びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

「脊柱管狭窄症術後後遺症の痺れ・疼痛改善:T・A様(55歳)part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 台風が去って、 もう秋かと思う様な雰囲気です。 毎年、暑い盛りは暑さにうんざりしますが、 少し涼しくなると、 夏の終わりのさみしさも感じます。 腰痛も様々 腰痛と言いましても、 様々な種類があります。 ギックリ腰 腰椎すべり症 腰椎椎間板ヘルニア 内臓由来性腰痛 悪性腫瘍由来腰痛 脊柱管狭窄症 などなど・・・ 各々痛みがあれど、痛みの特徴や随伴症状が異なります。 筋骨格系由来の腰痛なら、 運動時に起こる痛み痺れといった事だけに集中しがちですが、 内臓性や悪性腫瘍系は痛みの質が異なるので注意が必要です。 運動時以外でも痛みがある。 夜間に憎悪する。 骨自体が痛い感じがする。 内臓の症状を伴う。 という点にも注意です。 特に悪性腫瘍では、 肝臓など多臓器転移からの事もあります。 鑑別の段階において、 病歴・検査結果などを詳しく把握した上で治療に至らないといけません。 いきなり治療でマッサージという事は避けねばなりません。 誤診・誤治療に繋がる恐れがあります。 さて、今回のテーマ、 本日は脊柱管狭窄症による腰痛です。 中高年から始まる脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症と言いますと、 高齢者の腰痛というイメージがあります。 以前は、高齢者が大半と思っていましたが、 最近では、50代でもよく見かけます。 この腰痛の特徴は「痺れ」。 原因は、 腰椎の脊柱管内部にある椎間孔に何らかの異変があるという事。 内部が狭まり、そこを通過する神経が圧迫される事で発症する腰痛です。 厳密には神経痛の一種とも言えます。 痛みの特徴は、 神経原性による症状。 腰部及び下肢の痺れ 腰部疼痛 歩行障害(間欠性跛行) 等が挙げられます。 治療法は主に、外科手術による内部空間の拡張。 内部が肥厚する事で孔が狭くなるため、 それを手術で削って元に戻すという方法が大半です。 神経圧迫が解放されれば、 大抵は痛みや痺れから解放されるのですが、 何割かの方は、 術後の違和感(痺れ・疼痛)に悩まされる事があるようです。 術後の違和感で来られたケース 今回の患者様は現在も治療中です。 手術では、上手くいったようですが、 ご本人の実感は変わらない。 歩行は以前よりかは改善したが、 未だに痺れ・痛みがあるとの事。   手術は成功したのですが、 この様なケースは臨床ではよく見られます。 「半年も経ったのに良くならない」 との事で、 医師からの同意の元、治療を開始する事になりました。 術後の回復に鍼灸は有効な一例 患者のデータ 病名:腰部脊柱管狭窄症(L3、4間) 症状:腰部から左下肢にかけて痺れ    腰部L4骨両端付近に圧痛あり    中腰での歩行 手術をしたとは言え老化などの原因も加味すると、 椎間孔の内部が完全に元に戻ったわけではないので、 痺れ・疼痛は多少残る事はあります。   治療ポイントは、 下肢の痺れに対して、神経走行上に治療を行うという事。 あと、これが重要な事ですが、 ご本人の痛みに対する認識をどうするか? という事になります。 腰部・膝の後ろ・臀部(お尻)など数か所に電気鍼(30分) 更に温熱療法を加える。 今まで、神経が圧迫を受けていたので、 患部周辺の血流状態は悪化していたとみています。 今回の治療目的は、 患部の血流を改善する事。 血行状態をある程度戻す事で、 神経・筋肉のバランスも改善し、 その結果、脊椎間の状態も安定すると考えたわけです。 一回目の治療が終わった後、 痛み・痺れに対する感覚に変化を覚えたとの事。 治療後は、中腰の姿勢が正常位近くまでに回復していました。 まだ、回復には遠いのでこれからも治療を継続する必要があります。 当院の治療の一つとして、 治療と運動療法の一体化という治療法を提案しております 治療→運動→治療→運動・・・・ と繰り返し行い、 徐々に痛みの不安感との付き合い方を脳に覚え込ませていく方法です。 一度、恐怖を抱くと体というものは、 同じ動きに対して、拒否反応を抱くもの。 