びわの葉治療院は痛みや症状の改善といった効果の特化した鍼灸院です
「熱が体を整える part2」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 毎日更新、コロナ感染者数が爆増しています。 発表される数字は検査できた数であり、 既に計測できない域に達している。 一体何万の日本人がコロナに感染しているのだろうか。 更にデルタ株の異型も既に存在するとか。 まだ、このタイプの実態が分からぬゆえに、 用心が必要です。 問題の中心に冷えがある 「冷え」って簡単に言ってしまうけど、 「冷え」を本当に理解するのは難しい。 女性は「冷え性」が多いとか言われますが、 男にだってある。 実は、男性も増えているのかもしれません。 「冷え」が単に冷えているだけではなく、 症状としても見えにくいものですから、 その実態がつかみづらい。 当方も、「冷え」には悩まされます。 以前(20代の頃)は体力に任せ、 自身が冷えているのは気づく事もなく 日々過ごしていたものです。 (その結果、危機的な状態に陥る事になったのだが・・・) ほとんどの方が30代になると体の変化というのは感じるものではないでしょうか? 当方も、何かが弱くなったという感じはしています。 特に、気になったのは「冷え」に対する感覚。 以前から冷えやすい感覚はあったのですが、 より、冷えのせいで色々な部分にダメージを感じてしまう。 その様な感覚を抱いています。 冷えを対処する事は体質の改善に繋がる 体質を変えていくには考え方を変えていかなければならない。 どんな病気でも言える事です。 「冷え」を必要以上に受け入れてしまう体であるなら、 問題は、その体質にある。 だから、 まず自分の体をよく知るという事が前提です。 その体質をどう捉え、受け入れ、 その改善に向けてどの様な行動できるか。 それが体質改善には必要ではないでしょうか。 私自身、病気を経て、 「冷え」が身体に対し様々な悪影響を与える事を身をもって知りました。 更に実際の仕事でも、 びわの葉や温熱治療をしている職業柄、 ガンの方やその他難病を診る事が多くなっています。 ガンや重病の方も診る機会が増える度に、 「冷え」が如何に治療の邪魔になっているかを痛感するのです。 臨床では、 「冷え」という存在が、 病気を更に悪化させ、回復の邪魔となる。 その事実は意外に知られていません。 だから、 大抵の治療では、 まず冷えを徹底的に対処する事から始まります。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2521/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「熱が体を整える part1」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 西暦でいう所の新年。 私の中ではまだ年は越していない感覚です。 最近は、旧暦の方がしっくりきます。 今は冬の土用期間(1/17~2/3)は穏忍自重。 これが明ければ春。 しかし、 世の中は感染爆発で、 このコロナの実態がつかめません。 目に見える症状は軽いというのが、 妙な安心感を生み、そこに油断が生じる。 まだまだ安心できません。 どんな病気にも言える事ですが、 病気に対抗できるのは、 自分の中の熱 しかありません。 これを高める事が重要。 熱を回せる体になろう 年初に雪が降るなど、 今年は寒さが厳しい年。 病気でもそうでなくても「冷え」を実感します。 こういう時、 「冷え」に強い人はうらやましいかぎりです。 私自身「冷え」問題を抱える人間でもありますので、 「冷やさない体」というものを常に考えております。 当ブログでは、幾度となく 「冷えは病気の元である」 と提唱し続けています。 「冷えバカ」 と言われようが、とにかく「冷え退治」。 「冷え」の改善を目指しています。 当ブログでは何度もそれに触れておりますが、 「冷え」の結果として「疾病」は生じる と言っても過言ではないからです。 それが、重病であればその威力は計り知れないからです。 数年前にその様な事を痛感したのを思い出しました。 