体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院
こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。
今やどのメディアでも「腸」。
ヨーグルトや乳酸菌など腸に関する製品がたくさん溢れています。
でも、何故「腸」が注目されるのでしょうか?
腸って一体何をする場所なのか?
基本的な事なのですが案外知らない事も多い。
今回は「腸の働き」ついてご紹介します。
一番原始的。でも、優れた器官
腸の長さは、約9m。
何とも、人体の中では一番長い器官です。
腸は大きく分けて3つ。
「十二指腸」・「小腸」・「大腸」
それぞれの大きさは、
「十二指腸」は大体25㎝。
「小腸」は全体で6m前後。
「大腸」は1.5m前後。
ここで、取り入れた食物や水分を消化・吸収していく事になります。
その他に、
解毒・浄血・合成・免疫にも関与している優れた器官なのです。
因みに、
日本人の腸は欧米人に比べ長いと言われていますが・・・。
実はそんなに変わらない。
実は、
消化酵素にある。
日本人はそもそも農耕民族なので、肉類消化酵素が少なかった。
現代は食事も欧米化が進み、多少は体質の変化もあります。
しかし、ミクロ的には農耕民族の気質を受け継いでいます。
食物の多くは小腸で吸収されている
食物は胃の強烈な酸で溶解されます。
胃液で分解された食物は十二指腸に運ばれます。
強酸状態の食物をここで膵液と胆汁により薄め、更に細かく分解されます。
食物の吸収は小腸。
ここでの吸収が一番重要!!
小腸には絨毛組織があり、その中の微絨毛により、食物は吸収されていきます。
もし、この絨毛組織がダメージを受けてしまうと・・・、
どんな素晴らしい栄養もきちんと吸収されない。
そのダメージとはっ!!
ストレス・乱れた食生活・睡眠不足など・・・。
体内酸化を招く原因が腸内粘膜を破壊してしまいます・・・。
因みに、この絨毛組織の大きさですが、広げるとテニスコート一面分程の広さとなります。
そんな広さの物を収納できる人体とはまさに小宇宙と言えます。
大腸の働き
食物のほとんでは小腸で吸収されます。
大腸では、食物繊維の発酵と水分・塩分の吸収が主となります。
便の内、
大半は水分(60%)!!
腸壁細胞の死骸(15%〜20%)
細菌類の死骸(10%〜15%)
実は多いと思っていた食物は5%ほど・・・
だから、たらふく食べたりして、翌朝トイレで出したとしても、
実は、食物の残滓はほとんどない・・・。
だから、食べたら食べた分だけ吸収されてしまう・・・。
勿論、食べ過ぎれば、消化不良として排出されますが。
でも、それは不健康。
だから、
その人に合った適量摂取が必要!!
逆に、
便秘が長く続けば、
便中の水分が腸により吸収されてしまいます。
便がカラカラになってしまうのです。
だから、便も出づらいのです。
次回は「抗酸化力を身につける体作り。part3 腸を知る事が病気を改善する。腸の働き②」です。
本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。