びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

「ガン患者が望む当院の治療 part3」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 9月になりました。 日没の時間が早まってきて、 秋を少しずつ感じる季節となりました。   ガン治療において東洋医学は何ができるのか ガン治療をされておられる方にとって、 抗がん剤や化学療法をする事で傷ついた体をどの様に改善していくのか? これは大きな問題です。 これは、現代医療では中々できない所であります。 担当医に尋ねても、中々明確な答えが得る事が出来ないのも事実。 又、個人でできる事にも限界があります。 多くの方がこの部分に気が付いていながら、中々対応できない部分。 その間に、副作用に悩まされることが多く、 色々なジレンマに悩まされ、精神的にも辛いところです。 実際の所、どうしていいか分からないという事の方が正解なのかもしれません。 その問題解決に、 東洋医学がどのように関わるのか? という事が挙げられております。 意外に知られてはおりませんが、 何十年も前から、 国立がんセンターや東京大学など、 大病院では鍼灸治療を取り入れている所も増えております。 ここで、肩こり、腰痛でも治療するのでしょうか? いいえ違います。 まやかしめいた治療をわざわざ大病院が取り入れるわけがありません。 きちんとした根拠に基づいた治療がなされているのです。 体を整える治療の重要性 鍼灸治療で直接ガンを治すというわけではありません。 病態に対し、間接的に関わる治療も存在します。 治療というものには相乗効果という事もあります。 現在行っている治療に、より効果をもたらしたり、 痛みや副作用を軽減させるという治療も立派な治療です。 逆に言えば、 薬物を使用しない状況で、 痛みや副作用などの軽減をする。 最終的には、 個々の持っている力を高め、回復力を向上させる事に繋げる治療。 これは、鍼灸特有の治療技術でもあるのです。   案外知られておりませんが、 実は、鍼灸治療はその様な部分に非常に強いのです。 東洋医学というと漢方とイメージがつきますが、 実は、これは日本だけです。 世界では、 鍼灸と方剤(漢方)はセットというのが常識なのです。   鍼灸と方剤(漢方)は同じ理論で運用しなければならないので、 鍼灸を併用してこそ正式な使い方であるのです。 ツボ(経穴)はとてつもない力を秘めています。 古代の中国人はこれをどの様にして発見したのか・・・ ツボを刺激する事で、人体の機能が高まり、修復する。 長い時間をかけて、共通するツボを見つけ、治療に応用していきました。 とても驚きです。 残念ながら、日本では、 一般的に行われる治療が肩こり腰痛に焦点が行き過ぎているので、 一般の方が本当の鍼灸の治療効果を認識する機会に恵まれておりません。 鍼灸の真骨頂の大半は、 神経系・内科系の分野での治療が世界の標準です。 この理論に従い、正確に使えば、 回復の為の治療という部分で大いに役にたつ事ができるのです。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2186/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。    

「ガン患者が望む当院の治療 part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 コロナの影響もあってか、 今年の夏は何とも言えぬ違和感を感じます。 マスクも暑苦しいなど、 仕方ない事ですが、 常に緊張感が漂う日々です。 ガンとの共生をうまく行う為に 大病と共生を図るには、 体調を安定に導き整える事が重要です。 これが一番基本です。 病院で抗がん剤治療をされている方は、日々の体調も崩れがちです。   抗がん剤などの強力な薬は、 ガンを死滅させる程の威力を持つ反面、 正常な細胞にも影響を与えてしまいます。 ただ、この様な治療が有効であるのは事実で、 現代医療では欠かせないものとなっております。   当院に訪れる患者も、抗ガン治療中の方が多く、 その様な方が持つ悩みとして、「副作用」が挙げられます。 当院では、この副作用への取り組みを中心に治療が展開されるのがほとんどです。 「副作用」の症状も多岐に渡ります。 口内炎・各種感染症・皮膚障害・便通不調・寒がり・倦怠感・浮腫み・免疫低下 など色々です。 中にはまだ症状が出ていない方もいますが、 通院されて一か月位経過して、体調の変化に気づく方もおられます。 