その方は末期の肝ガンの方でしたが、 治療に伺った時点で、既に手の施しようの無い状態でした。 患者さんの体を見た瞬間、 (・・・一体、この状態で何ができるのか・・) と思いました。 腹水で腹はパンパンに膨らみ、 横隔膜が圧迫され、呼吸がとても辛そうでした。 熱を送ろうにも、体が受けつけてくれない絶望的な状態。 きっと、満足な熱循環は期待できません。 でも、そうは言っても何かせねばと思い、 可能な限り、できる範囲でその方に熱治療を施しました。 その時のとても気持ち良さそうにされておられた顔を覚えております。 ご本人は、病気が進んだ時にこの療法を知ったそうで、 かなりこの療法に期待をされておられたとの事。 願いはかなえられたのだと思います。 それから数日後、苦しまずに息を引きとれれた と、ご家族から連絡を頂きました。 この温熱の世界にいると、 似たようケースは何度も見ます。 そのたびに、 もっと早くにこの治療の可能性に気づかれておられれば・・・ と悔やむものです。 この教訓から、 為すべき時を逃してはならない という事。 やれる事は、生きている間でなくてはできません。 特に、病気になってからそれをやろうなんて非常に困難です。 健康であろうと思われる一定期間でしかできない事があるのです。 でも、ちょっとくらいの不調では大抵、体の声は無視してしまいます。 その重大性に気づく人は中々いないのです。 冷えているのによくある話 時に認識でも、 自分にとって相応しくない認識もある。 よく、体質改善、体質改善・・・ と色々言われます。 健康ブームであり、 フレーズとしてとっつきやすい。 重要なのは分かるのですが この言葉だけで、 体のどこをどうしたらいいのか わかる方はおられるでしょうか? 中々いないのではないでしょうか。 体質改善だけでは基準が不明瞭だから、 とりあえず巷で「腸活」が流行っているので、 そのブームに乗ってしまえば、 何かしら健康になるのではないか。 と思ってしまいがちです。 治療院でも、「冷え」に悩みの方が、 「腸に良い乳酸菌入りヨーグルト摂っていますから・・・」 とか自信に満ちて言う方がおられます。 「えっ!?その状態でと摂りになられているのデスカ!?」 と中々に対応に苦慮します。 そもそも、その認識はその方にとって良いのか? 少なくとも東洋医学的視点では、 良い訳がないというべきでしょう。 冷えを改善したいなら、誤った認識から改善せよ ヨーグルトは健康に良い。 確かにそれは間違いない。 でも、それは誰でもいいわけではない。 西洋人などはこれを受け入れられる体を基本としています。 彼らはそれで数千年生きてきているわけですから、体の基礎が違います。 日本人をそれに当てはめてはいけない。 乳製品が導入されてたかだか百数十年ちょっとでしかありません。 実際、乳糖不耐症という言葉もある様に、 そもそも乳製品に合う体質ではないような気がします。 それなのに、発酵製品だからといって、 体を冷やすヨーグルトは如何なものか? と思います。 時々なら、まあ仕方なしとして、 全体的には冷えている人が 体質的に合わなく、 かつ冷えているものを どんどん摂る事になるわけですから、 結果的に 「冷え」の温床を増やすだけです。 この「冷え」により熱の巡りが阻害され、 最終的には、 効率よく熱を産めない体になり、 熱を作り、熱を受け入れられる体ではなくなります。 更に、 熱のじゅんぐりが緩慢なので、 結局末梢への熱も行きづらい。 常に末梢熱循環不全、 所謂「末梢冷え」となってしまう。 その様な状態は、 単に「末梢冷え」に留まらない。 この冷えにより、 脳内環境や内臓環境にも大きな弊害が生じる。 ここに来て、 先の「腸活」だけで上手くいくでしょうか? ほぼ、無理だと思います。 良くなったという方は、 恐らく、体がまだ根本まで冷えていない方だから、 たまたま上手くいっただけ。 全てうのみにすべきではないのです。 実際、「腸活」など色々やっているけど 体調が上手くいかないというお話はよく伺います。 それはそうです、 体の基礎である熱が上手く回る体ではないわけですから、 土台が無い状態で健康にいい事を加えてみても、 上手くかみ合うわけはないのです。 だから、まずは基本の熱。 