脳の「イタイ」という記憶が体を強張らせてしまう。 イタイ→コワイ→動かさない→体が強ばったまま この負のスパイラルを解消していく事が重要です。 ここを患者と共にやっていく必要がある!! 今回はこの辺にて・・・・ 前回のブログはコチラから   「夜中の異常な汗かきが改善:M様(50歳)part4」   完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「夜中の異常な汗かきが改善:M様(50歳)part4」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 台風が去って、 今日は気温が落ち着いた感じで、過ごしやすい日でした。   温熱療法は熱に弱い所とそうでない所の差を埋める 熱療法の重要なポイントは、 患部を奥深くに熱を送りこむ事です。 何度も何度も繰り返して注熱していく事で、 内臓の温度が正常値に近づき、機能が正常化していきます。 これが足りないとすぐに状態が戻ってしまいます。 脾と腎を温める 発汗異常の解決には、臓器を温め強くする事が重要です。 その中でも、 脾と腎は重要です。 脾という臓器ですが、 西洋医学では、脾臓と言えば、 赤血球の貯蔵庫であり、 体内で最大のリンパ球数を保持するリンパ器官などとして有名です。 しかし、 中国医学では脾は名前だけが同じですが、 全く別の働きをします。 中国医学での脾は、 胃により分解された水や食物を正常に分別し吸収しやすくします。 更に、 血液や水分の流れを管理し、異常な体外流出を防ぐ役割を持つのです。 どちらかというと膵臓の働きに近いかもしれません。 話は戻りますが、 これら脾と腎は元来冷えやすい臓器です。 産熱は人体にとっては一番エネルギーを必要とする為、 エネルギーを上手く生み出し、加工できない体では、 放って置くとどんどん冷えてしまいます。 又日常生活においても、 冷たい食べ物や生ものや甘い物をよく食べてしまうと、 脾の消化能力を低下させ、 食べ物が冷えた状態のまま全身に巡る為、 冷えが蓄積してしまいます。 腎もその影響を受けます。 どちらかというと、 脾は日中の温度管理に関わり、 腎は夜間の熱の代謝に大きく関わります。 水分量を維持し、必要な熱量を管理していきます。 脾は、分解された栄養分を全身と臓器に巡らし、臓器を温める。 腎は、肺と連携して水を管理させ、体内を温煦(温める)する。 という機能をもちます。 それ故、中国医学において、 冷え性、汗かきという症状は脾腎の病として扱われます。 故に、治療法も汗かきだから別に治療するのではなく、 同じ方法で対処する事ができます。 専門的にはこれを同病同治といい、 脾と腎のパワーバランスを調整させる事で改善できるのです。 これら内臓の機能が改善するといつの間にか、 多汗も減少し、冷え性も改善できるというのだから面白いものです。 「因みに、漢方ではどうか?」 という質問がよくあるのですが、 漢方薬も同様の考え方で処方します。 灸で脾と腎に関係するツボを加温する様に、 脾と腎を補う生薬を選べばよいのです。 現在の日本の縦割り的な治療ではなく、 中国医学では、薬と鍼灸をセットで治療していきます。 故に、 西洋医学的な考え方で湯薬を処方しても、 改善率が下がってしまい、 副作用も出やすいので要注意です。 東洋医学の考え方は非常に奥が深く、 非常によく考えられた医学です。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1974/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「夜中の異常な汗かきが改善:M様(50歳)part3」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 お盆休みでもお仕事お仕事(;^_^A 出張治療がしやすいと思いきや、 台風の余波で強風(;・∀・) 暑さが和らいだのはありがたい事です。   体表と体内の温度差に注意 当院では体温の問診を必ずするのですが、 冷え性の方やガンを患う方の多くは体温が低い事が多いのです。 稀に、体温が36℃以上ある方もおります。 