いずれにしても、この副作用は厄介な存在です。 これら症状が蓄積する事で、 精神的不安や体調不良などの悪循環がより増してしまうのです。 長期的な抗がん剤の服用ともなると体力も減り、 解毒自体も中々大変なもです。 この様な症状の改善に、何か良い方法を模索されている方もおられるようです。 その解決法の一つとして、 東洋医学を選択され、 対策・改善のヒントとされる方も増えております。   次回に続く・・・ 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2174/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「ガン患者が望む当院の治療 part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 長い梅雨が明け、今は毎日猛暑。 今日も救急車のサイレンが鳴り響いています。 熱中症にご注意を。 最近治療の要望もちょっと変化が見られてきました。 コロナ渦の影響もあったのか、 予防や免疫という考えが目立ち始めてきました。 患者さんはもとより、 一般の方にもこの様な分野に関心を持つ傾向が強くなっています。   ガン患者の治療の要望に変化が・・・ 毎年様々なタイプの患者さんを診させて頂いております。 最近では、年齢層も30代から50代と比較的若いのも特徴的です。 今年は特に肺ガンや転移性ガンが多く、 全身転移など様々。 肺ガンというと大抵そこに留まらずに、 「転移」というものが気になります。 ただ、現代医学もかなり進んでいるおかげで、 抗ガン剤もかなり種類があり、 病院次第では、薬の選択肢もある様です。 ひと昔は、 「ガン」=「死」 という崖っぷちなイメージでしたが、 今は変わりつつある様です。 「ガン」も根治できるなら良いのですが、 できなくても上手く付き合う方法が模索されております。 当院でも、来院される大抵の方がステージ4。 しかし、これもピンからキリまであり、 ステージ4=末期 では全くなく、あくまでもガンの浸潤の区分けに過ぎません。 治療によって、 ここから回復される方も多々おられます。 患者さんもガンだからと言って、 当院にガンの治療を求められるだけではありません。 「抗ガン剤と東洋医学的な治療を上手く調和させ、ご自身の体調を高めていきたい」 とお考えの方も増えておられます。 その様な考えをお持ちであるのは、とても前向きなお考えであると思います。 患者さんがその様な考えであれば、 東洋医学的な治療においても、選択肢が広がり色々な関わり方ができます。   ガンと共生しつつ、抗がん剤の副作用などを抑止しつつ、 効果的な薬が出るのを待つ事も視野に入れて生活していく。 「ガンとの共生」 これをうまく行う為にどうすれば良いのか? その答えを求めて、当院を利用されるケースが増えているのです。   次回に続く・・・ 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2165/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「この時期特有の「湿気の病」part3」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 今年の梅雨は長い・・・ いつまでもジメジメとする季節が続きます。 この梅雨の期間に体調を崩す方もいるでしょう。 それとは逆に、 この時期を抜けていきなり暑い季節が到来した後で、 突然体調を壊す方もおります。 いずれにせよ、湿気というものは体に残るものです。 個体に影響を及ぼすのは様々で、 それが時間差で影響を与えていくのが「湿」の病の厄介なところです。 「湿」の病の原因となる環境 「湿」は大きく分類すると二つあります。 一つ目は、前回からの外気による影響。 二つ目は、体内の水質管理の問題。 今回は、この二つ目の問題。 体内に「湿」溜めると「湿」にまつわる様々な問題が起こります。 特に、食生活や生活環境は一番注意するところです。 東洋医学では、 「湿」をもたらす食べ物や飲み物をとり過ぎたり、 「湿」の影響が受けやすい環境に身を置き過ぎたりすると、 体内の消化吸収能力が低下し、二便(尿・糞)に影響を与え、 気血の流れが阻害され、体の浮腫を招き、皮膚、関節に変化をもたらす。 更に、自然治癒能力が低下し、感染症の罹患率が高まり、回復も遅くなる。 という事が挙げられています。   東洋医学では、 健康体維持する上で、一番基本的な事は、 「昇降出入」であると説いています。 