体調不良予防対策について_墨田区鍼灸院
こんばんは、墨田区の鍼灸びわの葉治療院の諏訪です。
体験談を通じて、冷静に分析をすると多くの事が分かります。
治療時には見えない事を後で見直すと色々気づきを頂きます。
今回は2回目「自律神経の過緊張がもたらす筋肉の特徴」です。
2 自律神経障害による筋緊張
精神的ストレスが持続する事が原因で自律神経が過度な緊張状態を起こします。
自律神経は交感神経と副交感神経があります。
特に交感神経が重要。
交感神経と副交感神経について少しおさらいしてみましょう。
交感神経とは?
怒っている時や焦っている時の感覚を思い出してみて下さい。
焦燥感に駆られ、ソワソワして思考が定まらない・・・
心臓がドキドキして汗がでて、熱くなっていませんか?
実は、心臓・肺・腎臓の動きが高まり、血管は収縮し筋肉も緊張してガチガチなのです。
エネルギーをものすごく使っている状態なのです。
だから、緊張が収まると強い疲労感・脱力感を感じるのです。
副交感神経はどの様な働きなのか?
お茶を楽しんでいる時、お風呂でゆっくりしている時、布団に入って眠りにつく・・・
どうでしょう、こんな時の状態はリラックスできていませんか?
一仕事終えて、「ハァ~、良く働いた~」と落ち着く瞬間です。
心の平安と幸せを感じませんか?
副交感神経とは、落ち着き安静の状態の時なのです。
体内ではこんな感じです
・血管が拡がり血液がゆったり流れ、血圧が下がる。
・筋肉が緩くなる。
・各内臓の動きがゆったりとなる。
もし、こんな状態ではないと感じているなら、交感神経が興奮している事になります。
活動時間が異なる自律神経
バイオリズムに従って働く交感神経と副交感神経。
交感神経は活動に必要な神経ですので、朝から夕方まで活動的に働きます。
逆に副交感神経は安静時に働きます。
つまり、夜から朝方が主体です。
副交感神経は睡眠の導入時や活動時に疲弊した体を修復したりします。
この時は、交感神経は鎮静してOFFの状態です。
副交感神経は自動的に優位になっています。
① 交感神経の興奮状態

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② 交感神経の興奮が和らいでいくと・・・

Jpeg
③ 更に、交感神経の興奮から解放されると・・・

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よく自律神経失調とか聞きますよね。
交感神経と副交感神経のONとOFFの切り替えが緩んでいる状態。
多くは、交感神経が興奮気味。
怒り・緊張・焦り・敏感などこういった状態が際立っている状態です。
図で言えば、①の状態。
いつも臨戦態勢の状態なので脳が休む暇がない。
だから、心身共に疲労状態が改善されない。
体が硬いというのはこういう事からきているのです。
これがずっと続くと、交感神経と副交感神経のバランス関係が崩壊してしまう事になります。
次回は引き続き、「自律神経の乱れが大きな問題を起こす。後編②-2 自律神経失調潜む様々な疾患と3つの養生アドバイスです。」
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。