体の不調を改善したいのであれば、 基礎的な熱循環の構築に向き合うすべきではないでしょうか。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2581/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ http://bwnh.jp/access/ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。 乱暴な言い方ですが、 人間の体は放っておいてケアなしでは勝手に冷えていきます。 この冷え込みが重なればが病気の元になり、色々な病気を引き起こします。 だから、 「冷え込み過ぎる前に何とかする」 これが理想であり、養生の基本となるわけですが、実際はそう上手くはいきません。 現代の多くの人はその取り巻く環境で悩殺され、 冷えそのものに十分気を配る事は中々できません。 だから、調子が大分悪くなったり、病気として表れたりした時に 初めて冷えと向き合う事となる。 そうであっても、「冷え」が病気の根源とは中々認識できません。 だから、当院に相談される方には、 「冷え」をよく説明します。 因みに、この「冷え」ですが、 単なる体温が低いとかという話をしているのではありません。 平均体温と言ってもその人にとっての基準は様々です。 これはあくまでも基準として考えています。 注目しなければならないのは、 その方の体の状況。 実際、当院でも体が悪い方が体温36℃半ばなどザラにおられます。 私も、数値としてその基準というのは気にしてましたが、 色々な患者のお話を聞いてみると、その数字だけでは説明できない事が多々あるのです。 体温は基準近くにあるのに、何故体調が悪いのか? そこが重要です。 36℃以上なら「冷え」が関係がないのか? と思ってしまいそうですが、 東洋医学的視点からみると、体温はいわゆる西洋医学的視点でのもの。 東洋医学は裏を診る医学です。 裏とは 治療者がみる「冷え込み」とは、 「冷え込み」の為に起こしている様々な体環境の異常を指します。 ここを理解できないと根本的な冷え対策は難しいといえます。 健康を維持する為に、食事、生活様式、労働、運動を上手く機能させなければならないわけですが、 実際世の中、そう上手くできる環境でないのが実状です。 自身の体の状態を自分で認識するのは非常に困難です。 検診とかで表れない体で感じる違和感。 これが重要なポイントです。 東洋医学はこのポイントを診ます。 この段階で、何か対策ができれば一番良いのですが、 冷えが込んでくると、この感覚基準も下がってしまうのです。 冷えは自分が認識しないと治療は始まらない 今は冷えグッズなど色々あります。 ただ残念なのは、 どの様な証(タイプ)の冷えなのか? 冷えたからと言って生姜湯を飲んだりする事はあります。 「冷え対策してました」 「生姜湯飲んでます」 でも、中々効果が出ない。 その人の体の基礎や特質を知った上で使わないと効果的と言えないという事です。 特に、当院の来院の方でいうと、 各種ガンや悪性腫瘍など重病で来れれる大体の方が、 今まで病気らしい病気をした事がなかった・・・ 今思うとストレスはストレスとして認識してなかった・・・ 冷えを感じた事はない、体温はそんな低くない・・・ いつも忙しくしていた・・・ 疲れていたけどまあ色々活動的になってきた・・・ 運動も良くしていた・・・ など一見健康そうで優等生なお話がほとんどでした。 所謂、頑張り屋さん。 しかし、実際はかなり無理をしていた。 「体の声」というものに鈍感だった又は、鈍感になってきたというお話をよく聞きます。 今の時代、2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで死ぬと言われております。 それ故に、この様な話はそこら中にあると言えるでしょう。 特に日本人は過剰ストレスを自分に強いる事は、言わば当然の風潮があります。 それ程にまじめな民族です。 しかし、いざ病気しても誰も救ってはくれません。 壊れるまで気が付かないし、 養生の文化があれど、それが忘れ去られている。 いつか養生する、それは老後から。 という様な世界です。 