腰痛予防対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
前回ご紹介した腸腰筋ストレッチいかがでしたでしょうか。
お腹が伸びた感じで、「便通も良くなった~」なんて方もいたので、ダイエット効果抜群です。
最近、寒くなってきましたね~。自転車を乗っているとお尻あたりが冷え冷えしているような感じがします。
「腰痛かな」って思うけれどどうやらそうでもない。
腰より下の様な所が何だか痛い。
何か股関節周りのかみ合いが悪い。
足に十分パワーを感じない。
こんな経験ございませんか?
それこそ、仙腸関節痛の前触れかもしれません。
「仙腸関節痛?」聞きなれない言葉ですよね。
一般の方はあまり耳にされる事はないと思います。
腰痛治療ではよくある疾患で、「腰が痛い」と来る方の半分位はこの部位に痛みを覚えるほど主要な関節痛です。
仙腸関節とは、先日、「腰痛改善予防法!!準備編」でご紹介したのですが、股関節を構成する上で重要な関節です。
文字通り、仙骨と腸骨が合わさる部位なのですが、ここは意外と悪くなる方が多いのです。
関節とはいえ、動きそのものはそんなになく、動いてもほんの少しです。
でも、この微妙な動きが股関節全体の稼働に大きな影響を与えています。
中腰の姿勢が長く続いたりすると、ここの関節が開き過ぎて歩行に支障をきたします。
日々、管理を怠ると治療にまで発展してしまうので、そうならないようにケアをしていきましょう。
では、自宅でできる腰痛体操(ストレッチ)part2仙腸関節ストレッチについてご紹介していきます。
前準備としまして、まず仙腸関節の位置を確認しましょう。
図を参考に探っていきましょう。

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1 まず左から。直立します。おしり真ん中の仙骨に左手を当てましょう。少しゆっくり指を上に動かしていきます。
2 ちょうど、人差し指が骨の出っ張りに触れる所があります。それが腸骨の際の部分です。
3 そのちょっと左斜め横に指をスライドすると凹んでいる部分(赤丸部分)があります。それが仙腸関節です。
4 痛みを持っている方はそのあたりを親指で押すと痛みを感じます。その場所が仙腸関節痛の部位です。
確認できましたら、次はストレッチです。
仙腸関節のストレッチにはよくストレッチポールを用いる場合がありますが、今回は簡単にできるテニスボールを使った方法をご紹介します。
用意するもの:テニスボール3つ程度。100均で手に入るもので結構です。
テニスボール2つをガムテープで固定しておきます。
体の大きさに合わせてボールは変えても結構です。
では、ストレッチ方法のご紹介です。
図が下手で分かりづらいかもしれませんが、イメージこんな感じです。

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1 ストレッチ前におしり周り及び腰を温めましょう。一番のお勧めは入浴です。
血行を良くしてストレッチをする事で組織も緩み効果も高まります。
2 まず仰向けに寝ます。ボールが転がりにくい絨毯やマットの上が良いでしょう。
ベッドは腰が沈んでしまうので、なるべく避けましょう。
3 ガムテープで固定したテニスボールを先ほど確認した仙腸関節付近に当てます。
4 ボールが関節付近に当たった事を確認したら、足を真っすぐのばます。
ボールに体重を任せ、手足共に脱力します。15~30秒そのまま維持します。イメージ図のようにしましょう。
5 目安は毎日1日3セット位にしましょう。
※ 長時間行うと関節及び周囲を囲む靭帯に悪影響を及ぼす可能性があるので。やりすぎは禁物です。
※ 妊娠中の人は、個人の判断では危険ですので避けましょう。
※ 既に仙腸関節部分に強い痛みを持つ方はストレッチは避けましょう。すぐに治療を受ける事をお勧めします。
いかがでしょうか。
骨盤辺りが伸びる感じを体験されたでしょうか?
自分のベストポジションが確立するまでトライしてみましょう。
次回は自宅でできる腰痛体操(ストレッチ)part3「マッケンジーエクササイズ」についてご紹介していきます。
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。