体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
梅雨で毎日曇り又は雨の日が続いています。
心も体も何となく元気がないという方は多いのではないでしょうか。
この時期の影響は大体「湿」が絡んできます。
東洋医学の「湿」は嫌なもの。
家の中でもカビやシミが増えます。
これは体全体での影響も計り知れません。
体全体に及ぼす影響も多々あり、
関節痛、食欲不振、食あたり、精神不安、水虫、湿疹などなど、
「湿」の心身への影響たるは凄まじい。
本日は「湿」についてご紹介いたします。
「湿」とは何か?
「湿」とはいわゆる湿気でも分かる通り、
じっとり、ネバネバ、べたつく、引っ付く、重い、落ち着かない・・・
などのイヤな感覚です。
一度へばりついたら、中々離れない。
もっと言うと、動きを制限するという様な邪魔なイメージであると思います。
家では、これが蓄積すればカビなどの原因になります。
人体でも様々な影響を与えるのです。
適度の「湿」は必要ですが、溜まり過ぎると悪影響を及ぼす存在です。
「湿」が過剰に心身に影響を及ぼした場合、
東洋医学では「湿邪」と申します。
「湿」が流れを阻む
健康を阻害する根本的要因とは何でしょうか?
難しい質問ですが、
私なりの答えは、
「何らかによって、ある部分の動きや流れが制限又は阻害される事」
ではないかと考えております。
時期によりますが、
今の時期は「湿」がその要因になりうる事が多いのです。
物も人も社会も全て「流れ」に乗って活動しています。
ある部分が止まった瞬間、そこに負担がかかり四方八方に悪影響を与えます。
「湿」とは関係ありませんが、
流れという意味で、
車で言えば渋滞であったりします。
人でも心身の循環が阻害される事で、
渋滞が起こり様々な疾病要因となるのです。
人体での「湿」の種類
「湿」には「寒湿」「湿熱」「暑湿」と分類されます。
大体は季節に応じて呼び名が変化します。
「湿」が単独で影響するというよりも、
季節でだいぶ症状も変わります。
例えば、
「寒湿」は寒冷から春先の雨期。
「湿熱」は梅雨期や夏の終わりの長雨期。
「暑湿」は夏の高温期。
と分類上されております。
しかし、現代の環境を鑑みると室内気温などがある為、
全ての「湿」が影響する可能性があります。
それ故、
来患の方でも、その方の生活環境で症状も大分異なります。
「関節痛だし、夏だから「湿熱」ね」
と決めつけられない場合も多く、
「湿熱」の割には熱感や痛みの強さが激しくない。
という事もあります。
話をよく聞いてみると・・・
夏は冷えた環境で生活や仕事をされている
となれば、
「寒湿」の影響も捨てがたい。
そうすると症状も違いますし、治療法も異なってきます。
特に「寒」「熱」の治療方法を間違えると、
症状が悪化して酷い事になります。
これは、方剤(漢方)を自分で飲んでみて実験した事ですが、
それはそれはとんでもなく酷い事になりました。
やはり、治療法則は舐めてはいけません。
話は戻りますが、
体の不調が「湿」の影響である時、
それが何と結びついているかを知る事は非常に重要です。
その特性に応じた対処法をしなければなりません。
次回は、
「湿」の症状についてご紹介していこうと思います。
完全個室空間でのじっくり治療。
冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。