体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
道端のびわの実はもうよい時期になりました。
梅雨になり、湿が関節や内臓を阻害する季節。
体調管理に要注意です。
葉の恩恵
びわの実は年に一度。
6月中旬が最盛期ですが、
葉は一年中生えています。
治療では専ら葉を重要視します。
葉は薬効に優れ、使用用途も多岐に渡ります。
お茶、焼酎漬け、びわ葉の風呂など日常生活に密着した使用用途から、
治療では、びわ灸、びわパックなど存在します。
昔から非常に重宝されています。
治療現場におけるびわの葉温熱療法
当院はびわの葉治療院と銘打っているだけに、
びわの葉で治療する技術に長けております。
「冷え、難病にはびわ葉」
とご連絡を頂いた事もある程、
知る人ぞ知る温熱療法。
治療道具はいたって単純。
びわの葉
棒灸
当て布
当て紙
の4つだけ。
治療で使用する葉も好みがありますが、
治療に使える葉は何でも良いというわけではありません。
やはり、実際に葉を触って感じる感覚がとても重要です。
程よく肉厚で、程よく幅が広い葉。
灸熱を当てた時に、熱が皮下に程よく通る程の肉厚の葉。
薬効と熱が治療の要だけにこの部分はこだわりたい。
そして、棒灸の存在。

(普通の棒灸の1,5倍程度の大きさ)
これも自分自身で作ります。
棒灸も市販のものもありますが、
こちらが求めている熱量とは異なる為、
灸もぐさから選び、オリジナルを作る必要があります。
治療では、灸の熱量が決め手になるので、
治療中の灸熱の管理は経験が必要です。
灸もぐさも季節や湿気などによって大きく変化します。
治療効果に大きな影響を与えてしまうので注意が必要です。
受けた感じとしては、温かく気持ちが良い治療であります。
やや熱いくらいで、程よく熱が葉を通じて体内に届くと、
灸を打った後が、に赤みを帯びる。
写真の様な反応が理想なのですが、
実際、この治療を望む方は大抵重症な方が多いのが実情です。
それ故この様にきれいな反応が残るわけではありません。
熱を加えても、すぐに反応が消えてしまう。
中国医学で言う所の気血が至っていない「虚」の状態です。
肌はくすみがかっているか、もしくはハリ無く力無し。
この様な状態を戻すには時間が必要です。
熱の体内循環を改善させるには、
何度も注熱を繰り返さなければなりません。
それだけ、体内の熱環境が悪く、
芯まで冷えている事が多いのです。
なるべく心地よい治療を目指したいのですが、
治療効果を出さなければ意味がありませんので、
時に熱いと感じても、その方にとって必要な熱を送り込む必要があります。
ごく稀に火傷などを起こす場合もありますが、
消毒を徹底し感染防止に努めながら治療を行い必要があります。
前回のブログはコチラから
「びわの実と種と葉 part1」
完全個室空間でのじっくり治療。
冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。