気であれ、血であれ、津液(体液)であれ、 全ての物質は頭の先から足の先まで移動し体内を巡る。 そして、外気、風、寒、熱、湿、涼、燥、暑や飲食物も全て同様である。 口、鼻、毛穴から入り、必要な物とそうでない物(必別清濁)とに分類され、 不要な物は尿や便、呼気、皮膚などから出ていく。 まるで、体内という地形に自然の川が流れいく様。 これが体が自然と同様であると言われる所以です。   現代の夏は、冷房空調で管理されているので、 昔の様に汗というものを十分にかけません。 特に体内の水質管理が難しいのです。 それどころか、 冷房で体が冷え過ぎて体内に「寒」も作ってしまいます。 通常であれば今の時期の臨床では、 「湿熱」「暑湿」という状態の疾患が主であるはずなのに、 実際は、冷えを伴う「寒湿」を主体とした疾患が増えています。 食べ物や飲み物にも「湿」はある 飲食に関しても同様です。 東洋医学では、 生冷過飲食、肥甘濃味の過飲食は、 内臓(脾胃)を冷やし消化吸収を妨げ、「湿」を作るとされています。 毎日、日中十分に日を浴び、汗をかいて仕事をした後なら、 冷えたビールやお酒やアイス、刺身、揚げ物といきたいところです。 しかしながら、 冷暖房管理の室内環境が整っている方が上記の食生活をするのは好ましくありません。 体の代謝能力が十分整っていないのに、 これらの「寒」「湿」を多分に含む食品を摂る事で、 脾の運化能力(西洋医学で言う消化吸収)を大きく減退させ、 肥満、浮腫、内臓虚弱、皮膚疾患、関節炎を発症又は憎悪させてしまいます。 そして、これを放っておくと、 所謂、成人病、ガン、精神疾患、脳血管障害などの現代病と結びついてしまうのです。   前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2160/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「この時期特有の「湿気の病」part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 痛くてどうしようもない時、 どんな治療でも治るのなら、何でも受けてみようという気になりませんか? もし、その様な時に針治療の技術を自分が持っているなら、 私なら躊躇なくそれを使います。 実は、先日から猛烈な腰痛に悩まされており、 寝返りうつのも痛くて、起き上がるのもやっとの状態・・・ 腰痛の厳しい時は、トイレで腹圧をかけるだけでも苦しいのです。 どうにもならない・・・ それでも何とか仕事だけはやっていたのですが、 でも、ついにお手上げ・・・ 本日仕事の隙をついてようやく自分に治療しました。 困難を極めたのは、自分の腰に針を打つという事。 腕を後ろに回して針を刺すのは本当に難しい事です。 普通なら手は回せても刺せません。 しかもしっかりさせないのでチクチク痛い。 横向きに寝て、腕だけを腰に回し針を打つ。 少しの動作でも、腰には力が入ってしまうので、 腰の力を抜いて、腕だけに集中するのはかなり難しいのです。 でも、痛い所は分かっているので、 ポイントにヒットしさえすれば、痛みが和らぐのは分かっているので、 ちょっと時間はかかりましたがどうにかやり切れました。 患者さんがいつも言う通り、辛い時の針は本当に効きますね。 そんなこんなで、今回は本当に針様に助けられました。 「湿」は難しい 前回は「湿」が体に影響を及ぼすと様々な症状を引き起こす事をご紹介致しました。 実際に「湿」を説明しろと言われると、 濡れているとかジメジメしているとか、 現象的な説明はできますが、 その特性をどう説明したらよいか案外分からないものです。 それもそのはず、捉えどころのない存在です。 「湿」は治療においても難しく、 取り過ぎてもいけない、取らないわけにもいけない。 微妙な存在。 「湿」絡む疾患は、治療も長くかかるのです。 湿気が体に影響を及ぼした時 東洋医学では、「湿」の特性を以下のように説明しています。 「湿」とは、 ・体内の水の余りである。 ・ジットリと粘性を帯び、経絡上にある気血の停滞を助長する。 ・単独でも影響を及ぼすが、大抵は寒、熱を伴った症状が多い。 ・重力に従い、重く、鈍く、長期に渡り各部位の下部、末端を犯しやすい。 とあります。 昔の人はよく気が付いたものだと感心します。 症状は、言ってみればスッキリしないものが多いのです。 実際、これを現代の疾患・症状に当てはめてみると、 梅雨時期の粘性下痢・関節痛・リウマチ性関節痛、痛風、痰、水虫、湿疹など はこの特性がよく当てはまります。 実際、症状も結構当てはまるのではないのでしょうか。 