腰痛予防対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
11月は気温が安定せず、暖かい日があったり、寒くなったりで体調を整えづらい季節ですね。
さて今回は、腰痛がテーマです。
老若男女問わず、腰痛は悩みの種です。
急に「ガクッ」とくる場合や何か腰が気になりだしたり。
かくいう私も、仕事上、長時間自転車乗る事が多く、腰痛には悩まされてます。
最近は「そろそろ腰痛になりそうだなと」いう兆候を感じて、なるべく無理をしないで行動する様に努めています。
とは、言っても仕事や予定がある時は無理しなければならない時もあるので、隠忍自重とはいかないのですが。。。(;^_^A
まずは腰痛の予備知識として、腰痛の原因と腰痛に関係する股関節及び腰の構造を簡単にご紹介していきます。
「じれったい」「早く教えろ」と思われるかも知れませんが、ストレッチや筋トレやるにしても効果を高める為に必要なので少々お付き合い下さい。
腰痛と一言でいっても様々あります。
大きく分ければ、神経・筋肉・骨(関節・腰椎)。これらに何らかの障害があって痛みや痺れが出るわけです。
主に腰椎間板ヘルニア・腰周辺の筋肉の炎症や股関節周囲の炎症など。
椎間板ヘルニアは、運動や重い荷物の持ち上げ等、腰に強い圧力がかかる事で、椎間板の中にある髄核(丸っこい玉状のもの)が押出され、神経を圧迫します。痺れなどを伴う神経痛や運動機能障害を引き起こします。
腰回りの筋肉の炎症では、腸腰筋・腰椎周辺の多裂筋・脊柱起立筋群が主な原因です。姿勢や運動により炎症が発生します。
股関節周囲の炎症では仙腸関節の過可動・股関節の硬い方(先天性股関節疾患・出産後の女性など)も股関節の柔軟性が悪い為に腰痛を起こしてしまう事もあります。
特に日常起こりやすい腰周辺の筋肉や股関節周囲の炎症というのは、案外分かり難いのでこれらを中心に説明していきます。
下手な図で申し訳ありませんが、図1をご覧下さい。

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骨盤を正面から見た図です。腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)が腸骨を中心に大腿骨・腰椎(1~5番)辺りまでくっ付いています。
これだけ、広くついているわけですから、この部分が疲労して筋肉が硬くなると、腸骨が前に引っ張られ腰に負担がかかります。腰椎や仙腸関節にも痛みを引き起してしまいます。
脚が上げにくく感じたり、躓き易いなど、問題は膝ではなく腸腰筋だったりするんです。
感覚としては腸の奥の方(お腹の内側)が張った様な違和感を感じたりします。
股関節のストレッチで効果が無い方はこの腸腰筋を疑ってみると良いでしょう。
続いて図2をご覧下さい。

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これまた下手な図で申し訳ありませんが、腰椎・仙骨・腸骨を後ろから見た状態です。
仙腸関節:股関節を構成する仙骨と腸骨の間の関節です。小っちゃい隙間があり、その部分が主に障害が出やすいのが特徴です。
冷えたり、長時間の中腰で、腰の下から仙骨の付け根(赤丸周辺)に痛みが出てきたら仙腸関節痛の兆候です。
放っておくと中々完治せず周辺に拡大していくので厄介ですのでご注意を。
多裂筋・脊柱起立筋 :腰椎に付着している細長い筋肉で姿勢の維持に大いに関わります。
中腰姿勢などの過度の緊張状態が続くと筋疲労により硬化し痛みを発しやすいのが特徴です。
次回は、いよいよ具体的な腰痛改善予防法!! 簡単3つのストレッチ part1をご紹介していきます。