びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2019/08/02

「夜中の異常な汗のかき過ぎが改善:M様(50歳)part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


猛暑到来。

7月のうっとおしい雨とは裏腹に、

突然の猛暑。

この時期体調を崩される方が続出。

体調管理を徹底したい所です。


猛暑という事で、汗はつきものです。

暑いから汗をかくのは当たり前ですが、

かき過ぎるのも困りものです。

それをどうにかならないかというご相談。


夜中の大汗


M様(50歳)は、就寝時の寝汗にお悩みでした。

以下に症状の詳細を少しだけ列挙しました。

寝巻はおろかシーツにまで染み出す程の大汗。

特徴的なのは、

上半身特に首辺りが酷く汗をかく。

手足のボワーっとした火照り感を感じる。

普段は冷え性な位の手足だが、夜は逆。

風邪を引き易くなった。

汗のせいかよく眠る事ができない。

季節は問わず、冬も寝汗をかくという。

日中も汗かきなので、動くとすぐに服が濡れてしまう。

口渇もある。


温熱療法を中心に対処


所要治療期間は1~2か月程度を目標とする。

治療法は温熱を中心。

週に2度で2時間程の割合で温熱を実施。

針も同時に陰陽を調節する為に刺鍼。

針をした後、手先とお腹の中が温かく感じたとの事。

脊柱を中心に主要な穴を選択し、重点的に加熱。

病んでいる部位は、

思った通り中々血流が行き渡らず反応が鈍い。

最初は、異常なまでの熱がりの反応を呈していたが、

加温を繰り返す内に徐々に安定。

それと同時に患部を含む主要穴が赤みを帯び治療は終了。

施術後は、

以前より、よく就寝でき少しづつではあるが汗の量が減った様な気がした。

との反応。

助言として、方剤(漢方)を飲みたいなら、

六味丸を推奨。

感覚としては、

より根本の治療もしていきたい所だが、

このままの治療方針で、ある程度症状は安定するのではないかと感じました。

普通に考えれば、

汗をかくのに何故熱い療法を使うのか。

と思われるかもしれません。

汗というのは暑いからかくだけではありません。

汗を抑える機能が弱くなっている事もあるのです。

そこを治療しなければ、症状も改善しないのです。


寝汗は盗汗という


汗は、体温調節には重要です。

健常であれば、一定量の汗で収まるはずですが、

必要以上に汗をかいてしまう場合があります。

これも、異常な状態の中で体は何とか汗の調節をしているのですが、

機能低下している部分を調節しないとやはり無理があります。

 

しかも、夜間の汗は厄介。

寝汗は東洋医学では、汗が盗まれると解釈します。

イメージとしては、

寝ている内に、ちょろちょろと勝手に汗が出て行ってしまうという感じです。

汗の抑えが効かなくなったのと、

体温調節がちょっと乱れている状態。

という事になります。

汗を管理するのは、内臓の機能。

特に肺・脾・腎・心

その中でも、

今回の疾患では、

肺と腎の機能が中心となっていきます。

今回はこの辺で・・・


前回のブログはコチラから

「びわの葉温熱療法を求める:肝臓ガン(Y様 60歳)part2」

完全個室空間でのじっくり治療。

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

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