沈思や、精神不安など体の上部でも起こることもあるので、 脳でも湿が絡めば、情緒や思考、血管系でも悪影響は起こりえます。 雨期など、ジメっとした感覚と共に精神混濁があるのは「湿」の影響もあると東洋医学では捉えているのです。 因みに、 春先は「風」の特性ですから、気血が上昇し、乱れますので「湿」とは真逆です。 各々季節性疾患の特性がよく出ています。 この様に実態が捉え難く、中々回復に時間を要するというのが分かります。 治療は寒・熱などの特性に応じて行う 「湿」は、気や血流の流れが鈍い関節部分などに貯留します。 ほとんど動かない為、ずっとジクジク痛かったりと症状が持続しがちで、 実際、動きの切れが悪いなど、体の動きにも影響する事でしょう。 外気湿気の多い時は症状も憎悪するというイヤラシイ存在であるという事。 その証拠に、 運動や事故で関節や古傷が痛むのも湿っぽい時期が多いなどありますが、 「湿」が絡んだ可能性が極めて高いのです。 又、 「湿」の疾患は時期によって大きく変化します。 精神不安や思考停滞など「湿」単独で起こる事もあるのですが、 実質的に痛みの有無がはっきりしている場合が多く、 大抵は、寒・熱を伴います。 秋や冬の雨、冷房、冷えた物などで痛みが持続するなら「寒湿」と呼びます。 熱感を伴う痛みがあれば、「湿熱」と呼び、やや痛みが激しい。 治療法も、 西洋医学とは異なり、痛みを抑える方法も異なります。 本体である「湿」を解消するには、 まず、連結している「寒」「熱」から解消しなければなりません。 熱性が強ければ、針を用い、 寒性が強ければ、灸や温熱療法を用います。 それと同時に気血の停滞を解き、湿を流していきます。 いわゆる、目下の問題を解決しつつ、 最終的に本体である「湿」をうまく流していくという方法がとられるわけです。 そもそも、「湿」も体の一部。 水が解消されずに、余った物ですので、「湿」を生み出した原因を改善し、 上手く気血に乗せて解消させてあげなければいけません。 その様にして、マイルドに治療して自然解消させていくのが東洋医学なのです。 次回は、体の内部ので生じる「湿」について、 「湿」を生み出しやすい原因をご紹介してまいります。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2155/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「この時期特有の「湿気の病」part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 梅雨で毎日曇り又は雨の日が続いています。 心も体も何となく元気がないという方は多いのではないでしょうか。 この時期の影響は大体「湿」が絡んできます。 東洋医学の「湿」は嫌なもの。 家の中でもカビやシミが増えます。 これは体全体での影響も計り知れません。 体全体に及ぼす影響も多々あり、 関節痛、食欲不振、食あたり、精神不安、水虫、湿疹などなど、 「湿」の心身への影響たるは凄まじい。 本日は「湿」についてご紹介いたします。 「湿」とは何か? 「湿」とはいわゆる湿気でも分かる通り、 じっとり、ネバネバ、べたつく、引っ付く、重い、落ち着かない・・・ などのイヤな感覚です。 一度へばりついたら、中々離れない。 もっと言うと、動きを制限するという様な邪魔なイメージであると思います。 家では、これが蓄積すればカビなどの原因になります。 人体でも様々な影響を与えるのです。 適度の「湿」は必要ですが、溜まり過ぎると悪影響を及ぼす存在です。 「湿」が過剰に心身に影響を及ぼした場合、 東洋医学では「湿邪」と申します。 「湿」が流れを阻む 健康を阻害する根本的要因とは何でしょうか? 難しい質問ですが、 私なりの答えは、 「何らかによって、ある部分の動きや流れが制限又は阻害される事」 ではないかと考えております。 時期によりますが、 今の時期は「湿」がその要因になりうる事が多いのです。 物も人も社会も全て「流れ」に乗って活動しています。 ある部分が止まった瞬間、そこに負担がかかり四方八方に悪影響を与えます。 「湿」とは関係ありませんが、 流れという意味で、 車で言えば渋滞であったりします。 人でも心身の循環が阻害される事で、 渋滞が起こり様々な疾病要因となるのです。 人体での「湿」の種類 「湿」には「寒湿」「湿熱」「暑湿」と分類されます。 大体は季節に応じて呼び名が変化します。 「湿」が単独で影響するというよりも、 季節でだいぶ症状も変わります。 例えば、 「寒湿」は寒冷から春先の雨期。 