びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です

2022/01/19

「熱が体を整える part1」

体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院

こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。


西暦でいう所の新年。

私の中ではまだ年は越していない感覚です。

最近は、旧暦の方がしっくりきます。

今は冬の土用期間(1/17~2/3)は穏忍自重。

これが明ければ春。

しかし、

世の中は感染爆発で、

このコロナの実態がつかめません。

目に見える症状は軽いというのが、

妙な安心感を生み、そこに油断が生じる。

まだまだ安心できません。

どんな病気にも言える事ですが、

病気に対抗できるのは、

自分の中の熱

しかありません。

これを高める事が重要。


熱を回せる体になろう


年初に雪が降るなど、

今年は寒さが厳しい年。

病気でもそうでなくても冷えを実感します。

こういう時、

冷えに強い人はうらやましいかぎりです。

私自身冷え問題を抱える人間でもありますので、

冷やさない体というものを常に考えております。

当ブログでは、幾度となく

冷えは病気の元である

と提唱し続けています。

「冷えバカ」

と言われようが、とにかく冷え退治

冷えの改善を目指しています。

当ブログでは何度もそれに触れておりますが、

冷え」の結果として「疾病」は生じる

と言っても過言ではないからです。

それが、重病であればその威力は計り知れないからです。

数年前にその様な事を痛感したのを思い出しました。

その方は末期の肝ガンの方でしたが、

治療に伺った時点で、既に手の施しようの無い状態でした。

患者さんの体を見た瞬間、

(・・・一体、この状態で何ができるのか・・)

と思いました。

腹水で腹はパンパンに膨らみ、

横隔膜が圧迫され、呼吸がとても辛そうでした。

熱を送ろうにも、体が受けつけてくれない絶望的な状態。

きっと、満足な熱循環は期待できません。

でも、そうは言っても何かせねばと思い、

可能な限り、できる範囲でその方に熱治療を施しました。

その時のとても気持ち良さそうにされておられた顔を覚えております。

ご本人は、病気が進んだ時にこの療法を知ったそうで、

かなりこの療法に期待をされておられたとの事。

願いはかなえられたのだと思います。

それから数日後、苦しまずに息を引きとれれた

と、ご家族から連絡を頂きました。

この温熱の世界にいると、

似たようケースは何度も見ます。

そのたびに、

もっと早くにこの治療の可能性に気づかれておられれば・・・

と悔やむものです。

この教訓から、

為すべき時を逃してはならない

という事。

やれる事は、生きている間でなくてはできません。

特に、病気になってからそれをやろうなんて非常に困難です。

健康であろうと思われる一定期間でしかできない事があるのです。

でも、ちょっとくらいの不調では大抵、体の声は無視してしまいます。

その重大性に気づく人は中々いないのです。


冷えているのによくある話


時に認識でも、

自分にとって相応しくない認識もある。

よく、体質改善、体質改善・・・

と色々言われます。

健康ブームであり、

フレーズとしてとっつきやすい。

重要なのは分かるのですが

この言葉だけで、

体のどこをどうしたらいいのか

わかる方はおられるでしょうか?

中々いないのではないでしょうか。

体質改善だけでは基準が不明瞭だから、

とりあえず巷で「腸活」が流行っているので、

そのブームに乗ってしまえば、

何かしら健康になるのではないか。

と思ってしまいがちです。

治療院でも、「冷え」に悩みの方が、

「腸に良い乳酸菌入りヨーグルト摂っていますから・・・」

とか自信に満ちて言う方がおられます。

「えっ!?その状態でと摂りになられているのデスカ!?」

と中々に対応に苦慮します。

そもそも、その認識はその方にとって良いのか?

少なくとも東洋医学的視点では、

良い訳がないというべきでしょう。


冷えを改善したいなら、誤った認識から改善せよ


ヨーグルトは健康に良い。

確かにそれは間違いない。

でも、それは誰でもいいわけではない。

西洋人などはこれを受け入れられる体を基本としています。

彼らはそれで数千年生きてきているわけですから、体の基礎が違います。

日本人をそれに当てはめてはいけない。

乳製品が導入されてたかだか百数十年ちょっとでしかありません。

実際、乳糖不耐症という言葉もある様に、

そもそも乳製品に合う体質ではないような気がします。

それなのに、発酵製品だからといって、

体を冷やすヨーグルトは如何なものか?

と思います。

時々なら、まあ仕方なしとして、

全体的には冷えている人が

体質的に合わなく、

かつ冷えているものを

どんどん摂る事になるわけですから、

結果的に

冷えの温床を増やすだけです。

この冷えにより熱の巡りが阻害され、

最終的には、

効率よく熱を産めない体になり、

熱を作り、熱を受け入れられる体ではなくなります。

更に、

熱のじゅんぐりが緩慢なので、

結局末梢への熱も行きづらい。

常に末梢熱循環不全、

所謂末梢冷えとなってしまう。

その様な状態は、

単に末梢冷えに留まらない。

この冷えにより、

脳内環境や内臓環境にも大きな弊害が生じる。

ここに来て、

先の「腸活」だけで上手くいくでしょうか?

