びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2019/11/14

「変形性股関節症 骨頭置換術後後遺症緩和例:55歳 K様 part3」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


秋の雰囲気も今日までという事です。

明日からは真冬の寒気が襲来とか。

いきなり寒くなるので、

体調変化に注意しましょう。


術後の違和感の原因


股関節の問題は非常にデリケートです。

全体の重力をこの関節で支える為、

少しでも筋肉のバランスを崩すと違和感が生じ、

ストレスとなり痛みなどを伴う歩行障害に発展してしまいます。

特に、骨頭置換術の術後は、

内部のバランスが崩れがちです。

傷口が痛みや、周囲を囲む筋肉の違和感なども起こる事があります。

痛かった頃の感覚もあるので、

その感覚や手術後の不安が重なる事は大いにあります。

ある程度はリハビリで対応します。

その期間に改善すれば良いのですが、

リハビリ後に起こる事も多いのです。

その原因として、

1・日常生活の中における体勢の変化によるもの

2・負荷のかけ過ぎ

3・心因的な問題(再発の不安・痛みに対する恐れなど)

等が挙げられます。

長年の生活パターンというものは中々変えられるものではありません。

自分にきちんとした負荷をずっとかけ続けるというのは非常に難しいものです。

更に、人によっては痛みに対する不安などもある事から、

心因的な要因が痛みを憎悪している可能性もあります。


リハビリ後の針灸治療は筋バランスの改善に必要


大体の病気でもリハビリ期間が終わると、

ほとんどの方はそれを続けなくなります。

上述の如く、自分の慣れた生活パターンに戻るので、

姿勢制御から負荷のかけ方などもすぐに戻ってしまいます。

それは体的に言えば良くない事ですが、

実際は、そういう事で違和感が出る事の方が多いのです。

針灸治療では、

問題の起こる部位とその周辺、

更には、その先の起こり得る問題を見越した治療をしていきます。


対症療法と根本療法の併用


股関節疾患に限らず、手術したのに痛みが消えない事への不安などはつきものです。

アスリートが術後に初めて動かす時の恐怖心などもそうですが、

治っているかを試す時の不安感や

使用し続けていく事への不安感は中々解消できるものではありません。

「又痛くなったらどうしよう・・・」

「壊さない様に・・・」

など不安が重なる事で、

各筋肉の緊張度合いも変わり、

動き自体にも緊張が出てしまいます。

それがリハビリ期間に改善する事もあればそうでない事もある。

今回のケースは後者のようでした。

問題の股関節周囲の筋バランス変化やそれに連結する、腰部や膝に至るまでが治療対象になります。

股関節が悪い人は、

痛みを軽減しようと姿勢が前傾になる為、

腰部に負担がかかってきます。

更に、股関節にかかる体重負荷が膝にかかる為、

お尻周辺は硬めになり、

膝の内側や外側に痛みが生じる事があります。

手術後でもその姿勢の癖というものは中々抜けないものです。

その結果、

腰痛としてのコリや、下肢の内外側の筋の張りなどが起こりやすくなります。

加齢により、筋肉量も低下するのでその症状が憎悪していく事が考えられます。

針による施術として、

対症療法的には、患部の緊張の緩和。

問題の股関節は既に解決しているので、

日々の姿勢や習慣で生じた筋の歪みを針で調整していきます。

問題が浅部にある事が多いので、

筋膜を軽く貫く程度に止め、

深く刺入せずに軽度の刺激を持続的に行う事を心がけています。

更に、その先にある膝や腰部や脊柱などで問題が起こっている事が推測できる場合は、それも治療対象とします。

治療のタイミングとしては、

痛みが出たら、なるべく我慢しない事。

ある程度一定期間は治療を集中的に行う事が重要です。

痛みを溜めずに筋肉の緊張を解消していく事が股関節の負担軽減に繋がるのです。

痛みの不安が無くなれば、痛みが起こるのではないかという心因的ストレスからも自然と解放されていきます。


前回のブログはコチラから

「変形性股関節症 骨頭置換術後後遺症緩和例:55歳 K様 part2」

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

 

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