体調不良予防対策について_墨田区鍼灸院
こんばんは、墨田区の鍼灸びわの葉治療院の諏訪です。
春は風が乱れ飛ぶ。
体内では肝の季節。
ストレスに弱い肝ですが、この時期それだけじゃない。
気が乱れる為、肝臓が忙しい!!
だから、不用意に「イライラ」「怒りっぽい」季節でもあります。
東洋医学では、この様な現象を「肝風内動」と呼びます。
体内に熱が鬱積して、肝臓で処理しきれない状態。
以前、肝臓はストレスを受けやすいと説明しました。
外的なストレスもそうですが、肝臓での処理も大きなストレスになります。
しかも、4月と言えばお花見シーズン!!
お酒や食べ物で肝臓に更に負担がかかる。
だから、この時期、肝臓を労わないと後々まで影響が残る!!
サプリも良いでしょうが、それは一時しのぎに過ぎない!!
五月病なども、4月の緊張が鬱積して肝を傷め、5月の連休を経て発症してしまう・・なんてケースもあるので気をつけなければなりません。
春と言えばコレ!!
肝は五味でいうと酸。
「五味」とは東洋医学で甘・酸・辛・苦・塩の味の事。
各臓器に必要な栄養素となる味の事。
甘は脾
酸は肝
辛は心
苦は肺
塩は腎
ただし、食べ過ぎは臓器に大きな負担になります。
バランスよく摂るのがコツ。
肝は酸っぱいものが良いとされています。
よく、疲れた時に酸っぱい物を摂ると良いとか聞いた事がありませんか?
精神疲労や肉体疲労でも「酸」の効果は非常に重要!!
「酸」にはこの様な効果が!!
東洋医学では、「酸」は陰に属します。
収斂(しゅうれん)固渋(こじゅう)という作用をします。
陰とは寒性ですので、肝が熱をもつのを鎮めます。
「収斂」とは乱れをまとめる事。
春は、気や血が乱れるので、収斂作用によりまとめる必要があります。
「固渋」とは一か所に落ち着かせる事。
気の乱れを収斂し、落ち着くべき所に収める。
肝臓にとっては必要不可欠な物質なのです。
食材として何が良いか?
酸っぱいものと言えば「酢」
といっても酢を飲むわけにはいかない・・・。
なので、食事に酢を用いたり、酸味を活かした食事を摂りたい所です。
特にオススメは、スープ。
スープなら酸辣湯
程よい酸味が食欲を誘い、野菜もバランスよくとる事が出来ます。
時々で良いので「酢」を用いた食事を日常に入れてみては如何でしょうか?
次回は「春到来!!春のイライラ・不安にこの食事療法」をご紹介致します。
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。