でも、腹部などを良く診てみると意外に冷えている事があります。 内臓中枢の冷え。 体温計では表示されない体感の温度。 どうやって知るのか? それは、内臓の動きに表れます。 即ち、消化吸収や水分代謝などの状態を介して判断していきます。 これが治療していく上では重要になっていきます。 実際、手で触れてもあまりその差は感じませんが、 灸など温熱療法を使用していくとよく分かります。 熱療法は正直 鍼も温熱も刺激を与える事で、 人体の生体反応を利用する療法です。 刺激を与える事で、人体のエネルギーである気を動かす。 気は熱をもっており、 熱のある所には気が集まります。 冷えていたりする場所は気が少ないのです。 この単純なメカニズムを利用するのが温熱療法です。 特に温熱療法は、 患部や熱を必要な部位に直接的に与えるという意味でも非常に有効です。 熱によって気は力を盛り返し、各内臓器官の動きが活性化します。 内臓が冷えている部位で温熱反応は特徴的です。 その周辺のツボは過敏に反応し、 熱刺激に非常に敏感です。 正常の部位に比べ患部というのは、 少し温熱を加えるだけで非常に熱がる事が多く、 これが反応点でもあるのです。 詳しくは、熱が集まっていない為、 そこに温度差が生じ、 熱に対して脆弱であると言えます。 故にそこが弱く病巣だと判断できるのです。 今回はこの辺にて・・・ 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1961/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「夜中の異常な汗のかき過ぎが改善:M様(50歳)part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 暑い毎日が続きます。 水分補給を忘れない様にしましょう。   多汗の陰に内臓の冷えあり 汗と内臓がどう関係しているの? という疑問を持たれるかもしれません。 西洋医学的に言えば、 汗は体温中枢による調整でなされるもの。 つまり、暑ければ脳が体温調整の為、 体内水分を排出して、温度調節を図る。 脳がコントロールしている事であります。 医師に汗をかき過ぎると相談しても、 数値的に問題がなければ、 適度な運動と栄養バランスを指導されるかもしれません。 でも、これで良くならなかったらどうするのか? 診かたを変えてみるのも必要です。 東洋医学(中国医学)では、 汗は血の一部とされます。 特に勝手にこれら液体が体外排出するのは、 何かが失調しているからに他ありません。 その何かとは・・・ 「気」 です。 何でも気か~と思われるかも知れませんが、 東洋医学とは気が基本要素なので仕方ありません。 でもこの気を注意深く見ると、 様々な機能が存在する事がわかります。 その中でも、 この様な問題には、 気の固摂作用が大きく関わっております。 この「固摂作用」、 イメージとしては、形や状態を止めておくという感じ。 汗も必要以上出るのは、 固摂作用が上手く作動していない状態。 もっと専門的には、 固摂とは、液体や物質の性質を維持し、 必要な物とそうでない物に分別し、 一か所に停滞させずに然るべき所へ動かすという事。 汗かきの人はこれが弱い。 気は内臓から生まれ出るのもです。 故に辿っていけば、内臓にも問題があるのではないか? という事に行きつきます。 内臓の気が弱っている時は汗をかきやすいのです。 体内では、概日リズムに従って不要な水分は汗や尿として排出されます。 しかし、 疲労過多、睡眠不足、肥甘濃味の過食などが常習化すると、 内臓が疲れてしまいます。 体内(内臓)の機能が弱まると水分代謝が落ちてしまうというわけです。 本来、夜間は内臓に体温が集中するはずが、 内臓に気が帰着しない為、 頭や手先など端に必要以上の体温が集まってしまう状態が発生します。 これを虚熱といいます。 詳しくは五心煩熱(頭両手足5つへの熱)というのですが、 高熱とは異なり、ややボーっとする程の感覚があり、 体温計で測ってもさほど変化しません。 いわば、体感での体温の変化ですので自覚症状でしか分かりません。 そして、 この五心煩熱がおこる事で、 緩い熱の鬱滞が体表に蓄積し、 夜間の大量発汗(盗汗)が起こってしまうのです。 