そういう考えから、少しづつ変化の兆しが見えてきているようです。 とはいえ、温熱治療はただ温めればいいわけではありません。 熱の扱い方にちょっと工夫が必要です。 ここが重要であり、詳しくは経験に基づく部分ですのであまり言葉では難しいのですが、 熱の加え方で如何様にも変わります。 この熱の使い方や理解が術者も患者も理解する必要があります。 治療と言えば、普通は受け身ですが、 この治療においては、術者も患者の両者が攻撃的、積極的な態度で臨む事が要求されます。 だから、上手く受け入れられれば素晴らしい恩恵を得られる。 だから、色々な方に使って頂きたいと思っております。 そういう意味でも、温熱治療の有用性を訴え続ける必要はあると考えております。 最近はガン治療も色々な治療法が発達しています。 ならば、この様な古い原始的な治療法など最早骨とう品となってしまいそうです。 私もかつて資料などで新薬などが発見されるのを見ると、 「私の治療法も何年後かには過去のものなってしまうのか・・・」 と思っておりました。 しかし、どんなに技術が発達しようとも病気全てを薬や現代技術で片づけられる程この世は便利ではありません。 それが、すぐに手に入るわけではない。 色々な事情が重なり、中々人が思うように事態が動くわけではない。 そして、体もすぐに都合よくそれが適応できるかというと違うのです。 人間の体は複雑ですが、 単純な物に対しては案外単純に作用します。 あれこれ、薬を投与しても中々効果が出なくて、 ちょっと温熱施したら勝手に回復したという例もあります。 その背景には、所謂診断方針があるとみています。 その診断というのも、場合によって異なる。 西洋医学的診断で見た方が良い場合と、東洋医学的視点で見た方が良い場合があるのではないかという事です。
「回復に東洋医学(鍼灸・温熱)を上手く導入するにはpart6」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 いよいよ大晦日。 まあ、西暦ですが。 何だかんだ言って、 今年一年を振り返ってみると、 色々名方々との出会いがありました。 色々な事もあれど、 その状況の中でまあまあやれたのではないかと思います。 「感謝」です。 引き続き、 「感謝」を胸に、 来年も、気楽に楽しめればと思っております。 体熱の循環を活発にする 前回の続きです。 では、具体的に「冷え」をどうするかという事ですが、 その前に、 東洋医学の治療の究極な所は、 「出入り」 の治療。 この「出入」をきちんとできる体にする事が東洋医学だ。 という事を認識して頂きたい。 つまり、 出すもの出して、 吸収できるものをきちんと吸収する。 その様な、 当たり前の体に戻す という事。 呼吸然り大小便、発汗、吸収然り とても基本的な事に重きをおいています。 常に、そのサイクルができていれば健康であり、 それができなければ、 即ち病気になっていくのです。 当然、 年をとればそれが上手くできない人は冷えになりやすく、 若くても、それができない人は冷えになりやすいのです。 それ故 当院での治療は、 根本的に共通する事。 「冷え」 であれば、 「熱」 を与えればよい。 という単純発想で考えています。 詳しい治療内容は割愛させて頂きますが、 勿論、 体に熱が根づかない体の弱い方に、 いきなり「熱」を与えたからといって、 いきなり良くなるわけではありません。 でも、 これはトレーニングみたいなもので、 繰り返し単純な治療を繰り返す事で、 その弱まった蓄熱力や産熱力を復活させる事はできるのです。 無論、 これは手に施し様のない病状には難しいですが、 どんな状況でも、 関わり方次第では何らかしら得るものはあると、 今まで経験させて頂きました。 とにかく、 熱を以て、体熱循環を改善する これが大前提です。 とても簡単な考えです。 具体的な病気をどうこうするわけではないのです。 実際、当院でやれる事はこれ位のものです。 しかし、 実際はこれが一番難解な作業なのですが (;^_^A)。 焦る人や目先の結果を見ている方は、 ここで反感を持つかもしれません。 しかし、考えて頂きたい。 