びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2021/04/27

「ガン治療に東洋医学的温熱療法を導入すべき利点part3-②」

ガン・悪性腫瘍におけるびわ葉温熱療法について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


暖かいのですが、乾燥しています。

コロナのおかげで、マスクを着用する癖がついて、

唇の乾燥は免れているこの頃です(^▽^)/

では、前回の続きから。


好転反応を正しく理解する


二つに、

治療における好転反応への捉え方

それに対する、継続的な温熱療法の重要性。

というのがあります。

好転反応という言葉。

医学、特に西洋医学ではほぼ登場しない言葉です。

あるのは、東洋医学です。

特に、針灸、按摩、指圧などでは起こりうる現象です。

治療とは必ずリスクが付くものです。

一端は、人為的に患部や経絡上に傷や圧力を加え、

自然治癒力を起動させる様に仕向ける医療技術です。

その過程で起こりうる現象ですので、

色々起こって当然です。

完全な物はどの医学でも存在しません。

それに対して、ただ引っ掻いたりするわけではないので、

それがどの様な原因なのかの鑑別・判断を行っていく事は重要です。

ただ注意しなければならないのは、

治癒における自然現象なので、全て悪い結果ではない事。

特に副作用と好転反応は間違えやすいので要注意です。

副作用と好転反応とは全く違うという事。

稀に、患者さんの中には、

「この治療を受けて副作用が起こったっ!!」

と言われる方がおられます。

「ん?副作用?」

そもそも、副作用と言っている時点で違うのですが・・・

まあ、実際似てますから、

患者さんに好転反応と副作用の違いなどは分かっている方は中々おりませんが・・・

とにかく頭ごなしに、副作用と決めつけられてしまうと、

もはやどんなに説明しても悪いイメージしか持たれない事が多く、

それで治療者との信頼関係が成立しなくなってしまうので相互理解が必要です。

「言った」「言わない」の水掛け論はしたくありません。

ですから、事前に紙面で伝える様にすることもあります。

では、副作用と好転反応は実際にどの様に違うのか?