更に、 体内(内臓)は冷えて皮膚表面は火照る感覚を呈する為、 一見すると、熱っぽいので冷たい物を欲しがりますが、 これは避けた方がよろしい。 体内は冷えているので、冷たい物は内臓機能を弱らせてしまうのです。 特にこの状態で、生冷過食をすると、 脾(分解消化吸収)肺(汗孔の解放調節)腎(水分への分離) の力を低下させ、内臓間のバランスを壊しやすいので注意が必要です。 ではどの様な対応をしたら良いのか・・・ 長くなるので、 今回はこの辺に・・・   前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1956/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「夜中の異常な汗のかき過ぎが改善:M様(50歳)part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 猛暑到来。 7月のうっとおしい雨とは裏腹に、 突然の猛暑。 この時期体調を崩される方が続出。 体調管理を徹底したい所です。 猛暑という事で、汗はつきものです。 暑いから汗をかくのは当たり前ですが、 かき過ぎるのも困りものです。 それをどうにかならないかというご相談。 夜中の大汗 M様(50歳)は、就寝時の寝汗にお悩みでした。 以下に症状の詳細を少しだけ列挙しました。 寝巻はおろかシーツにまで染み出す程の大汗。 特徴的なのは、 上半身特に首辺りが酷く汗をかく。 手足のボワーっとした火照り感を感じる。 普段は冷え性な位の手足だが、夜は逆。 風邪を引き易くなった。 汗のせいかよく眠る事ができない。 季節は問わず、冬も寝汗をかくという。 日中も汗かきなので、動くとすぐに服が濡れてしまう。 口渇もある。 温熱療法を中心に対処 所要治療期間は1~2か月程度を目標とする。 治療法は温熱を中心。 週に2度で2時間程の割合で温熱を実施。 針も同時に陰陽を調節する為に刺鍼。 針をした後、手先とお腹の中が温かく感じたとの事。 脊柱を中心に主要な穴を選択し、重点的に加熱。 病んでいる部位は、 思った通り中々血流が行き渡らず反応が鈍い。 最初は、異常なまでの熱がりの反応を呈していたが、 加温を繰り返す内に徐々に安定。 それと同時に患部を含む主要穴が赤みを帯び治療は終了。 施術後は、 以前より、よく就寝でき少しづつではあるが汗の量が減った様な気がした。 との反応。 助言として、方剤(漢方)を飲みたいなら、 六味丸を推奨。 感覚としては、 より根本の治療もしていきたい所だが、 このままの治療方針で、ある程度症状は安定するのではないかと感じました。 普通に考えれば、 汗をかくのに何故熱い療法を使うのか。 と思われるかもしれません。 汗というのは暑いからかくだけではありません。 汗を抑える機能が弱くなっている事もあるのです。 そこを治療しなければ、症状も改善しないのです。 寝汗は盗汗という 汗は、体温調節には重要です。 健常であれば、一定量の汗で収まるはずですが、 必要以上に汗をかいてしまう場合があります。 これも、異常な状態の中で体は何とか汗の調節をしているのですが、 機能低下している部分を調節しないとやはり無理があります。   しかも、夜間の汗は厄介。 寝汗は東洋医学では、汗が盗まれると解釈します。 イメージとしては、 寝ている内に、ちょろちょろと勝手に汗が出て行ってしまうという感じです。 汗の抑えが効かなくなったのと、 体温調節がちょっと乱れている状態。 という事になります。 汗を管理するのは、内臓の機能。 特に肺・脾・腎・心 その中でも、 今回の疾患では、 肺と腎の機能が中心となっていきます。 今回はこの辺で・・・ 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1949/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「びわの葉温熱療法を求める:肝臓ガン(Y様 60歳)part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 今年の梅雨は長い。 いつになったら晴れるのか。 風寒湿が影響する感冒も流行っています。 中々にしつこいので注意したい所です。   