体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
寒い雨を抜けて、
ようやく、
穏やかな秋がやってきたという季節になりました。
中医学では、
秋は2種類あり、
夏の余気を含む秋
と
冬の余気を含む秋
今の季節を、
涼秋というそうです。
「庇(ひさし)を貸して母屋を取られる」
という諺があります。
ほんの少し、間借りした人間がいつの間にか家全体を乗っ取ってしまう。
という意味の言葉ですが。
ガンも同様と言えるかもしれません。
最初はほんの少しのガンがあった。
それは、日々打ち消されていたはずなのに。
日々のストレス・・・
体調変化・・・
色々なモノが少しずつ蓄積し、
いつの間にか体環境が変化し、病気になっていた。
はっきりとした症状が出るまで気づかなかった。
とよくお話を聞きます。
でも、前兆を詳しく思い出していくと、
「今思えば・・・」
「そういえばこんな事があった・・・」
「こういう生活をしていた・・・」
「何か違和感があった・・・」
とか色々あります。
その経験は非常に意味深いものです。
しかし、
その時期に「それら=ガン」という様に直結するわけではありません。
中々気づかないし、考えつかないものです。
結果としてこの様な状態になってしまったという事の方が現実には多いのです。
東洋医学の分野では、
病気となる前段階での治療や調整を得意とします。
でも、実際はその段階での治療できるのは非常に少ないのが現実。
治療中に偶然発見する事もあったりしました。
必要な事や重要な事は患者さんが教えてくださる
患者さんの持っている情報や発する言葉に凄い重要な言葉が隠されています。
臨床をやっていれば当たり前のことなのですが、
つい、逃してしまう事もあります。
失敗やしくじりが治療者を育てるといいますが・・・
治療者はそれを糧にしなければなりません。
それは、治療が上手い下手以上に重要な事です。
以前、患者さんが仰っていた事で、
「旅行後に急に下痢続きでおかしい・・・」
という事がありました。
旅行で、慣れない水や食が当たったかも・・・
疲れが出てしまったのかも・・・
色々な状況が考えられます。
この方は、社長さんで日々多忙な毎日を送られ、
年末は休む暇もない方でした。
仕事柄、ストレスは常に受けている立場でもあるでしょう。
いつも、せわしなく行動されているようで、
性格もせっかちな方です。
ウチにはちょくちょく治療に来られた方でした。
顔貌も冴えず、顔色も幾ばくか悪い・・・
あまりに気になって、脈をとった所、
いわゆる流れのおかしい脈を感じました。
正常人とはいかにも違う脈・・・
ストレスによくある脈状でもなく、
流れがゴツゴツと鈍い脈を感じました。
嫌な予感を覚えたのを覚えております。
痛みの有無や出血など色々質問し、
血便は無いみたいだが・・・
便の出が悪いみたいだという事でした。
すぐさま病院での診察を勧めました。
すぐに、病院にも行かれたようで
やはり、大腸ガンだったようです。
幸いにも切除できる状態だったのは良かった。
私は、達人ではないので、
患者の顔色を見ただけで判断できる程の技量は持ってはおりません。
いわゆる普通の治療家の範疇でしょう。
しかし、
たまたま、自身が幼少より大病を何度も経験し、
入院先ががんセンターで多くの重病者と接する事があった事など、
初めての修行先がガンの患者が集まりやすい治療施設であった経験から、
相手の発する情報や何気ない会話や状態を推察して提案する機会には恵まれているようです。
その様な経験が、
その人の真の問題を得るきっかけとなるという事は常に思い知らされます。
経験されてからの治療は全く意味が変わる
大病を経験されない方が未病治療をしようなんて非常に稀です。
でも、
一度死の淵に立つ程の病気を体験され、
そこから這い上がれた方はこう言います。
「体質を変える重要さが身に染みた・・・」
「未病の意味が分かったような気がする・・・」
「東洋医学の治療の意味が何となく理解できた・・・」
と、経験者の声は重い言葉です。
その状況を経験しなければ決して発する事が出来ない声です。
体質を変える治療の真意を理解された上で、
受ける治療にはその方の決意も感じられます。
「ガン患者が望む当院の治療part6」
完全個室空間でのじっくり治療。
冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。