説明いたします。

副作用とは、による有害反応

医薬品使用に伴い発現した好ましくない出来事の内、

当該医薬品との因果関係が否定できないもの

薬物などの薬効による有害反応であり、

標的以外に想定外に過剰に反応を起こしてしまう現象です。

実例を挙げますと、

掻痒感・・・

便秘・・・

頻尿・・・

などなど・・・色々ございます。

薬が原因で病巣への薬理効果以外に別の反応が起こる。

症状も軽度から重度まである。

これは完全に副作用です。

それに対して、

好転反応とは、治療による自己回復により生じる反応。

物理的治療により、自己治癒機構が賦活された結果、

体内環境変化で起こる弛緩・過敏・排出・回復の一連の流れ

あえて、無害とは書きません。

でも回復に必要な生理現象ですので、まあ無害です。

実例を挙げると、

疲れて、眠くなる、中々起きれない

食欲が低下する

微熱が出るがすぐにおさまる

筋肉痛の様だが激しくない

皮膚に湿疹ができる

などなど・・・

重要なのは、有害反応ではなく

自己治癒力が作動して、体内が正常な反応に戻る際に起こる反応である点。

別に針に薬はしこましてはいません😥

症状も副作用に比べ激しくありません。

期間は1日~7日程度と言われるが、状態によってまちまちであります。

適切な施術の場合のみ起こりえる現象です。

そもそも、薬などによる化学反応では全くないので、

ケンシロウみたいに秘孔を突いて体が爆発するなんて事はないのです(;^_^A

例外として、

よくある経験不足による揉み返しなどは、

明らかに揉み過ぎる事で筋繊維や組織損傷によるものであるので、

これは施術による損傷、怪我です。

これとも全く異なります。

概ね好転反応の流れは以下の順に起こります。


治療には弛緩→過敏→排出→回復の流れがある


弛緩は、倦怠感や脱力感などを体のアンバランスな違和感を伴います。

過敏は、患っている症状のぶり返しの様な感覚。

稀に発熱や発汗がある方おりますが、症状は長くて1~3日程度で収まります。

排出は、溜まっていた不純物が外に排出される現象です。

人によっては吐き気、下痢、ガス、吹き出物などといった事まで起こる。

回復は、文字通り悪い状態からより良好な状態へ変化する過程をさします。

実際には、治療→回復だけという単純な現象は少ない。

普通ならば、ガンなどの重病レベルでこの様な治療を受けるケースが少なく、

軽度の治療、即ち肩こり腰痛などで受ける事が多いでしょう。

実際には、好転反応は起こっています。

でも、気づかない程のレベルで起こる事が多いだけの事なのです。

それ故、治療というのはそこまで大した事ではないと思い込み、

この様な強い好転反応の経験の少ない人が重病で治療を受けると、

好転反応が起こった時に、

「悪くなった」

と勘違いをおこすケースが多いのです。

そして、

体力の弱かったり、症状が重い方程、様々な変化が起こります。

重要なのは、この時点で治療の継続有無の判断を自己判断で決めたりしない事。

施術者との相談の上で決めた方が良いと思います。

何故なら、

この様なケースに経験豊富な鍼灸師であるなら、

きちんとした対応やお話ができるからです。

患者自身が恐怖と捉えてしまってはどうしようもありません。

だから、説明や経験談ができる人は重要です。


治療継続か?中止か?


これは難しい問題です。

ガン等は重病です。

西洋医学のガン3大療法に対応できる体づくりを希望する方にとって、

現代医学の治療をより有効にするため、

東洋医学の回復及び体基盤を整える治療をする。

この道のりにおいて、

正常な体へ回復にするには様々な困難が待ち受けています。

その上に好転反応で不安になってしまう事も多々あります。

精神的にも弱くなっている方も実際にはおられます。

この段階でくじけてしまう事も良くあります。

だから、この治療への理解は必要であり、

治療をするには、患者の覚悟も必要です。

ある意味回復への強い信念も要求されます。


回復には思考の変換が求められる


どんな状況でも、

考え方、行動の仕方で良くなったりも悪くなったりもします。

思考とそれに基づく行動がその人間を作る

と考えます。

今までの治療経験で良好な経過となった方に以下の様な事がありました。

これは、実際にお話を伺ったほんの一例です。

・全部を施術側にぶん投げない事。

・治療側の提案で自分でできる事はきちんとする事。

・何でもかんでも施術側のせいにしたりしない事。

・気分で自分勝手に決めない事。

・分からなければ質問する事。

勿論、施術者でも分からない事も答えらない事もあります。

しかし、信念や思想がある施術者であれば、

調べたりし、知りうる事は伝えようと努力するでしょう。

時に、ヒントとなる書籍を紹介するかもしれません。

患者側もただ受けるのではなく、学んでいく。

これは決して無駄ではありません。

回復への良いベクトルを自ら作り、思考をそっち側へ持っていく。

心も体も回復傾向にする。

だから、

考え方を変える

今この時だからできる事です。

 

本音は、継続すべきであると思いますので、

あくまでも継続のお勧めは提案としてしますが、

御縁というものありますので、

こればかりは、患者本人に委ねます。

勿論、明らかに体調がおかしいというのであれば治療を中止すべきですが、

当然ながら、体調に応じて治療加減は行っているので、

そこまで激しい好転反応は見かけた事がありません。

経験上、ほぼ想定内での好転反応です。

起こってしまったら、落ち着くまで待つ。

これはもう仕方のない事です。

逆に反応が起こるという事は、

回復に向かって何らかの体内変化が起こっているという証明にもなります。

治療で好転反応が起こったら、

「変化」「改善」

と前向きに思考を転換しましょう。

次回に続く・・・


前回のブログはこちら

「ガン治療に東洋医学的温熱療法を導入すべき利点part3-①」

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 

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