温熱療法のガン治療適正 温熱療法は古くから効果を上げております。 特に、痛みや血管拡張など。 では、何故その様な効果が見込めるのか? その理由は、熱の特性にあります。 熱は末梢血管を拡張し、末梢神経の興奮を鎮める 通常、患部は熱感を呈していない状態を除き、 正常な部位と比較すると冷えております。 患部は常に、血管が縮小し血流不足にあります。 痛みが強くなりやすい環境とは、 患部損傷と血流が滞りやすい部位にあります。 更に、ガン特有のガン細胞自体が発する特有な痛みが加わる事で、 余計に痛みを認識しやすいのです。 熱を冷えた患部に当てる事で、 末梢血管拡張が起こり、 体内に存在する鎮痛物質が患部に輸送され、 痛みが緩和されていくのです。 又、血管拡張による恩恵は、 血管外(間質)に存在する不要な水分を再吸収する事ができます。 それにより、不要な水分が血管内に吸収され、 腎臓によりろ過され膀胱を通じ、 尿として体外に排出されていきます。 びわ葉の特性とは 上記の説明だと、 「なら、温熱療法ならどれでも良いのでは」 という事になります。 確かに、 温熱単独でも一定の治療効果は見込めます。 しかしながら、 何故びわ葉が治療法として受け継がれてきたのか? びわ葉と温熱でなければならない理由があるのです。 びわ葉は、アルコールや熱に反応すると薬効を生じます。 びわ葉には、ビタミンB12と言われる成分が多分に含有されています。 これが、熱やアルコールに反応し、人体内の酵素と結びつくと、 ・鎮痛 ・強肝 ・抗ガン ・抗腫瘍 ・解毒 など多岐に渡る効能を発揮するのです。 以上をまとめると、 びわ葉温熱には、 熱による血管拡張 血管拡張による薬効吸収率の増大 という相乗効果が見込めるのです。   ガンの痛みのケアとしてびわ葉温灸を上手く利用する 「人はガンでは死なない。 多臓器不全や感染症で死ぬんだ。」 という言葉は正しい。   ガンは正常な細胞が得ている栄養を横取りし、 自らを増大させ、正常な生理現象を抑制し、 最後は人体もろとも滅んでいきます。 自分の細胞が自分を機能させなくしてしまう。 言わば、自己崩壊プログラムの一つなのです。 その様なガンですが、 ガンで一番厄介なのが、 痛み ではないでしょうか。 筆者も腫瘍の経験があります。 あの疼く様な刺痛は説明し難いものです。 この痛みをどうにかしたいという事で、 びわ葉を大いに利用したわけですが、 腫瘍の消失 痛みの消失 という貴重な経験をしました。 びわ葉の力は未知な事が多い。 不思議な葉っぱです。 しかも、 温熱とびわ葉を組み合わせる事で、 色々な可能性が生まれてくる。 自身が治療家として、 様々な患者にびわ葉を使ってきました。 無論、びわ葉温熱は万能ではありません。 よく、他の治療で 「○○でガンが治った!!」 など目にしますが、 そんなにガンが単純なモノではない。 正直、ハッタリな部分が多いと思います。 でも、筆者の経験として、 びわ葉温熱をする事で 一定の痛みを抑える事ができる。 という事実は信じる事ができます。 しかも、副作用が起こりづらい。 末期になって、ガンが消失するかどうか・・・ それは、ある意味無謀な賭けでもあります。 ガンと共存するという考えも視野に入れるべき。 併存しつつ、免疫強化などをすれば道もあるのです。 その障害となるのが痛みなのです。 この痛みの心配がなくなるだけでも、 どれほど人は元気になれるか。 痛みに悩む患者にとっては大変な事です。 びわ葉はそれだけの力を与えてくれるのです。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1944/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「びわの葉温灸治療に求める: 肝臓ガンにおける緩和効果 Y様(60歳)part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 毎日曇り空・・・ 気分的にもスッキリしない日々が続いております。 天気と人体とは影響しあっています。 もうすぐ梅雨もあけるので体調変化に注意した所です。 最近ガンの問い合わせが頻繁に続いております。 抗癌剤や放射線治療など、一定の治療を終了した方。 