体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
毎日曇り空・・・
気分的にもスッキリしない日々が続いております。
天気と人体とは影響しあっています。
もうすぐ梅雨もあけるので体調変化に注意した所です。
最近ガンの問い合わせが頻繁に続いております。
抗癌剤や放射線治療など、一定の治療を終了した方。
或いは
継続中の合間に何か体に良いものはないかという問い合わせが多くあります。
さて、今回は肝臓ガン患者(Y様 60歳)のお話。
一般的なガン治療の合間に起こる副作用や痛みに対し、
痛みの減退を目的にご相談されました。
この方の現在の症状を簡単にご紹介します。
肝臓ガン(C型肝炎由来)stage4
現在のお悩み、
・時折発生する強めの疼痛
・抗ガン剤による眩暈
・下肢の浮腫
いわゆる典型的な末期症状であるといえます。
当院の治療、
痛みと浮腫に対して中心に温熱療法を開始。
患部及びその周囲、
経絡上に起こる異変に対し、
びわ葉温熱及び針を併用した治療。
一回の治療は2時間半から3時間。
週2~3をベースに6か月+自宅用温熱療法を指導し実行して頂く。
結果、
疼痛の軽減、浮腫の改善による歩行改善
ガンの進行の減退による生活の質の改善
腹部肋骨下端に触れられるゴツゴツした肝ガンが減退した感覚を感じた。
ご本人も意欲的に治療の継続を希望。
生活の質を高める治療
この結果をどの様に捉え、解釈するかはその方次第です。
末期の状態において、
完全な回復を求める事は非常に困難です。
日々の体調を維持するですら困難な時もあります。
その中で、痛み自体に不安がない。
これは、非常に重要であると考えます。
ガンの状態であっても「ガン=死」ではありません。
患者本人からすれば、
痛みや浮腫の障害から解放されるだけでも
非常にありがたい事でもあります。
「痛みを気にすることなく普段の生活ができる」
そこに希望が生まれるからです。
機能的に問題が無く、
楽しく一般の生活を送る事ができると捉えれば、
それはそれで良いのではないかと考えております。
だから、
「まずは痛みをとる」
この考えは、回復に拍車をかけます。
ここから回復の糸口を見つけていけば良い。
その様に考えます。
病気になるという事は、
その方に全く問題が無かったとは言えません。
今までの生活などに無理があった故に生じる事も多分にあります。
固定観念や考え方を変えるチャンスであるとも言えます。
本日はこの辺にて・・・
前回のブログはコチラから
「鍼灸治療で治す!!:内臓の養生には灸がオススメpart4」