びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2020/01/16

「慢性腰膝痛に中医学的治療による針灸+漢方剤の併用事例part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


冬の雨は一番辛い・・・

寒い上に更に冷水の追い打ちが来る。

ジワジワとくるのが耐えがたい。

それなら、雪の方が良い。

乾燥するとインフルや風邪が怖いので、

たまに雨が降った方が良いのですが、

出張治療の際は辛い所です。

 


冷え性腰痛のY・T(55歳)


この方は、慢性腰痛との事でご来院されました。

簡単なデーターを少し紹介します。

Y・T様(55歳)

主訴:慢性腰痛・膝痛

体格:痩せ型

初見:腰部の張り感は中程度。

   深部に多少凝りは見受けられるが、押してもさほど反応が見られない。

   むしろ、力弱いといった感じである。

   各種理学的検査も陰性。


腰痛歴は15年程。

10年前に胃癌手術あり。

元々体は冷え性で、睡眠が浅い。

お風呂は入るが、10分程度で済ましてしまう。

少しの運動でも腰に負担を感じてしまう。

最近、膝も痛くなってきた。

整形では、X線診断後、多少腰椎間が狭まっている慢性腰痛と判断された。

湿布処方、低周波、マッサージ療法を受けているが中々改善しない。


とよくある内容です。

まず、問題があります。

湿布・低周波という治療。

場合によっては悪くはありませんが、

このタイプの腰痛には不向きです。

この方は冷え症があります。

これをベースに治療方針を考える必要があります。

中国医学では、腰痛とは内臓との関りも加味する為、

患部に熱感が強いわけでもないので冷やすのはよくありません。

逆に冷やす事で、更に血流を悪くさせてしまっている。

湿布の効果を感じるのは、鎮痛の薬効成分によるもの。

しかも、一時的な現象に過ぎません。

もはや、貼って安心の為に使用しているというもの。

筋自体は、張り感はさほど強く無いので、

実質的には「陽虚型腰痛」です。

低周波をかけて筋の収縮を促し血流改善も期待しても、

元々筋自体が栄養されていなく、力が無いので、

かけることで老骨にむち打つ様な状態となり、

却って、生気を弱めてしまう結果となります。

故に、治療プランを見直す必要があります。


冷えの腰痛は意外な特徴がある


具体的な病名などが判明していない状態であり、

問診の段階から怪しいと思ったら、

脈と腹をチェック。

更に

浮腫の有無

睡眠の質(導入及び眠りの浅さ)

手足の冷え

便の状態など

をチェックしていきます。

そうすると、大体面白いように当てはまるのです。

これら絡めば「冷え」は必ずいます。

それが腰痛に絡みつく要因となり、

冷え性(陽虚型)腰痛・・・

というわけなのです。

この「冷え」はしつこいのです。

ちょっと対策するだけでは中々改善しません。

具体的にどう治療するのかを見ていきたいのですが、

話が長すぎたので、今回はこの辺にて・・・


前回のブログはコチラから

「慢性腰膝痛に中医学的治療による針灸+漢方剤の併用事例part1」

完全個室空間でのじっくり治療。

冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です

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