体調不良予防対策について_墨田区鍼灸院
こんばんは、墨田区の鍼灸びわの葉治療院の諏訪です。
一年中、色々な食材が手に入ります。
昔は考えられなかった果物や野菜などが冬に店頭に並んでいますね。
例えばゴーヤ。
ゴーヤチャンプルなんて結構美味しいのですが。
「これって、ウリ科だから体を冷やす属性だよなぁ・・・。冬には不向き」
なんて考えてしまう癖があります。
冬には冬の食材。夏には夏の食材といった物があったのですが。。。
「季節構わず、食べたいものを食べる!!」
これが当たり前になっています。
だから、体内にも変化が起こっている。
「冷え性」に始まる体調不良には、こうした生活変化がもたらしたのだと思います。
季節の変化と共にに人の体は変化します。
食べ物の多様化によって、体内の季節時計が乱されてしまっている。
以前は、暑ければ汗をかき、体を冷やす為にスイカを食べるという単純明快な感じでした。
でも今は、季節構わず、寒の属性の食べ物を食べてしまう。
ちょっと極端な表現ですが、つまりは季節を感じさせないのです。
いつの間にか、その環境に取り込まれ、それに依存してしまっている。
体力のある人は良いのですが、元々弱い人間には溜まりませんね。
「ではどうすればいいのか?」
自分自身でその環境に対応していかなければならない。
「どんな対応をすればいいのか?」
1 旬の物を選ぶ。
2 季節と逆行する物を少量にする。分量を減らしてみる。
3 温かい属性の食品を温かい状態で摂る。生食を控える。
これって結構忘れていたりします。
例えば、「便秘だからレタスなどの生野菜を多めに摂ればいい。」いう人がいます。
ある意味正しいのですが。
東洋医学的な意味ではもう一加えしてもらいたい。
夏に生野菜ならまあ良いです。
でも、冬は代謝が落ちるので、生野菜は脾胃(消化分解)の運動に負担がかかり寒湿が体内に溜まってしまう。
だから、冬には水分をたっぷり含んだ胃腸の消化吸収に良い大根などの根菜類が適している。
しかも、煮物や鍋物として温かい状態で摂取できる。
生野菜がどうしても摂りたいなら、温野菜と一緒に少しだけにする。
言ってみれば、自然に則した昔のスタイルに戻ればいいわけです。
全て季節物にとはいきませんが、少しでも生活に取り入れてみると良いです。
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。