体調不良予防対策について_墨田区鍼灸院
こんばんは、墨田区の鍼灸びわの葉治療院の諏訪です。
今日は、暖かったです。
これで、桜も満開でしょう(⌒∇⌒)。
最近、色々な質問が寄せられております。
質問があるという事は非常にありがたい事です。
今回は「東洋医学における陰陽について」を考えていこうと思います。
東洋思想でもある陰陽とは?
皆さん、陰陽というイメージは何でしょうか?
小難しい概念ですね。
「光と闇」
「プラスとマイナス」・・・
と色々ございます。
一般的な陰陽の概念としては、
「対極の位置するもの。」
「正反対の存在だが、互いに影響しあっているもの。」
簡単に言えば、真逆の存在だが、両方とも関係しているという所でしょうか。
どちらが欠けていてもダメ。
自然界の陰陽
陰とは裏・静・闇・冷・夜・秋・冬など。
陽とは表・動・光・温・朝・春・夏など。
季節で考えたりすると分かりやすいかもしれません。
陰陽で一番重要なのが、「陰から陽」又は「陽から陰」へ移り変わる時。
夏から秋、冬から春。
この転換期が一番大きな変化が起こります。
転換にはエネルギーを莫大に消費する為、あらゆる存在に影響を及ぼします。
東洋医学での陰陽とは?
東洋医学での陰陽とは、体の部分に「陰陽」があるという事。
陰陽のバランスが生命を支えていると考えているのです。
例えば、
男と女。
「女が陰、男が陽」
体表では、
「腹は陰、背中は陽」
体内の五臓六腑では、
「臓は陰。腑は陽」
陰陽のバランスが健康を左右する!!
例えば体温変化。
自然の陰陽と体内の陰陽を合わせて考えてみます。
夜になると、人の体温は下がります。
それは、夜は陰で寒性の気が高まる時間だからです。
それを受けて体も寒性に移行する。
そして、睡眠・・・。
逆に、朝は陽が高まる。
体も陽に変わり、体温が上昇していく・・・。
日が上るにつれ、温かい気が巡り、活動的になる。
このバランスが健康を維持している。
だから、
もし、夜更かしなど陰性の要素となる行動を取り過ぎてしまうと・・・。
陰陽のバランスを崩壊させてしまう。
すると・・・
睡眠不足・精神不安・体調不良などが起こる。
これを「陰陽失調」と言います。
東洋医学の治療は陰陽を調整する事
病気とは、過度に何かをして体に負担をかける。
或いは、外的要因に継続的にさらされる事で起こりうる。
健康とは、「陰陽」というシーソーに乗っているようなもの。
陰の要素を過剰に行えば、陰性体質に傾き、その逆をすれば陽性体質に傾くわけです。
どちらも、過剰になれば健康ではなくなります。
健康であるという事は、「陰陽の中間にいる」という事。
専門的には「陰平陽秘」の状態。
東洋医学の治療では、陰陽どちらの要素が旺盛かを見極め、その傾きを調整する事を目的としています。
いかに、陰陽を調節し、その中間に患者を導くかが重要!!
次回は「季節は体の陰陽に大きな影響を与える」です。
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。