びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2017/03/30

「春到来!!意外に知らない、春は体の中でも風が暴れている。東洋医学の知恵②」

体調不良予防対策について_墨田区鍼灸院

こんばんは、墨田区の鍼灸びわの葉治療院の諏訪です。


本日は風も落ち着き、春めいた陽気でした。

桜もそろそろといった感じではないでしょうか。


さて、今回は前回の続き体の中の「風」についてです。

「風」が体の中に影響を及ぼす・・・

ちょっとイメージつきませんよね。

東洋医学では「風」はとても重要。

多くの疾患に絡んでくる存在。

例えば、痛風・風疹・風邪・中風など・・・

聞き覚えありませんか?

これ「風」が関わる病気なのです。

本日は、少しだけ東洋医学での「風」の特徴をご説明致します。

東洋医学って想像力が重要です。

あくまでもイメージとして捉えて下されば良いかと思います。


「体の内での風の特性」


「風」のイメージは何でしょう?

「舞い上がる・・」

「自由・・」

軽い感じのイメージ。

共通イメージは「動く」って事。

そう、

「風」は勝手に動いて、何かを動かす。

体の中では「風」はこの様な行動をします。

あちこち移動する。

体の上部に向かって移動する。

症状を変化させる。

熱や冷えや湿気や乾燥を伴って移動する。


ちょっと癖のある存在です。

特に注目したいのは、

あちこち移動する

体の上部に向かって移動する

これは、自然界の風でも同じ事が言えますよね。

風って、北から吹いたかと思えば、西に変わったり、上昇したり変化します。

大地や大気の状況によって変化しますね。

人の中でも同じ動きをします。

では実際、どの様に「風」が発生するのでしょうか?


季節の変わり目は内臓も大忙し!!


東洋医学では、春は肝臓の季節と言われています。

様々な内臓が動きだす事で、が体内を一気に駆け巡る。

そうなると、「気」のバランスが一時的に崩れる。

「気」はエネルギーなので、整然と流れなければいけない!!

肝臓は、「気」の流れを調整する場

だから、一番負担がかかる。

春の始まりで、一気に流れが変わると処理が大変。

「気」の流れの処理に翻弄され、肝臓がヒートアップしてしまう。

その結果、

「肝臓のが鬱積し、風を生んでしまう・・・」

専門用語で「肝風内動」と呼びます。

これが体内の風(内風)の正体です!!

その「風」気・血を巻き込みます。

あちこち動き回りながら頭に向かって上昇していく。

詰まったり、速くなったり・・・

行く先々で様々な影響を及ぼす「内風」。

・関節に影響すると関節痛リウマチ様の症状。

・筋肉に影響すれば、痙攣筋のこわばり感を呈します。

・心臓に至れば、不整脈頻脈など脈拍に影響を与えます。

・頭部に至れば、情緒不安イライラ癲癇発作などの症状が発生します。

さらに、風の動きが激しさを増して、脳内で暴れると、「中風」という危険な状態に変化します。

これは、いわゆる「脳溢血」です。

冬の終わりから春の初めにかけて多く高齢者若年の過重労働なども注意が必要ですね。

 


本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

 

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