体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
連日気温が高い日が続いたおかげで
桜が満開となりました。
今年は、出店もない事で少し寂しい感じもありますが、
それはそれで、静かな花見も趣があります。
腰を治すには○○をする
前回も触れましたが、
腰は、人体を支える要であり、
腰が崩れてしまえば、膝もガクガク。
体は支えられません。
腰とは内臓で言う所の腎臓の位置にあります。
そこには、重要なツボがあり、
腰の横ラインに沿って、命門・腎兪・志室と左右に3つ並んでいます。
これらは陽を補う経穴として臨床上重要視されています。
しかし、老化、過労、房事過多、冷やす、精神的ストレスなどがかさむ事で、
次第にツボの気が失せ、血液の巡りが悪くなり、
最後には腰に力が入らなくなってしまいます。
そこにほんの少しの力が加わる事で、
簡単に腰痛になってしまうのです。
腰痛の人は皆冷え性です。
腰がずっと冷えている状態です。
治療法は、温める事が重要なのです。
腰痛に灸を据えたり、針を刺す施術に意味があるのは、
その弱っているツボに気血を戻してあげるという目的があるからです。
湿布はいつまで使えば良いのか?
よく、腰痛持ちでいつも湿布を貼る人がいます。
急性腰痛で痛みが強い短期的な時期に使う程度なら良いですが、
長く張り続ける方は要注意です。
「貼ると、痛みが落ち着く」
など言われますが、
それは、お守りの様な心理的作用と薬剤による鎮痛効果が働いているからに過ぎません。
それを外すとすぐに痛みが戻ってしまう。
冷湿布は患部を冷やしますので、
基本的に急性疾患でないといけません。
慢性的な痛みにはNGです。
湿布を貼る事で、鎮痛薬に対する耐性ができ、
慢性的に患部を冷やす事で、気血の巡りを阻害する事になります。
貼り続ける期間が長ければ長い程、
自然回復を遅延させる原因になってしまうのです。
温める事はストレス緩和にも役立つ
治療での温熱療法というものは、心を温める治療でもあると考えています。
灸や温泉などもそうですが、
暖まると心が穏やかになります。
科学的なメカニズムとしては、
実際に得られる薬効と暖まる事で得られるストレス緩和による相乗効果があります。
頭がカッカしている時を思い出してみて下さい。
体の上半身に熱が上がり、
心臓はドキドキし、
四肢末端は手汗が出て冷えていませんか?
言わば、冷え性の人と似た様な症状でもあるのです。
その様な時は、手足を刺激したり、温めると良いかも知れません。
暖まる事は、脳や精神の緊張状態を緩和し、副交感神経が優位になります。
その結果、血管がバッと開き、患部に血流が行きやすくなる。
実際の臨床でも、
針の前に保温を全身に施す事で患部の治癒効果に大きな変化がある事が分かっております。
痛みを抱える多くの患者は、来院時は痛みから体が緊張しきっています。
治療以前に体の様々な部分での硬さが目立つのです。
これでは、治療になりません。
特に寒い日や春先はその傾向が強いのです。
故に、当院では、
冷えが目立つと判断した場合は、体を治療する前に温める事を先に行います。
通常治療と比較しても治療効果も全く異なるから驚きです。
前回のブログはコチラから
完全個室空間でのじっくり治療。
冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。