或いは 継続中の合間に何か体に良いものはないかという問い合わせが多くあります。 さて、今回は肝臓ガン患者(Y様 60歳)のお話。 一般的なガン治療の合間に起こる副作用や痛みに対し、 痛みの減退を目的にご相談されました。 この方の現在の症状を簡単にご紹介します。 肝臓ガン(C型肝炎由来)stage4 現在のお悩み、 ・時折発生する強めの疼痛 ・抗ガン剤による眩暈 ・下肢の浮腫 いわゆる典型的な末期症状であるといえます。 当院の治療、 痛みと浮腫に対して中心に温熱療法を開始。 患部及びその周囲、 経絡上に起こる異変に対し、 びわ葉温熱及び針を併用した治療。 一回の治療は2時間半から3時間。 週2~3をベースに6か月+自宅用温熱療法を指導し実行して頂く。 結果、 疼痛の軽減、浮腫の改善による歩行改善 ガンの進行の減退による生活の質の改善 腹部肋骨下端に触れられるゴツゴツした肝ガンが減退した感覚を感じた。 ご本人も意欲的に治療の継続を希望。 生活の質を高める治療 この結果をどの様に捉え、解釈するかはその方次第です。 末期の状態において、 完全な回復を求める事は非常に困難です。 日々の体調を維持するですら困難な時もあります。 その中で、痛み自体に不安がない。 これは、非常に重要であると考えます。 ガンの状態であっても「ガン=死」ではありません。 患者本人からすれば、 痛みや浮腫の障害から解放されるだけでも 非常にありがたい事でもあります。 「痛みを気にすることなく普段の生活ができる」 そこに希望が生まれるからです。 機能的に問題が無く、 楽しく一般の生活を送る事ができると捉えれば、 それはそれで良いのではないかと考えております。 だから、 「まずは痛みをとる」 この考えは、回復に拍車をかけます。 ここから回復の糸口を見つけていけば良い。 その様に考えます。 病気になるという事は、 その方に全く問題が無かったとは言えません。 今までの生活などに無理があった故に生じる事も多分にあります。 固定観念や考え方を変えるチャンスであるとも言えます。 本日はこの辺にて・・・   前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1936/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「鍼灸治療で治す!!:内臓の養生には灸がオススメpart4」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 もう、台風の時期だとか・・・ 梅雨時期に台風だと風がどうか・・・ しかも、又週末雨だとか・・・ 体調に注意したい所です。 灸は今世界で流行っている 最近、国営TVで針灸に関する番組がありました。 日本も何の事情か分かりませんが、 針灸の認知度が上がる事は嬉しい事です。 その中で、気になったのが 「灸療法」 針に比べて、灸はマイナーなイメージ。 でも針同様、灸も治療効果が非常に優れています。 特に、内臓不調や疾患には非常に有効であるのです。 海外では、医療物資が行き渡らない場所でも、 手軽に素早くできる為、人々にとっては大助かり。 先進国でも、 現代医学とのタイアップで疾患そのものや免疫賦活に使用されていたりします。 灸を導入した治療法とそうでない治療法では、回復力にも差が出るほど・・・ 日本では、 灸=火傷・アツイ・火傷による感染の危険性など、 マイナスイメージが横行していますが、 海外ではプラスイメージです。 灸の特性を理解すればその様な事はないのです。 ツボとは何か? 以前ツボ押し体操などが流行りましたが、 ツボ押しはとても健康に良い!! ツボは健康かどうかの指標です。 実は、健康体の人がツボを押してもあまり効果を感じません。 押して痛くも感じないならそのツボが支配する部分はほぼ健康だと思って良いでしょう。 逆に、 押して重だるいような感覚を感じるならば、 体調が思わしくない。 その周辺や支配する内臓などに何か異変があるという事です。 異変というと怖いイメージがあるので、 調子が悪い程度のイメージです。   ツボは気(エネルギー)が蓄積する場所です。 健康状態が悪化すると、ツボにエネルギーが蓄積されにくくなります。 そうすると、ツボの部分がむくんだり、強張ったりします。 