体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
今や医療も患者の選択肢は増えています。
自身の治療状況に何が一番必要か?
これは一番難しい問題です。
特に、
東洋医学(鍼灸・温熱)
患者さんにとっては、利用の仕方が難しいかと思います。
西洋医学の明確な感覚とは異なり、
日本における東洋医学(鍼灸・温熱)の立ち位置があいまいで、
東洋医学は概念が漠然としていて分かり難い。
つい、西洋医学と同じ感覚で東洋医学を考えてしまう。
これが、色々な誤解を生みだしているのも事実です。
しかし、きちんと理解して使用すれば、
非常に機能する医療なのです。
どんな状況でも入り込め、役立つ東洋医学
先日、ご訪問したガン末期患者さんのご家族から以下の様なお話がありました。
「病院で検査してももはや治療する事がない」
「検査するだけ疲れてしまう」
という内容でした。
状況から見れば、
病院が果たすべき役割はこれが限界であると思いました。
年齢や体力を考慮すればこれ以上の事をしても仕方がない。
後は、何をすべきか?
これが患者や家族の問題です。
家族の願いは、
「薬でどうこうするのではなく、家で楽しく最期を迎えさせてあげたい」
との事です。
それ故に、
私の様な治療院を選んで頂いたのだとと思います。
確かにこの様な状況での依頼は多くあります。
「終末医療」
と言われるものですが、
私にとってみれば、ただの治療に過ぎません。
私の様な稼業は、
ガン以外にもHIVや肝炎やら本当に色々な治療の依頼があります。
所謂、腰痛とかはっきりした症状もあるのですが、ほとんど稀です。
寧ろ多いのが、
現代医療の治療が行き届かない部分の治療となります。
その様な意味では、
何でも屋、隙間産業的な意味合いが強いのかも知れません。
この技術は、使い方次第で、
凄い役割を発揮する事が経験的に分かってきています。
まだまだ奥が深い治療です。
私も治療者の端くれではあります。
この様な状況に関わる事ができるというのはとても光栄であり、
何かお役に立てるのであれば、
私の立場で、できうる事をしたいと思っています。
寧ろ、この状況もやりがいを感じてなりません。
患者・家族にとって如何に良い状況を構築するか?
これが私のテーマです。
ひょっとしたら、何か良い事があるかも知れない。
こう思うのです。
思えば東洋医学を志して20年近く、
本当にまだまだ未熟ですが、
この様な瞬間は何度も経験してきました。
かなり前でしたが、
一番最初の状況は膵臓がん末期の方でした。
余命2カ月で薬なし
でも、毎日治療に関わらせて頂き、普通に会話し、
最終的には8カ月にまで延び、
特に痛みが無く最後を迎えられたのでした。
それは、それでよかったのではないかと思います。
今回のケース、
どうなるのかは分かりません。
でも何かはできるはず。
そう期待してしまいます。
与えられた環境で全力を尽くす。
現状は、患者さんは痛みもあまり無く普通にされております。
治療家の意地というモノはみせたいものです。
情報収集・統合・分析・思考で理想の治療像を作る
まずは、洋の東西に関係なく、
全ての医療は万全に非ず。
これが前提です。
当院に来られる方の大半が同じ様な事を仰られます。
「病院では、診断されても薬を出されるだけで、何かしてくれるわけでもない・・・」
という事があります。
これは、当院に繋がる理由の一つとなるのですが・・・。
日本の医療システムにのっとた病院の立場からすれば、
こればかりは仕方がありません。
それどころか、
東洋医学、特に鍼灸医学は蚊帳の外に置かれております。
いくら統合医療だとか叫ぼうとも日本の国では、これは通りません。
コロナ騒動でも分かりますが、政治力が支配する医療です。
政治的やしがらみ的に都合が良い治療が席巻するのが現状です。
患者も保険でやるならこのシステムの上でしか動けないのです。
逆に、
自分の理想治療像があるのなら、
自己責任ですが、
その追及する機会は与えられているのです。
それを自分で探し、考え、構築しなければなりません。
突き詰めれば、
治療は自分が主人公です。
「自分が治す」
その為に治療者というパートナー選びが重要になっていきます。
この関係性はバランスが重要です。
治療においても思考の転換が求められています。
寧ろ、今の医療はそうしなければならないのです。
長期の治療に東洋医学を上手く入れるには
風邪などの比較的軽い症状であれば薬で治せばいいのですが、
殊に、ガン等の重病の場合は長期に及ぶ事が多く、
手術や化学療法がない場合、
投薬で一定期間様子を見ていくしかありません。
その間は何をするわけではない。
その空白期間が患者さんにとって言い知れぬ恐怖や不安があるのです。
その間に色々考え、相談したり情報収集をされます。
この間に結果が中々好転の兆しが見えないと、
「このままで良いのか?」
「自分でも何か役に立つ事をせずにはいられない」
という焦りや思いがこの流れを作ります。
その流れの中で、
自然医学、東洋医学
という選択肢も見つかると思います。
ただ、この場合危険なのが、
「この治療を加えれば良くなる」
という受け身的な淡い期待感が強まる事です。
「これだけやってれば大丈夫」
と乗り換え思考が極端になりがちです。
場合によっては、
「西洋医療に対して様々な不満を持ち始めてしまう事」
現状を踏まえれば、確かに仰る事は理解できます。
でもこれも危険な思考です。
有効である可能性のある治療は外してはいけない。
この様な患者を何人も目にしてきました。
しかし結果は、あまりよくありません。
重要なのは、
「使い方」
上手く機能させるために、
治療者に協力を求めるのです。
ここは、
「冷静にどうすれば良い方法に導けるか」
特に、
「西洋医学との相性を踏まえて、
東洋医学を上手く機能させるにはどうすればよいか?」
「東洋医学の利点をよく理解し現治療にプラスにさせる」
とこの様な考えを纏める重要な期間でもあるわけです。
独断に走るのではなく、治療者とよく話し合い、
体回復の為に建設的な考えを構築べきです。
前回のブログはコチラから
「抗ガン剤治療前後に対する東洋医学的温熱療法(全身・局所)の有用性part2」
完全個室空間でのじっくり治療。
熱療法を駆使し、
冷え体質を根本改善していく専門家
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押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院
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