体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
前回、3タイプに分けて「冷え性」を紹介いたしました。
今回は、3タイプの具体的な症状と自宅でできる対策をまとめてみました。
末梢冷え型とは?

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年間を通じて汗をかきずらい環境や運動不足などが続く事で全身の血液の巡りに支障をきたしている。
手足の末梢血管が縮小している為に血液が通いづらくなっている状態です。
季節を問わず、血液の流れ全体が悪い。
症状
風邪をひきやすい。疲れやすい。便秘傾向、肩こり、腰痛、神経痛、肌荒れなど。
対策!!
・自宅では足湯などで寝る前によく温め、手足を冷やさなようにする。
・お風呂は40度前後で少し汗ばむ程度でゆっくりと。
・根菜類を中心に鍋物を良く摂り、コーヒー等体を冷やす物はあまりとらないようにしましょう。
・トレーニングとしては※ストレッチ・体幹バランスを強化するなど。
じっくり汗がかける軽い運動から始めると良いでしょう。
※体幹バランス強化やストレッチは別の機会にご紹介します!!
深部内臓型とは? 図

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末梢型の発展したタイプに多く、深部体温が低く、低体温気味な体質です。
症状:
末梢型の症状
アレルギー体質、内臓虚弱、貧血気味、脱力感、不眠、集中力減退、やる気が起きない、鬱っぽい等。
かなり、ありますね。
でも、全部当てはまるわけではないです。様々な病気のベースになりやすいんだよという事だけ押さえておいてください。
対策!!
・末梢冷え性型が発展したタイプですので、基本的には同じく行っていきましょう。
・さらに腰や内臓が冷えやすいので冬は腹巻やカイロなどを腰やお腹に貼ると良いでしょう。
・激辛などの刺激物や生ものや冷たい物は吸収力を弱めてしまうので控えましょう。
発散型とは?

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自律神経が関与している冷え症。
神経バランスが乱れ熱の放出・保温など上手くコントロールできない。
ストレスなどに影響されやすく、手や脇の汗が過敏。
カーッと熱くなって、熱も冷め易く、すぐ寒くなるので体の温度変化が極端。
ひどい方はエネルギーの消耗や血糖値・血圧の変化もあるので注意しましょう。
対策!!
・緊張や興奮をするような状況をなるべく作らないようにしよう。
*おおよそ、このタイプは東洋医学でいう「肝気」の流れが滞るので緊張や興奮は悪影響を及ぼします。
心配事やイライラしたり落ち着きがないので、リラックスを心がける。
週末に銭湯でゆっくりするような、自己流の気晴らし時間を積極的に作ろう。
・首や背中が冷えやすいので、首の後ろ背中(脊柱の両脇)をよく温めると良い。
・姿勢が悪い方が多いので、姿勢を正す為、体幹トレーニングや足腰及び背筋腹筋強化を行おう。
脊柱の歪み易い箇所が多い方もいるので、鍼やマッサージ、ストレッチなどを絡めて行うと回復には良いですよ。
・食事も末梢型を参考にすると良いです。
今回ご紹介した内容はあくまでも自宅で簡単にできる方法をご紹介しました。
もし、専門医にかかっておられる場合は医師の判断を仰いでからにしましょう。
次回は「脚腰強化で冷え性対策!!」をご紹介します。
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。