基本的な部分ができていないのに、 いきなり強敵に戦いを挑むのは無謀ではありませんか? まずは、体の基礎作りです。 それすらないのに、 強烈な抗ガン剤を喰らったらどうなるでしょうか?。 結果はどうなるかは分かります。 どんどんガレてきます。 その様な強烈な治療を受けるのは患者本人です。 今までその様なケースは何度も診てきました。 だから、 いい加減それはやめましょう。 その単純すぎる理屈に気が付いた方とそうでない方とでは、 回復にかなりの差が生じます。 ハッキリ言ってしまえば、後者の方は上手くいきません。 言うなれば、 少しづつでも良いから、 こちらの理屈を理解して受けられているのか? それとも そうでないのか? また、自分流を持ち込みますか? まだ、自我を主張されますか? 結果は歴然です。 病気とは、その人そのものです。 その生き方や考え方がきっかけとなって作り出すのです。 だから、 今、考え方を変え、生き方を変えなければ、 まず、回復は無理です。 くどくなりますが、 当院が考える東洋医学的温熱治療の目的は、 その弱った体熱循環を改善させる事にあります。 これが上手く改善するという事は、 西洋医学の投薬や通常治療の効果にも十分影響してくるというわけです。 早い段階での東西併用治療を望む 先日、いらした患者家族の方が、 もっと早くにこれらの治療を上手くかみ合わす事ができていたら・・・ この可能性にもっと早く気づきたかった・・・ と涙ながらに仰っておられました。 今年は、その様な現実を何度も目にしました。 非常に残念でなりません。 「末期でも良くなった!!」 という本などを見かけます。 本音を言えばそうありたいです。 嘘ではないですが、 しかし、そうなる方は稀です。 奇跡や棚ぼたというのは、 タイミングや今までの取り組みがある程度揃って起こるものだと思います。 そのチャンスを受け取れる一番近い位置にいる人が受け取れるのです。 奇跡というのはある意味、必然なのかもしれません。 ガンなどの末期症状では、 治療がきちんと受け入れられない体の段階に達しています。 病気の好む「冷え」支配され器が脆く駄々洩れになってしまっているのです。 もはや、 体循環を巡らす器を整える時間がないのです。 しかしながら、 患者にとってみれば、西洋医学での選択肢が無くなった状態で、 純粋にこの温熱の暖かさは、 治癒を超えて安らぎに近い物を与えるかも知れません。 この温熱の恩恵は余りあるものがあると言えます。 しかしやはり、 こうなる前に手を打ちたいのが本音です。 もっと前に気が付いて欲しかった。 回復の可能性がある時に、 西洋医学治療に加えて、東洋医学治療という選択肢を気がづいたなら、 早い段階で相談するのも手だと思います。 西洋医学治療を上手く生かす為に東洋医学の治療を導入する。 西洋と東洋医学のコラボ この考えはもはや当たり前になってきています。 まだまだ、日本では漢方がコラボしている程度ですが・・・ 鍼灸は古代から人々を救ってきました。 古代からずっと身近にあった医学です。 この力は今の現代医学の足りない部分を補完するだけでなく、 この医学単独でももっと役立つものである。 そう信じています。 好きなくとも私は必要だと考えています。 西洋と東洋ではその病気の状況で関わる部分が異なります。 お互い治療の邪魔をしない方法があるはずです。 それで、患者にとってより良い方法があるはずです。 その事で、色々と相談を受ける事があります。 全ては自分の体です。 自分がお金を払って行う治療です。 誰が決めるものでもありません。 理論的に無理がないなら、 そこに遠慮は要りません。 医学的根拠があって、危険性や不要であるならやめるべきですが、 自分にとって有効である可能性があるなら、 積極的に考えてみる事も必要ではないかと思います。 今年もありがとうございました。 良いお年を。 m(__)m 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2566/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「回復に東洋医学(鍼灸・温熱)を上手く導入するにはpart5」