「湿熱」は梅雨期や夏の終わりの長雨期。 「暑湿」は夏の高温期。 と分類上されております。 しかし、現代の環境を鑑みると室内気温などがある為、 全ての「湿」が影響する可能性があります。 それ故、 来患の方でも、その方の生活環境で症状も大分異なります。 「関節痛だし、夏だから「湿熱」ね」 と決めつけられない場合も多く、 「湿熱」の割には熱感や痛みの強さが激しくない。 という事もあります。 話をよく聞いてみると・・・ 夏は冷えた環境で生活や仕事をされている となれば、 「寒湿」の影響も捨てがたい。 そうすると症状も違いますし、治療法も異なってきます。 特に「寒」「熱」の治療方法を間違えると、 症状が悪化して酷い事になります。 これは、方剤(漢方)を自分で飲んでみて実験した事ですが、 それはそれはとんでもなく酷い事になりました。 やはり、治療法則は舐めてはいけません。 話は戻りますが、 体の不調が「湿」の影響である時、 それが何と結びついているかを知る事は非常に重要です。 その特性に応じた対処法をしなければなりません。 次回は、 「湿」の症状についてご紹介していこうと思います。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2147/#detail   完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「びわの実と種と葉 part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 道端のびわの実はもうよい時期になりました。 梅雨になり、湿が関節や内臓を阻害する季節。 体調管理に要注意です。 葉の恩恵 びわの実は年に一度。 6月中旬が最盛期ですが、 葉は一年中生えています。 治療では専ら葉を重要視します。 葉は薬効に優れ、使用用途も多岐に渡ります。 お茶、焼酎漬け、びわ葉の風呂など日常生活に密着した使用用途から、 治療では、びわ灸、びわパックなど存在します。 昔から非常に重宝されています。 治療現場におけるびわの葉温熱療法 当院はびわの葉治療院と銘打っているだけに、 びわの葉で治療する技術に長けております。 「冷え、難病にはびわ葉」 とご連絡を頂いた事もある程、 知る人ぞ知る温熱療法。 治療道具はいたって単純。 びわの葉 棒灸 当て布 当て紙 の4つだけ。 治療で使用する葉も好みがありますが、 治療に使える葉は何でも良いというわけではありません。 やはり、実際に葉を触って感じる感覚がとても重要です。 程よく肉厚で、程よく幅が広い葉。 灸熱を当てた時に、熱が皮下に程よく通る程の肉厚の葉。 薬効と熱が治療の要だけにこの部分はこだわりたい。 そして、棒灸の存在。 [caption id="attachment_1549" align="alignnone" width="300"] (普通の棒灸の1,5倍程度の大きさ)[/caption] これも自分自身で作ります。 棒灸も市販のものもありますが、 こちらが求めている熱量とは異なる為、 灸もぐさから選び、オリジナルを作る必要があります。 治療では、灸の熱量が決め手になるので、 治療中の灸熱の管理は経験が必要です。 灸もぐさも季節や湿気などによって大きく変化します。 治療効果に大きな影響を与えてしまうので注意が必要です。 受けた感じとしては、温かく気持ちが良い治療であります。 やや熱いくらいで、程よく熱が葉を通じて体内に届くと、 灸を打った後が、に赤みを帯びる。 写真の様な反応が理想なのですが、 実際、この治療を望む方は大抵重症な方が多いのが実情です。 それ故この様にきれいな反応が残るわけではありません。 熱を加えても、すぐに反応が消えてしまう。 中国医学で言う所の気血が至っていない「虚」の状態です。 肌はくすみがかっているか、もしくはハリ無く力無し。 この様な状態を戻すには時間が必要です。 熱の体内循環を改善させるには、 何度も注熱を繰り返さなければなりません。 それだけ、体内の熱環境が悪く、 芯まで冷えている事が多いのです。 なるべく心地よい治療を目指したいのですが、 治療効果を出さなければ意味がありませんので、 時に熱いと感じても、その方にとって必要な熱を送り込む必要があります。 ごく稀に火傷などを起こす場合もありますが、 消毒を徹底し感染防止に努めながら治療を行い必要があります。   前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2140/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「びわの実と種と葉 part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 初夏の季節となりました。 