体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
今年の梅雨は長い。
いつになったら晴れるのか。
風寒湿が影響する感冒も流行っています。
中々にしつこいので注意したい所です。
温熱療法のガン治療適正
温熱療法は古くから効果を上げております。
特に、痛みや血管拡張など。
では、何故その様な効果が見込めるのか?
その理由は、熱の特性にあります。
熱は末梢血管を拡張し、末梢神経の興奮を鎮める
通常、患部は熱感を呈していない状態を除き、
正常な部位と比較すると冷えております。
患部は常に、血管が縮小し血流不足にあります。
痛みが強くなりやすい環境とは、
患部損傷と血流が滞りやすい部位にあります。
更に、ガン特有のガン細胞自体が発する特有な痛みが加わる事で、
余計に痛みを認識しやすいのです。
熱を冷えた患部に当てる事で、
末梢血管拡張が起こり、
体内に存在する鎮痛物質が患部に輸送され、
痛みが緩和されていくのです。
又、血管拡張による恩恵は、
血管外(間質)に存在する不要な水分を再吸収する事ができます。
それにより、不要な水分が血管内に吸収され、
腎臓によりろ過され膀胱を通じ、
尿として体外に排出されていきます。
びわ葉の特性とは
上記の説明だと、
「なら、温熱療法ならどれでも良いのでは」
という事になります。
確かに、
温熱単独でも一定の治療効果は見込めます。
しかしながら、
何故びわ葉が治療法として受け継がれてきたのか?
びわ葉と温熱でなければならない理由があるのです。
びわ葉は、アルコールや熱に反応すると薬効を生じます。
びわ葉には、ビタミンB12と言われる成分が多分に含有されています。
これが、熱やアルコールに反応し、人体内の酵素と結びつくと、
・鎮痛
・強肝
・抗ガン
・抗腫瘍
・解毒
など多岐に渡る効能を発揮するのです。
以上をまとめると、
びわ葉温熱には、
熱による血管拡張
血管拡張による薬効吸収率の増大
という相乗効果が見込めるのです。
ガンの痛みのケアとしてびわ葉温灸を上手く利用する
「人はガンでは死なない。
多臓器不全や感染症で死ぬんだ。」
という言葉は正しい。
ガンは正常な細胞が得ている栄養を横取りし、
自らを増大させ、正常な生理現象を抑制し、
最後は人体もろとも滅んでいきます。
自分の細胞が自分を機能させなくしてしまう。
言わば、自己崩壊プログラムの一つなのです。
その様なガンですが、
ガンで一番厄介なのが、
痛み
ではないでしょうか。
筆者も腫瘍の経験があります。
あの疼く様な刺痛は説明し難いものです。
この痛みをどうにかしたいという事で、
びわ葉を大いに利用したわけですが、
腫瘍の消失
痛みの消失
という貴重な経験をしました。
びわ葉の力は未知な事が多い。
不思議な葉っぱです。
しかも、
温熱とびわ葉を組み合わせる事で、
色々な可能性が生まれてくる。
自身が治療家として、
様々な患者にびわ葉を使ってきました。
無論、びわ葉温熱は万能ではありません。
よく、他の治療で
「○○でガンが治った!!」
など目にしますが、
そんなにガンが単純なモノではない。
正直、ハッタリな部分が多いと思います。
でも、筆者の経験として、
びわ葉温熱をする事で
一定の痛みを抑える事ができる。
という事実は信じる事ができます。
しかも、副作用が起こりづらい。
末期になって、ガンが消失するかどうか・・・
それは、ある意味無謀な賭けでもあります。
ガンと共存するという考えも視野に入れるべき。
併存しつつ、免疫強化などをすれば道もあるのです。
その障害となるのが痛みなのです。
この痛みの心配がなくなるだけでも、
どれほど人は元気になれるか。
痛みに悩む患者にとっては大変な事です。
びわ葉はそれだけの力を与えてくれるのです。
前回のブログはコチラから
「びわの葉温灸治療に求める: 肝臓ガンにおける緩和効果 Y様(60歳)part1」