一段と寒くなってきました。 今年は、正月休みも短くいつもの感じがします。 しかし、上野をサラッと通ったらやはり、 凄まじい人だかりができていました(;^_^A コロナもまだ油断ができないので、 近づかない様に注意しています。 冷えが病気の構図を作る 巷には○○療法など名の付く療法が色々存在します。 無論否定はするわけでもなく、 状況にあった使い方をすれば、 どれも非常に素晴らしい療法であると思います。 かく言う当院も、 びわの葉温熱や全身温熱といった熱療法を掲げており、 温熱に関する治療に自信と誇りはあります。 当院は「冷え」というテーマの追及。 だから、「熱」は当院にとって欠かせません。 春だろうが夏だろうが、とにかく「冷え」はある。 とかく体の弱い人は「冷え」が付きまとう。 見えざる「冷え」が経年蓄積し、 血流、内臓に影響を与え、 総合的な機能を弱体化させる。 西洋医学的に言えば、 そこで免疫機能低下など色々と名の付く物になりましょう。 東洋医学では、「○○証」という言い方をしますが、 ここでは大まかに「冷え」と称しています。 とにかく、 「冷え」というモノは、 「機能を下げるモノ」 それが、蓄積すると、 最終的に「病気」という形で表れる。 この様に 「冷え」→「病気」→「更に冷え」→「更に病状悪化」 この様な「負の流れ」を辿る事になり、 どんどん悪くなります。 ガンなどの方はこの傾向が非常に強く、 ここ流れから抜け出せなくなるのです。 「冷え」の認識の仕方で未来が変わる 病気となった時点では、 当然ながらほとんどの人が、 その本体が「冷え」とは気が付きません。 人間の体は案外、その状況に順応しやすいものです。 思い込み、環境、感覚の変化など、 様々な要素が絡まっていくと、 ちょっとした冷えの変化にも順応してしまいます。 そこで慣れて安定してしまう。 そのちょっとした冷えの繰り返しが細かな体調変化。 日々の多忙さなどで、埋没してしまいます。 勿論、 ちっさい「冷え」なんかでいちいち治療なんか来られません。 でも、この繰り返しが病気の根づかせ、 気が付いた時にはそれが病気として現れてしまっている。 そこで初めて「冷え」の治療が重要になってくるのですが、 体のあらゆる部分で「冷え」が回復の邪魔をします。 この「冷え」を治療するという事は、 病気そのものから回復する力を治療する事と理解できます。 それは、 体が受け入れようとする力や出す力といった、 基本的かつ根本的な力を回復させる事でもあります。 だから、病気そのものの治療と同時に 「冷え」の治療もしていく。 それが、 病気から回復する事に繋がるという事になるのです。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2560/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ http://bwnh.jp/access/ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「回復に東洋医学(鍼灸・温熱)を上手く導入するにはpart4」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 今の時期は4時半位になると、 もう真っ暗です。 一日がめちゃくちゃ早い気がします。 それ故、クリスマスを過ぎるとあっという間に大晦日。 この一週間はその様な感じです(;^_^A 病気の元は冷え循環にあり 病人は熱回しが上手くできない。 現場でいつも痛感します。 当たり前なのですが、 病人の体は病気が住み易い環境になっています。 もしくは病気に占有されて、その様な体にさせられている。 言わば、病気に環境が操作され、思考も頑固になる。 この危機的問題に気がつく病人の方は案外少ないのも事実です。 「冷え」ってものは人の頭まで支配してしまうのか という位、厄介な問題です。 そして、 この問題を解決せずに色々な治療に入っていくと、 良い結果はありません。 当院にもその様なケースを見てきました。 「冷え循環」 この問題がある限り、回復は難しい。 仮に、 病気だけを排除したとしてもこの根本的な問題は未解決のまま。 だけど、実際の現場では、 病巣だけを排除さえすれば、体が元の元気な状態に戻る。 