梅雨前の季節で過ごしやすい季節です。 びわの実も大きくなり、あと少しで食べ頃です。 子供の頃は木に登って実をとって食べたりしたものでした。 先日患者さんからの質問でびわの実と葉の効能の違いがありました。 今日はその事について紹介していこうと思います。 実は甘いが・・・ びわの実は6月が食べ頃。 黄色から橙色に変化する頃が今の季節。 その実は、ほのかに甘くすっきりとしています。 よく質問されるのですが、 実には薬効はどれ程あるのか? という事。 葉にあれほど薬効があるので、さぞかし実も相当なものかと想像してしまいます。 実際には、さほど薬効があるわけではなさそうです。 いわゆる、果実としての趣を堪能する方が宜しいかと思います。 今の季節においては、水分を程よく含むびわの実は身体を潤すという意味で非常に適しているといえます。 しかし、実の中の種子は別物。 よく、これを好む方もおられるようですが、 非常に強い効能と危険があるそうです。 実の種子は効能が高いが扱いが極めて難しい 色々な健康雑誌などでも紹介されるびわの種。 健康食品でも取り扱いがあるようです。 効能も葉の3倍はあるのではないかと以前教わりました。 それほど強力なびわの種ですので、 ガンの方などでご存じなのはよく見られます。 しかし、薬効が強力という事はそれだけ体への影響もあるという事です。 あるものの本によれば、 一日の摂取量は3粒以下程。 下痢などの症状も出やすいとの事。 びわの葉もそうですが、 種の中に含まれるアミグダリンと呼ばれる成分には、 青酸配糖体という物質が存在します。 これは口内や胃液の分解酵素により、 シアン化水素いわゆる青酸を生じる自然毒があります。 この毒性は、時間経過と共に減少するようですが、 いずれにせよ、短期で摂取するのはお勧めできません。 それを過剰摂取すると体に悪影響を及ぼすと言われております。 昔は種はガンに効くなど言われ、 よく、患者さんからもびわの種は食べた方が良いか? という質問を受けるのですが、 中毒性が危険視されるので、 実際患者さんには勧めた事はありません。 病気で体力がない方に、 この毒性が悪影響を及ぼす可能性を考えれば、到底お勧めできようがありません。 ちなみに、この青酸配糖体を含む果実は主にバラ科。 梅、桃、びわなどです。 そもそもこれらの種が何故、青酸配糖体を持つかといえば、 自己防衛の為だったそうです。 ただ、昔から梅干しなども健康保存食として活用しているので、 きちんとした毒抜きの処理工程がなされれば安全に食品として楽しめます。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2127/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「予防治療の意義 part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 気がつけば六月。 もう半年最後・・・ 一応緊急事態宣言解除となりましたが、 宣言後、いきなり30人程の感染者が発表されました。 中々難しい状況です。 それ故、予防を徹底しなければなりません。 コロナにより、 この世界の生活様式が変わりつつあります。 治療より予防に時間をかける時代 コロナでも予防という言葉がよく目立ちます。 一度かかればどうなるか分からない恐ろしい疾患です。 安易な行動でかかるものではないと分かります。 これは、どのような病気や怪我でも同様。 壊してしまったら回復は難しい。 体が壊れてからでの回復というものは非常に膨大な労力と時間がかかります。 そして、以前と同じ状態には決してならない。 常にケアを心掛け、体に無理をかけすぎない習慣を身に着ける。 個々の限界を超えた所に疾患や怪我がある。 その様な事を頭に再教育しなければなりません。 その為に自分の体の変化に敏感になっていかなければなりません。 自分治療のタイミングをきちんと把握しておく 発症の前兆をつかむのは非常に重要です。 例えば、片頭痛の患者さん。 突然、痛くなるという方が多いのですが、 よくよく話を聞いてみると、 各々特徴的な前兆があるようです。 運動器系での故障も同様です。 痛みそうだという予感は自身でしか分からないものです。 腰痛の常連の方は、なりそうなタイミングをよくご存じです。 大体この時期に○○をすると痛みだす・・・ 経験的に学ばれておられるので、 それに対する対処もよくされています。 