つまり、ツボに異変が起こっているのです。 その弱ったツボを押したりすると、 重だるい刺激を感じるのです。 ツボに灸をすると良い理由 昔から、三里の灸というのが有名です。 (スネの横) 足の三里に灸を据えると健康で長生きできる といわれております。 足の三里とは胃腸機能を司る重要なツボ。 胃腸が元気でなければ、 食事から十分な栄養を摂取できません。 栄養状態の減退は、血流を乱し多臓器の元気を奪います。 最終的には脳も養えず、 元気でなくなるという悪循環を生み出すのです。 それ程に胃腸とは健康の要であるのです。 食事が楽しめるのは元気な証拠。 故に、昔の人はまず胃腸を健康にする為に 三里に灸を据えたと言います。 それだけでなく、灸療法は幅広く活躍しています。 関節・神経痛や内臓の調子が悪かったりする時、 灸の熱療法は、非常に有効です。 最初の灸は熱いだけかもしれませんが、 何度も繰り返していく内に、 熱さが和らいでいき、 体内に熱が浸透していきます。 多くの疾患は気が巡らず、 そこに熱が行きにくくなっています。 熱が溜まっていない為、血流状態も悪い。 故に、熱を与える事で気の巡りが回復し、 その環境が改善されるのです。 痛み止めなどとは違い、 体内環境を整備する事で、 痛み自体が治まっていくという治療。 体と自然の調律があった考えなのです。   前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1920/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。

「鍼灸治療で治す!!:内臓の養生には灸がオススメpart3」

  体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 梅雨入り・・・ シトシト雨で体の動きが鈍く感じます。 自転車を漕ぐ足取りが鈍く、 いつも以上に体力の消耗を感じます。 これは、湿の影響だろう・・・ 筋や関節が湿の影響で動きを制限してしまっている。 こういう時はゆっくり湯に浸かって体を暖め、 汗を流す事が重要です。   体調変化を理解する 前回の続きですが、 「気虚」とは、 気が虚(減少)している状態。 更に言うと、 「気=内的な力」が減少している状態。 を言いますが、 運動過多、労働過多、病中病後、心労過多など、 精神や肉体に過度な負担をかけ、 時間経過と共に現れる症状です。 いわゆる、 体全体の疲れが慢性的に続いている状態 これは、かなりダルイ状態でもあります。 「気虚」の状態を放って置くのはよくありません。 大抵の人はしばらく休んでいれば、 気が回復するのですが、 それは、あくまでも体力充実している場合です。 しかしながら、その様な人ばかりではありません。 現代社会は、中々そうはいきません。 厳しい状態を継続せざるを得ない環境に置かれてしまいます。 直接作用ではなく、補うという治療 多忙を極めれば、 サプリや栄養剤を使い、 一時的に体をもたせて、 やり過ごしている場合もあります。 30代位であれば、 これでも、回復する事はあるでしょう。 しかし、 40代以降になると体の内部自体が変化します。 内から作り出したり、補う力や溜める力が弱くなっていく年代です。 サプリや栄養剤は、 使用してから一定期間は、 有効成分が効果を示す事で、 持続的かつ明確な効果が見込めます。 それはあくまでも、一時的な事。 有効成分が切れれば元に戻ってしまいます。 鍼灸や中薬の考えとは異なり、 体質そのものに変化を求める事ではないのです。   体質改善には、問題の根本を理解する事 根本を解決せずに、 上述の様な対策を続けていると体質は変わりません。 それどころか、 表面上は改善したかの様な感覚を得る為、 普通に動けてしまうので、 真の問題を注視できなくなります。 放置すれば、 体内の冷えは進行し、 気虚が進行し内臓諸器官を弱らせて行くのです。 一例を挙げると、 「気虚」が進行すると、 陽気(体を暖める気)にも影響を及ぼし始めます。 「陽気」が侵されると、 陽気を生み出す腎が疲労し、 腎臓の気力が損なわれる為、 「腎気不足」という状態になります。 「腎気不足」は、腎という事もあり、 水の代謝にまず変化が出ます。 故に、 尿や汗の質や量、むくみなど水質代謝に障害がでてしまいます。 