その様に思う方は非常に多いのです。 当院のケースからみると、 その様な考えの方の再発率は非常に高く、 予後があまり良くないのです。 表面上の問題に惑わされるな!! 楽観的になる事は非常に重要です。 しかし、重病の場合、 病気に捉われ過ぎても良くありませんが、 病気である時こそ、 体の根本的な部分に関し、 もう少し掘り下げて捉え、 何が問題なのか? それをよく考え、 然るべき対策を練るべきです。 例えば、「体温」 よく、 ガンは体温が低い方が多いと言われます。 しかし、 体温が低ければ皆ガンというわけではありません。 かつては私も単純にそうだと思っていた時期もありましたが、 それは一要因に過ぎず、あくまでも統計的な話だと考える様になりました。 人それぞれ体内環境が異なります。 他人と比較するのではなく、 その個体の中で見た場合の 体温の高い低いが問題 なのだと思うのです。 それが疾病の盛衰に影響を及ぼしているのではないかと考えます。 実際、当院でも、 体温は平均以上でも、ガンになっている方はよく見かけます。 それ故、 あくまで表面温度での話に安心しきってはいけないという事です。 病気は、 油断した時に再び活動を開始します。 これは、今まで当院に来た方の例をみても明らかです。 油断され機を逃し残念な例も何度も見てきました。 表面と実際の中の状態とは違う事もあります。 表向きの数字上での表面温度に騙されてはいけないという事。 「体温が高いから私は大丈夫!!」 ではない事は念頭に置くべきです。 数字では見えない冷えがポイント 当院が一番注目するのは、 数字上では測れない冷え。 という 水面下で形成する、見えないない冷えです。 この冷えはとても厄介だ。 それは温度で見れるものではありません。 それは、患者の示す状態として表れるものを指します。 これは、治療を開始していく中でよく分かります。 とにかく、治療が上手く進まない。 時間ばっかりかかって、治療効果も満足に得られない。 悪いことだらけです。 例えば、 通常ならば十分効果を得られるはずの熱量を加えても、 ほとんど反応しないなど、 発汗もほとんどない。 もしくは、 体の芯まで熱が行き渡らない内に勝手に発汗してしまうなど。 色々な異常症状が出てきます。 これは、 体内の熱循環が上手くいっていない事を示します。 という事は、 それ程までに、 病気の環境が出来上がってしまっている と想像できるのです。 「疾病治療以前」 即ち、病気そのものを治療する以前に、 冷えが当たり前の体をまずどうにかする。 所謂、これが根本治療という事になってきますが、 とにかく、ここが肝心。 これをどうにかしないと何をやっても中途半端になり、 如何なる治療も十分な効果を得る事ができません。 病気の治療以前に、 体内の体冷環境を治療しなければならないのです。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2540/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「回復に東洋医学(鍼灸・温熱)を上手く導入するにはpart3」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 久々の投稿です。 気が付いたらクリスマスイブになってしまった。 今年は一年が早い感じがします。 とにかく今年は、 温熱・温熱・・・しまくり・・・ 特に後半はあまり記憶がない・・・ 色々あったけども、中々に面白かった一年。 それだけ、仕事も充実していたのかも知れません。 温熱治療の力はとても強い 体力が著しく消耗した時の灸はとてもありがたい。 弱った時に人は体が冷えている事を実感し、熱を必要とします。 考えてみれば、どの様な生き物も機械も熱で動きます。 熱を生み出す力がなければ何も始まらない。 当たり前ですが、 熱がなければ人は生きてはいけないのです。 鍼灸師は熱を扱う職業でもある。 特に灸はとても治療に役にたちます。 冷えがもたらす症状に、ちょっと灸を据えれば、 スーッと熱が経穴(ツボ)の中に吸収され、 経絡(ツボの道)を伝って、熱を求める部分に流れていく。 