びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2020/03/13

「ストレスと腰痛の関係 part3」

 

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


もう桜が開花したとか。

今年の春はもう来たのに、

コロナショックで心は弾みません。

どうにか終息して欲しいと願うばかりです。


精神的ストレスが腰痛に至るとは


物がぶつかった、或いは連続的な過労や一度に体重が腰にかかる事で、

腰痛を経験された事はあると思います。

これらは物理的な作用の結果、

腰の筋繊維、軟部組織、骨に影響を及ぼすという事で説明がつきます。

一方で、

誰もが精神的なストレスが腰痛に繋がるという様に考えは至らないであろうと思います。

実は、その様なケースが増えているのです。


ストレスは肝臓に蓄積する


中医学では、「精神的ストレスは気の巡りを停滞させ、肝臓を傷める」

とあります。

長期的なストレスというのものは、まず肝臓で受けます。

肝臓は精神ストレスの受け皿でもあるので、

ある程度のストレスを耐える事ができます。

すぐ怒りやすい人など感情に苛立ちがある人は、

肝臓の力が弱い為に、肝臓の陽気が上がりやすく、

他の臓器に悪影響を与えやすいのが特徴です。

その様なタイプはいつも筋肉が緊張しております。

さわると敏感で硬く張っていいるという印象を受けます。

大体はこのタイプは中年までが強いでしょう。


疾患は弱い所を攻める


ストレスによって出た肝の影響がどの部位に影響を及ぼすかが重要です。

人間は全て正常な方はそれ程おりません。

個人差で変化します。

疾患は弱い部位に影響が出ます。

例えば、肝臓で受けたストレスが、

元々脾が弱い人が、

脾に影響を及ぼせは、消化吸収に影響を及ぼし、脾の表にある胃が痛くなります。

所謂、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などが当てはまります。

この様な人は、ストレスで胃がやられたと思うでしょう。

又、

腎が弱い人が、

腎に影響を及ぼせば、腰に問題が生じ、腎の表にある膀胱も炎症を起こしやすくなります。

この様な人は、ストレスで血尿が出たと思うかも知れません。

今テーマの様に、

ストレスが腰痛に発展するのではないかと思った患者さんは、

肝と腎の関係に問題があると言えるでしょう。

肝臓と腎臓は兄弟の様な関係ですので、

どちらかの機能が障害を受けると、必ずもう一方も障害が生じます。

つまり、

肝の力が弱まる事で、腎臓の機能も弱まり気の生成が減退し、

結果として腎の後ろにある腰の筋肉が弱まってしまう。

又、中医学では腎は骨やその結合組織を強めますので、

腎の力が減退すると骨が弱まってきてしまう。

所謂、加齢による脊柱管狭窄症など老化による特殊な腰痛は、

腎気が弱まってくる事で発症しやすい事が知られています。

いずれにせよ、少ない衝撃で腰痛になりやすくなってしまうのです。

これを、中医学では「腎陽虚性腰痛と称します。

特徴は、

冷えを伴いやすく、冷えで憎悪する。

発汗しやすく、冷えやすい。

腰部だけでなく膝も障害を負いやすく、腰部膝部に力が入りにくい。

夜間頻尿。

熟睡ができない。

恐れや不安を抱き易くなる。

などなど

とまあ、

腎が弱くなると心理的にも影響が出てしまうという不思議なものです。

治療法は、温補腎陽

という方法をとっていきますが、

これについては「腎を強めて腰痛を予防する治療」でご紹介していきます。


前回のブログはコチラから

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

 

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