尿量や質の変化や夜間尿などはこの原因もあるのです。 又、 精そのものにも影響があり、 精力不足による、 不妊、不育、陰萎、遺精、早漏、不感、月経過多、遅経など 生殖活動にも影響を及ぼしかねません。 この様に、既に証自体も変化しているので、 もはや、単なる「冷え症」ではありません。 実は、不妊や体調不良でお悩みの方には、 この様な状況をかけている方が非常に多いのです。 体のベースが冷えなのです。 専門的には 「腎陽虚」 という状態に差し掛かっているので、 体内は冷え冷え・・・ 手先足先は常時冷え冷え・・・ 当然、元気はでません。 故に、 「温補腎陽(補陽)」 という方法で時間をかけて、腎を温める事が必要です。 その治療で一番に挙げられるのは、 「灸」 温熱も色々ありますが、 やはり灸が一番。 灸でなければならない理由・・・ それは、長くなりそうですので、 今回はこの辺にて・・・   前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1906/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です

「鍼灸治療で治す!!:内臓の養生に灸がオススメ part2」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 6月に入ると、気になるのが「梅雨」 4月位まで何となく寒い時期があり、 5月に入り、いきなり暑くなったりで、 体も疲れ気味。 だるさと鈍い痛みが出る季節です。 梅雨前に体を整えていきたい所です。 灸のイメージって・・・ 普段の灸のイメージは熱いってイメージです。 健康が当たり前の方にとっては、 「熱いもん乗っけて、何の意味があるのか・・・」 「拷問!?」 「使い方が分からない」 「年寄りが使うアレ」 そんな感じではないでしょうか。 鍼灸を生業とする筆者にとっても、 かつては、灸に興味を示す方は特別な存在でした。 でも、そんな時代も過去の話。 今では全く状況が異なっております。 基本、冷えを抱えている方はかなり多いのです。 女性の多くは 基本は「冷え型」の疾患がベースとなり、 不妊・精神不安・情緒不安・各種コリ・内臓不調 肥満・痩せ・体力減退・・・ といった症状をお持ちです。 しかも、これが大きな病気の引き金となり、 治療していく上での大きな障害となるという事実があるのです。 逆に言えば、 冷えを改善できる技術が無いと、 疾患そのものを治療する事ができないのです。 気血の不調により病気は発生しますが、 冷えがその原因となり、病気を助長する。 それほど厄介な存在なのです。 弱い時の灸ほど、心強いものはない 冷えている時の灸は、 夏でもとても暖かく感じ、 その暖かみがとてもありがたい・・・ 「救われた~」 「回復を感じる~」 と思う程、効果を感じるものです。 特に、 体力の弱い方や疲労困憊などの方は、 当然、冷えております。 勿論、 実感できる冷えもありますが、 根本的に冷えていると、 内臓自体が冷えて、機能が落ちている為、 自覚症状としてでしか出現しない時もあるのです。 例えば、触れてみると表面上普通ですが・・・ 気力が沸かない・・・ 食欲が減退している・・・ 消化が弱い・・・ 消耗を感じる・・・ 便が緩い・・・ 検査値では、肺や心臓の状態は正常だが、 何となく息苦しさや呼吸の力が弱い気がする・・・ 東洋医学では、 この様な状態を、ざっくり表現で 「気虚」と称します。 気虚にも各内臓により色々あるのですが、 これは、何十時間もかかるので・・・ 本日はこの辺にて・・・ 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/1911/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 冷え体質の改善!!びわ葉温熱と鍼のプロフェッショナル!! 当院の治療メニューはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。 押上 錦糸町 鍼灸院 びわの葉治療院です。
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