
びわ葉は本当に温まりますよ~
やっぱり、間接灸の王様~
やっていると、
自分が受けたくなってしまう位、最高です。
当に、至極の時でしょうね。
しっかり温めたので、
これで終了です。
痛みもほぼ改善されたようです。
試しの起き上がりもスムーズでしたが、
ゆっくり動かされるようご指導させて頂きました。
「今日は痛みをとる事に集中したので、
治療は完全ではないので気をつけて下さい」
とお伝えして終了。
ご本人も、又来られるとの事でした。
真っすぐ歩いて帰られました。
急性腰痛の再発を防ぐには
ギックリは慢性腰痛に多い疾患です。
昔、腰を痛めたとかという事が多く、
多くの場合、
痛みが治まったから、
自己判断で治療を中断した
というケースが多いのが実情。
経験上、
特殊な状況を除いて、
いわゆる、ぎっくり腰という、
この手の急性腰痛の鎮痛は、
大概、上手くいく事が多いです。
しかし、
治療は痛みが治まったから終了ではなく、
治まってからの治療が最重要
だと言えます。
以下に、気をつける項目を書いときました。
✔ 自己判断で治療を中断しない
✔ 寒暖に関係なく、中腰で物は持たない
✔ 季節変わりや多忙を極める時期は要注意
✔ 少しでも、調子が悪いと感じたら、
すぐに治療をする癖をつける
✔ 適切な指導による筋力強化
✔ 朝起きがけのくしゃみは、要注意!!
座るか、かがむべし
勿論これらを守っても、
起こる時は起こってしまうのがギックリです。
しかし、
気をつけておくのとないのでは大分違います。
前回のブログはコチラから
完全個室空間でのじっくり治療。
冷えは万病の元!!
びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。