体調不良予防対策について_墨田区鍼灸院
こんばんは、墨田区の鍼灸びわの葉治療院の諏訪です。
体にとって季節は大いに関わりがある。
世は春・・・。
季節は春爛漫。
出張帰りに、桜の香りに導かれ、いつの間にか九段下へ・・・。
千鳥ヶ淵の桜も見事に咲いておりました。
でも、こういう時が一番危ない!!
風邪や病気になる人が多い。
慣れた温度が急に変化して、体調が目まぐるしく変わるこの季節。
昨日まで、12℃程度だった気温が、次の日は気圧変化で一気に20℃なんて事も・・・。
そうなると、体も大変な事に。
実は体はまだ冬の状態
季節ものの服も片づけるこの季節。
体も準備段階なのです。
陰から陽への動乱期。
春は冬の陰気と春の陽気が押し合い問答しているので、気温の変化が激しい。
体も陰体質のまま。
陽気が体内から出かかっている最中。
気温変化に踊らされ、体内の気も動き、「にわか陽気体質」になりがち。
だから、妙にウキウキしたり、変な精神状態や体調不良になってしまう事も・・・。
陰陽のバランスがとれて落ち着くのはやはり5月ごろでしょうか。
でも、ちょうど大きな休みを挟むので、ナーバスになりがちな人はそのまま引きずってしまう。
いわゆる五月病などもこの時期の影響が強く残ります。
陰陽から見た季節変化と体のバイオリズム
人も自然の法則と同調しています。
季節の変わり目は慎重に行動しなければいけません。
今回は、「季節とバイオリズムの関係」という事をまとめてみました。
「陰の季節」は秋~冬。
・乾燥して寒く、皮膚の汗孔は閉じる。
・気の巡りが落ち着き、臓器も動きが制限されます。
・代謝も控えめ。
・体表の陽気は内臓に帰着する。
・体表の陽気は弱く、体外の風に弱い。
風は冷気を伴い、外から体内に侵入してきます。
体表の陽気が手薄な為、風邪をひきやすいのも秋から初春の特徴。
基本的に冬眠時期なので、トレーニングも陽気を消耗し過ぎないようにすべき。
足腰など陽気を養う、基礎固めのトレーニングが重要!!
「陽の季節」は春~夏。
・春温かく、皮膚の汗孔は緩む。
・気がよく巡り、臓器の動きが盛んになる。
・体表に陽気が溢れ、体内で風が生じる。
おさらいになってしまいますが・・・。
春では温風となるので、外からの風の影響を受けにくい。
反面、気の動きが内部で盛んになり、内臓運動が活発になる。
動き過ぎた気は内臓に負担をかけてしまいます。
特に気の運動を統括する肝が熱を持ち、体内で風(内風)を起こしてしまう。
内風は上昇して、気血を乱し、頭部を襲いやすいので注意が必要!!
この時期、中風(脳血管障害)や高血圧・癲癇、頭痛、目まい、睡眠障害なども要注意です。
水分代謝に注意して、心身のリラックスを心がけましょう(⌒∇⌒)!!
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。