ほぼ、無理だと思います。

良くなったという方は、

恐らく、体がまだ根本まで冷えていない方だから、

たまたま上手くいっただけ。

全てうのみにすべきではないのです。

 

実際、「腸活」など色々やっているけど

体調が上手くいかないというお話はよく伺います。

それはそうです、

体の基礎である熱が上手く回る体ではないわけですから、

土台が無い状態で健康にいい事を加えてみても、

上手くかみ合うわけはないのです。

だから、まずは基本の熱。

体の不調を改善したいのであれば、

基礎的な熱循環の構築に向き合うすべきではないでしょうか。

 

 


前回のブログはコチラから

「回復に東洋医学(鍼灸・温熱)を上手く導入するにはpart6」

完全個室空間でのじっくり治療。

熱療法を駆使し、

冷え体質を根本改善していく専門家

びわ葉温熱治療と鍼の専門院

真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。

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本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。
押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 

びわの葉治療院です。


乱暴な言い方ですが、

人間の体は放っておいてケアなしでは勝手に冷えていきます。

この冷え込みが重なればが病気の元になり、色々な病気を引き起こします。

だから、

「冷え込み過ぎる前に何とかする」

これが理想であり、養生の基本となるわけですが、実際はそう上手くはいきません。

現代の多くの人はその取り巻く環境で悩殺され、

冷えそのものに十分気を配る事は中々できません。

だから、調子が大分悪くなったり、病気として表れたりした時に

初めて冷えと向き合う事となる。

そうであっても、「冷え」が病気の根源とは中々認識できません。

だから、当院に相談される方には、

「冷え」をよく説明します。

因みに、この「冷え」ですが、

単なる体温が低いとかという話をしているのではありません。

平均体温と言ってもその人にとっての基準は様々です。

これはあくまでも基準として考えています。

注目しなければならないのは、

その方の体の状況。

実際、当院でも体が悪い方が体温36℃半ばなどザラにおられます。

私も、数値としてその基準というのは気にしてましたが、

色々な患者のお話を聞いてみると、その数字だけでは説明できない事が多々あるのです。

体温は基準近くにあるのに、何故体調が悪いのか?

そこが重要です。

36℃以上なら「冷え」が関係がないのか?

と思ってしまいそうですが、

東洋医学的視点からみると、体温はいわゆる西洋医学的視点でのもの。

東洋医学は裏を診る医学です。

裏とは

治療者がみる「冷え込み」とは、

「冷え込み」の為に起こしている様々な体環境の異常を指します。

ここを理解できないと根本的な冷え対策は難しいといえます。

健康を維持する為に、食事、生活様式、労働、運動を上手く機能させなければならないわけですが、

実際世の中、そう上手くできる環境でないのが実状です。

自身の体の状態を自分で認識するのは非常に困難です。

検診とかで表れない体で感じる違和感。

これが重要なポイントです。

東洋医学はこのポイントを診ます。

この段階で、何か対策ができれば一番良いのですが、

冷えが込んでくると、この感覚基準も下がってしまうのです。


冷えは自分が認識しないと治療は始まらない


今は冷えグッズなど色々あります。

ただ残念なのは、

どの様な証(タイプ)の冷えなのか?

冷えたからと言って生姜湯を飲んだりする事はあります。

「冷え対策してました」

「生姜湯飲んでます」

でも、中々効果が出ない。

その人の体の基礎や特質を知った上で使わないと効果的と言えないという事です。

特に、当院の来院の方でいうと、

各種ガンや悪性腫瘍など重病で来れれる大体の方が、

今まで病気らしい病気をした事がなかった・・・

今思うとストレスはストレスとして認識してなかった・・・

冷えを感じた事はない、体温はそんな低くない・・・

いつも忙しくしていた・・・

疲れていたけどまあ色々活動的になってきた・・・

運動も良くしていた・・・

など一見健康そうで優等生なお話がほとんどでした。

所謂、頑張り屋さん。

しかし、実際はかなり無理をしていた。

「体の声」というものに鈍感だった又は、鈍感になってきたというお話をよく聞きます。

今の時代、2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで死ぬと言われております。

それ故に、この様な話はそこら中にあると言えるでしょう。

特に日本人は過剰ストレスを自分に強いる事は、言わば当然の風潮があります。

それ程にまじめな民族です。

しかし、いざ病気しても誰も救ってはくれません。

壊れるまで気が付かないし、

養生の文化があれど、それが忘れ去られている。

いつか養生する、それは老後から。

という様な世界です。

そういう考えから、少しづつ変化の兆しが見えてきているようです。

 


とはいえ、温熱治療はただ温めればいいわけではありません。

熱の扱い方にちょっと工夫が必要です。

ここが重要であり、詳しくは経験に基づく部分ですのであまり言葉では難しいのですが、

熱の加え方で如何様にも変わります。

この熱の使い方や理解が術者も患者も理解する必要があります。

治療と言えば、普通は受け身ですが、

この治療においては、術者も患者の両者が攻撃的、積極的な態度で臨む事が要求されます。

だから、上手く受け入れられれば素晴らしい恩恵を得られる。

だから、色々な方に使って頂きたいと思っております。

そういう意味でも、温熱治療の有用性を訴え続ける必要はあると考えております。


 


最近はガン治療も色々な治療法が発達しています。

ならば、この様な古い原始的な治療法など最早骨とう品となってしまいそうです。

私もかつて資料などで新薬などが発見されるのを見ると、

「私の治療法も何年後かには過去のものなってしまうのか・・・」

と思っておりました。

しかし、どんなに技術が発達しようとも病気全てを薬や現代技術で片づけられる程この世は便利ではありません。

それが、すぐに手に入るわけではない。

色々な事情が重なり、中々人が思うように事態が動くわけではない。

そして、体もすぐに都合よくそれが適応できるかというと違うのです。

人間の体は複雑ですが、

単純な物に対しては案外単純に作用します。

あれこれ、薬を投与しても中々効果が出なくて、

ちょっと温熱施したら勝手に回復したという例もあります。

その背景には、所謂診断方針があるとみています。

その診断というのも、場合によって異なる。

西洋医学的診断で見た方が良い場合と、東洋医学的視点で見た方が良い場合があるのではないかという事です。

 

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