体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
久々の投稿となりました。
かなり、暑くなってきました。
梅雨が明けても、梅雨の名残で気分的にウツ様の症状を呈する方もおります。
この様な時、東洋医学での対処法は、
気血津液の流れを良くする事。
暑気と湿気により特に気の巡りが悪いと、血、津液の流れも悪くなり、
関節や内臓、その他器官に湿気が溜まり様々な症状を引き起こします。
特に、体内に溜まりがちな暑湿を上手く排出する事が重要です。
しっかり風呂に入り、十分汗をかいたり、運動をして心地よい程度の汗をかき、
油などの粘っこい物や冷たい物や生ものなどの過食を避け、
良質な水分を摂り、消化促進のある食べ物を食べ、
この季節を乗り切りましょう。
東洋医学の本来持つべき姿とガン治療の関わり
昔に比べ、ガン治療技術は驚異的な進化を遂げているようです。
20年前まで、ガンと言えば「ガン=死」というイメージがありました。
しかし、今は診断技術や新薬、技術の発達で治るガンも増えており、
ガンという病気が「ガン=治療回復できる」という感覚に変わりつつあります。
勿論、言葉で言う程簡単ではありませんが、
洋の東西の治療を組み合わせる事で、より良い結果を挙げているのを見る事ができます。
特に、ガン治療に関しては、鍼灸への考え方も変わってきているようで、
患者さんも当院の様な治療院にも受診され方が年々増加しております。
以前はウチに来られる方の大半は、末期ガンが主流でした。
以前の傾向だと、
西洋医学の治療を手段が無くなった方が仕方なしに東洋医学を選択するという傾向が多かったのです。
それ故、末期状態で何かを求めて来られてもこちらとしてもできうる事も限られており、
過剰な期待だけが独り歩きするという状態でした。
当然、中々良い結果は得る事が少なく、
「何故、もっと早い段階で来れなかったのか?」
「何故、東洋医学に即効性だけを求めるのか?」
「何故、東洋医学に西洋医学的な価値観を持ち込むのか?」
色々な思いが私には浮かびましたし、正直不満でもありました。
というのも、
この日本では西洋医学が中心。
当然、西洋医学的な明確な答えを求めるという考え方が通常であり、
その為には東洋医学に対しても「即効性」というモノが求められるという事。
私に言わせれば、
東洋医学の様な「養生」「体質改善」といった言葉は、
ガン治療にとって本当は必要。
しかし、時代にそぐわない。
患者はそれを求めない。
だから、針灸の治療主体が疼痛の制御中心となってしまい、
中々、病の核心に迫る治療ができない。
そういう世界なのだなと納得していたわけですが。
しかしながら、ここに来て、世情の変化で「免疫」だ何だと叫ばれています。
「即効性」
その様な考えだけでは人間の体は最早通用しなくなっていると人々は気づき始めているようです。
ただ、これも「免疫」という以上、
「免疫=病気にならない」
みたいな安直な考えが広まり、
西洋医学の括りから逸脱しているわけではないのですが、
それ付随して、体質改善とかも言われているので、
まあ、以前よりはマシになったようです。
東洋医学でガンを治療していきたいという人はどういう考えなのか?
最近では、ガン治療を西洋医学だけでなく東洋医学を織り込んだ治療を考える方も増えております。
以前と比べ、末期よりも中程度のガンの方が増えており、
東洋医学での治療可能性を模索されているという形に変わりつつあります。
この中程度の段階で東洋医学に関心を抱かれる方が増えているのは非常に喜ばしい限りです。
その様な方々のお話を聞くと、
大抵は、
「体の基礎を整えたい」
「血液や血流の流れを良くしたい」
といった回答が得られます。
つまり、今即効性がどうこうではなく、
自分の体の「本質」をもう一度見直してみようという事。
やはり、重病ですから皆さん焦っています。
でも、ここで焦って急いで色々な事に手を出してしまう事は体に負担をかけ、
病気を悪化させてしまいます。
自分の体に今何をしたら良いか?
という事を考えれば、
選択肢というのは限られてくるというものです。
これは、東洋医学を行う者として喜ばしい事であります。
東洋医学の本来の治療であるからです。
東洋医学の基本は病気になる前に体を整える事が本業です。
その為に針灸、方剤を用い事前に体を整え強化するのが基本です。
東洋医学も西洋医学も治療はします。
しかし同じ方向を走ってはいけません。
そもそも考えが違いますから、お互い邪魔をしてはいけない。
治療という目的は同じだが、西洋医学が診ていない所に着目していけば良いのです。
それは、体全体の「気血津液」正常な運航です。
薬や手術が悪いというわけではありません。
適切な事です。
しかし、強い治療を行えば病原体も破壊できますが、体自体には反動も衝撃もかなり残ります。
そこを補えるのは、東洋医学にあります。
長く病気と闘っていくなら、
なるべく良い状態を維持する事。
その為に何が良いのか?
そこに東洋医学の力を求める。
最近は当院でもその様な考えを持つ患者さんが増えておりますので、
当院における、東洋医学におけるガン体質の治療環境も大分変化してきました。
治療できる体力がある段階で、
多方面に選択肢を求める事ができる様になった。
これは、大きな利点であり、
回復において非常に有効であると思います。
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