体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
温かい物は気持ちを穏やかにする
寒くなってくると、温かい物が恋しくなります。
温かい物質は、それ自体が精神的にも安定感をもたらします。
温熱が何故慢性痛と相性が良いか?
ここで少しばかり、
この時期のありそうな慢性痛のからくりをご説明します。
寒くなれば、身体の古傷も痛み出したりしますが、
これは、環境の変化により、体温が下がり、
全体の血流が落ち込み、患部周辺の血流が落ちる事になります。
その結果、
神経・筋も柔軟性が減少し、緊張状態が起こります。
それにつれ関節内圧も変化し、
関節間や組織が擦れて発痛物質が放出される。
これが痛みの本体です。
この時点で、摩耗や組織の肥厚が起こり慢性化が加速。
同時に、交感神経が優位になり、全体が緊張状態に陥る。
すると又余計に関節に負荷がかかり、症状が悪化してしまう。
「動かすと痛い、でも動かさないわけにはいかない・・・」
当に悪循環の塊。
この様なメカニズムが患部に影響を及ぼしているからであると思います。
故に、
患部を温める事で、血流を改善していく必要があるのです。
温かい血流は患部を温めるだけなく、
筋・神経の緊張を緩和に役立ちます。
その為、関節内部の急激な圧力が減少し、
関節・組織間に間隙が生じ、
擦れたりする事が少なくなるのです。
慢性痛は冷やしてはいけない
上述の一連の状態を解決するには、
「温める」事が一番であると考えます。
よく、ず~っと慢性痛を抱えておられ、
常に冷湿布を使っている方がおります。
整形に行くと沢山貰って来るようで・・・
痛みを通り越して、気休めだとご本人も仰っていられますが・・・(;^_^A
冷やしてしまうと患部組織や血流に悪影響を与えてしまうので、
良いとは言えません。
どうしても使うのであれば、
温湿布や鎮痛剤の方が有効だと思います。
しかし、それも一時的に痛みを取るだけで根本解決ではありません。
痛みを取りつつ内部の環境を修復していく事が重要です。
それは、鎮痛だけではできないのです。
当コラムでは、度々ガンの話をしますが、
「ガンだけを取れば治るわけではない」
のと同じ理屈です。
確かに究極の脅威は去ります。
でも、この時期の体内環境は非常に不安定です。
しかも、体力が急速に戻るわけでもありません。
この回復期をどの様に過ごすかも重要なポイントです。
本当に治るというのは、体の環境が整う事です。
ガンだけ排除されても、体環境はガンの時と同じ。
ここからが、感染・再発防止も含め本当に重要な治療というわけです。
話はそれましたが、
根本的回復を目指すなら、
やはり、「灸」などの温熱療法を治療に応用していくのがお勧め。
これを積極的に導入していくのが宜しいと思います。
昔からやっている簡単な事ですが、
シンプルなのに効果が見込める。
しかも、灸を受けた後って本当にボワ~とした心地よさが残ります。
おそらくは心身共にリラックスしたいるからであろうと思います。
でも、
いきなり薬局で千年灸を買ってどこに置いたら効率的か分かりませんよね。
初めての方は、鍼灸治療院で自宅ケアの方法を教わると良いでしょう。
聞けば、多分教えてくれます。
これから、関節痛などに悩みがありそうな方は、
冬の本格化の前に、マイルドな温灸療法を試してみては如何でしょうか?
「何故灸が関節痛には有効か?part1」
完全個室空間でのじっくり治療。
冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。