ちょくちょくご自身のタイミングで治療を定期的に受けられる習慣が定着しております。 無理を押して壊し切ってしまったら、元には戻らないのです。 年に応じて体の回復リズムを理解する 今不具合を感じている部分があったとして、その前兆や経過をどう理解するかが重要です。 自身の体質や習慣に照らし合わせて考えてみると特徴がよくわかります。 例えば、 その痛みが休めばなおるのか? ・しばらくしたら又発症するのか? 発症のタイミングはいつか? ・どの程度続くのか? ・気温差がもたらすものか? いつ痛いのか? ・仕事などの後か? ・行動し始めか? ・寝起きか? ・しゃがんだ時か? ・腰をそった時か? どんな状況・体勢なら楽か? ・温・冷のいずれか? ・風呂に入れば楽か? ・体を横にすれば楽か? などなど 割と当たり前ですが、 痛みだけにとらわれていると意外と見落としやすい特徴。 これらの日常の慣れ切った不具合に関して、 人は無視しがちです。 そして、ある時を境に痛みが出て支障が生じる。 そうなってからでは、治療に時間がかかります。 長期間の炎症は、体に保持するべきではありません。 年を重ねる事に痛みが慢性化し、 精神的にも悪影響を及ぼします。 それが、様々な疾病の引き金になるからです。 前回のブログはこちらから http://bwnh.jp/risk/2123/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。  

「経年性腰膝痛の針温熱治療part3」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。   緊急事態宣言解除と事態は動き始めました。 このまま終息してくれればと思いますが、 まだ警戒しつつ活動する必要がありそうです。   対処療法の有効性とそれからの治療 痛みをとればそれで治るのか? 確かにその問題を解決できればとりあえず安心かもしれません。 しかし、色々な疾患、例えばガンなどを例にとってみると、 痛みや障害を起こす原因であるガン細胞だけを取り除いただけで本当に治った事になるのか? という事を考えてみる必要があります。 今までの医療では、病巣の駆逐のみを主とした時代がありました。 原因さえとれば何とかなる。 しかし、現在ではその考えが変化してきています。 そもそも、病気の大半が自身から発生してきたものです。 それを解決するために、体内では様々な回復作業が展開されます。 その中の一つとして、対処療法の必要性は当然あると考えられるのです。 当座の痛みそのもの除去をまず第一に考え、 その後の再発に対する対処を考えていく。 そこから、 何故その様な状況に至ったのか? など、原因を明らかにして自己改善に努めなければ、 再度病気に襲われる可能性が高いのです。 そして、その解決にかかる労力は膨大なものです。 最終的に、完治を目指したいものです。 身体とは常に使い続ける必要があるので、 必ず変調をきたすものです。 それに対してほとんどの方は、長期的に十分な療養に徹することができません。 対処療法は欠かせないものではありますが、 それは鎮痛のためのイタチごっこをし続ける事に他なりません。   体をある一定の健常な状態を維持するために一定期間の感覚を空けての治療。 やはり、定期的なケアが望ましいところです。 定期的なケアをしていく 歯などもそうですが、常にケアができていなければ歯を健康的に保つことができません。 腰膝も同様で、消耗するものです。 関節軟骨は常に破壊と再生を繰り返しますが、 その速度は、年齢に応じて減速していきます。 その補助として、 健康的かつ機能的に稼働させるには、常々のケアが重要になっていきます。 プロ選手など体を資本とする方は、体のケアを十分行わなければよい結果をもたらす事ができません。 それ故、体に十分お金と時間をかけていると言われています。 一般の人がそこまでする必要はありませんが、 しかし、ちょっとした痛みが引き金で仕事の効率に支障があれば様々な面で不利益をもたらしてしまいます。 その場しのぎに気づいた方はそろそろ治療スタイルを見つめ直してみるのもよいかもしれません 今回はこの辺にて・・・ 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2115/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。  
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