びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2021/09/17

「抗ガン剤治療前後に対する東洋医学的温熱療法(全身・局所)の有用性part2」


体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


久しぶりの投稿となってしまいました。(;^_^A

時期的なものなのか、最近、治療の仕事がまあまあ忙しくなってきております。

ありがたい事に、以前とは違いウチの治療の方針に違和感を呈さない方々が多くなってきており、

仕事的にはやりやすく、とてもありがたい事です。


温熱治療の何が良いのか(有用性)?


温熱療法は本当に使えます。

ここに熱が欲しいという所に、熱が入っていく。

その感覚を知ると、中々にこれを手放す事はできない。

安心感や期待感・・・

体というモノは、つくづく正直です。

本能的に熱を求める。

とにかく、昔から存在する原理であり、熱ですから簡単かつ単純でなじみ深い療法です。

 

ガンを患う方が、「びわ温熱療法」が良いとよく言われるのですが、

一番の良さは、あの熱ではないかと実感しております。

熱の浸透により、気血の巡りが改善され、

体が最も必要としている部分に熱が入っていく。

日々、様々な病気の患者の体に触れていると経験的になのですが、

どこ部分に熱が不足しているのか?

という事も垣間見えてきます。

それが日々重なっていくと、

大体この辺りが冷えているのではないかと想像がつきます。

まあ、それが治療に活かされております。

人や動物は熱を必要とします。

熱が不足する部分は運動器、神経、内臓などあらゆる場所で機能的に低下します。

所謂、

「体温計では測れない無症状冷え」

と表現しております。

それが病気のきっかけとなるわけですが、

この段階で診断がつくのは中々難しい。

所謂、病気とは言えない現象です。

でも、何らかの障害はあるわけです。

だから、

そこに熱を届けられる様な体のルートが整備されれば、

不具合も少なくなり、機能が回復するわけです。

ガンで言えば、

これがかなり進行した状態という事になります。

だから、熱を作る必要が必須となっていきます。

色々な形で熱を加える事で、内熱に火をつけ、

内熱の向上により、ガンそのものの活動にも悪影響を与える。

逆に、内熱が高まる事で各機能が活発的になり、

気血津液の流れが盛んになり病気がそこに居づらくなる。

実際はこの様な単純なものではないのですが、

大方、この様な原理であります。


東洋医学的温熱の特性


熱療法も様々存在しますが、

熱療法には大きく分けて、

「局所温熱」と「全身温熱」

とあります。

それぞれに特徴があり、使い方も随証加減の原則によって決められます。

局所温熱は、キーポイントとなる部位と関連する経穴(ツボ)に主に使用します。

全身温熱は、全身の熱の流れを作り、各々の体質や気血の流れを診る為に使用します。

当院では、その両方を駆使するわけですが、

やはりそこでも熱の好みがあり、

患者さんの特性というモノも表れます。

全身温熱は苦手だが、局所温熱はやたら好む。

又は逆。

両方とも良い。

と、色々な状況が存在します。

ガン患者と一括りにいいますが、

ガン患者の体質はそれぞれです。

その方の体質や性格に応じたガンが存在している。

これは治療においてもかなり重要です。

更に、

各患者さんの体の状態が異なっており、

熱に対する感受性も大分違います。

全てのガン患者の治療に同じものはなく、別々の治療

という事になります。

だから、いつも初めはとても慎重で緊張します。

「この方はどういう感じなのか?」

特に、

「どういう体質、性格なのか?」

ここがかなり気になる所です。

これが治療の本質の部分となります。


温熱をガン治療にとお考えなら、是非ご理解を


東洋医学はガンだからと言って、

ガンを治療するわけではありません。

それは、西洋医学にお任せすところです。

こう言ってしまうと、ガッカリされるかも知れません。

しかし、そうとも言い切れません。

実は、

東洋医学は、病気を作る体の本質の部分の治療でもあります。

あまりこの様な表現はしたくはないのですが、

西洋医学的に言う所の、「免疫」などを生み出す所の根源の場所を整える。

かなり限定的な表現ですが、とにかく全て「整える、調整する」事が仕事となります。

ある人は、「いや、整えるとかいいから、病気を治してくれ」

と言うかもしれません。

しかし、病気を徹底的に攻撃しているのは、西洋医学の薬や手術がやってくれています。

私はそれが回復に有効かつ必要であれば支持します。

もし、その様な状況下であれば、

私がすべき事は、

それを有効に機能させる為の体づくり。

となります。

ここに治療と回復の本質があります。

当院の目的は、

患者さんの病気からの回復です。

病院行こうが何しようが、

結果的に回復したり、状況が好転しなければ意味がありません。

その為に、この東洋医学が補助的と理解されようがどうでも良い事なのです。

有効な事を有効に機能させる。

これが当院の願いでもあります。

話は戻りますが、

ひびの入った器では、液体は漏れ出てしまい、最後には割れてしまいます。

逆に、

器が頑丈であれば、色々な物を収められる。

治療においても色々な選択肢が増えるわけです。

故に、

そこを整え、補強し、強化する。

この一点に尽きる。

これは、東洋医学の一番得意な分野です。

一番得意な事を一番にやる。

当院は、どんな患者さんにも、これを伝えますし、理解を求めます。

これが何を意味するのか?

この治療の立ち位置が分からないと、

「一体私、何やっているのだろう?」

「意味があるの?」

という事になってしまいます。

それをもし、理解したければ、

東洋医学的治療を外してみれば分かります。

何らかの影響を感じる事があるでしょう。

しかし、その様な状況で実験するなど危険を冒すのはお勧めできません。

治療をやるとなったら、

勇気をもって、是非前向きに受けて頂けるのが宜しいかと思います。

 


前回のブログはコチラから

「抗ガン剤治療前後に対する東洋医学的温熱療法(全身・局所)の有用性part1」

完全個室空間でのじっくり治療。

熱療法を駆使し、

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 

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