必要な熱が体内に供給されれば、 体が勝手に回復に導いていく。 これが回復のメカニズムだ。 回復は全て体内の材料で行う。 そこに強力な鎮痛薬などは必要としない。 全て人の中に存在するもの。 それを上手に動かし導くのが鍼灸師の仕事である。 究極な所は、 どんな薬を用いようとも、 回復できる力が無ければ、 元気な姿に戻る事はできない。 根本的な回復力 それを育む力の元を治療によって解決する。 これが東洋医学の治療だ。 それを、効く効かないという程度のカテゴリーで答えを求めるのは愚の骨頂だ。 東洋医学はその問いに答えられない。 いや寧ろ、 答える必要もない。 話が飛びましたが、 古い灸のイメージはともかくとして、 現場では灸はとにかく役に立ちます。 行う側としては、熱の力を操るので十分な技術を求められますが、 病気で弱った方や末期の方など、 今、当に熱がどうしても必要な方にとっては、 これ程、心強い物はないのではないでしょうか。 当方は、その様な瞬間を何度も目にしてきました。 西洋医学が効かなくなり、 後は痛み止め位しかないほとんどやる事がなくなった段階で、 さて、なにができるか・・・ その様な最後の手段として、よく依頼が来る事が多い。 だから、この期に及んで効く効かないは愚問なのです。 「安心感をもたらす」 たったその程度かもしれませんが、 患者本人にしてみたら、この治療は希望になるのかもしれません。 熱に抱くイメージは、 熱さだけではない。 そこには、温かさがもたらす安心もあると感じます。 この「安心」は病気を抱える方々には何物にも代え難いもの。 実際、私はそれを何度も目にしてきました。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2528/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「回復に東洋医学(鍼灸・温熱)を上手く導入するにはpart2」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 10月も半ば差し掛かりますが、暑い日が続いております。 しかし、今週後半からいきなり気温が落ち込むとか。 この気温変化は病人にとっては厳しいものです。 温度調節して体調管理に気を配りましょう。 東洋医学の得意分野を良く知ろう 東洋医学に期待を持たれる方の中には、 西洋医学の治療を嫌がる方が時々見られます。 本当に必要な部分は別として、 中には、過剰な薬量や不要な検査量など、 受ける側からしたら、やや疑問を抱く事が多い事もあります。 以前に比べれば色々話せる時代になってきていますが、 実際には中々本音が言えない部分です。 こういう不満から東洋医学に期待をもって来られる方もおられます。 しかしながら、 東洋医学は安全だとか害がないという淡い期待だけは持つべきではありません。 どんな医療にも必ず危険はあります。 もし、真剣に治療を望むのであれば、 東洋医学がその疾患にどの様な治療ができるのか。 そして、 東洋医学の持つ役割、特性や西洋医学との違いを理解して頂かなければいけません。 もっと言えば、 「各治療機関が果たすべき役割や特徴を認識して治療を受けて頂きたい」 というのが本音であります。 東西医学の優劣ではなく、 何が得意で、何が不得手か? 洋の東西医療にも欠点と長所が存在しますので、 互いに良い部分を上手く使っていくのが重要です。 これは、患者自身が治療を選択する中で認識しなければならない事です。 勿論、施術者と相談しながらですので、 当院では、疾患に応じてその説明を良く致します。 自然療法や鍼灸が良いとか、効くと言ったそういった単純な発想は抜きに考えるべきです。 医療機関によっては、この様な話をすると、 頭ごなしに否定する場合や 中々良い返事を得られない場合があるのも現実です。 その様な状況をよく見ているので、 患者自身の心が傷つけられてしまうなら、 無理に話さなくても良いと思います。 治療と回復は患者が主体であり、 好きな治療手段を選択し、回復するのも生きるのも患者の権利です。 自分の金を払って治療をするわけですから、 わざわざ否定され、嫌な思いをしに行く必要もありません。 実際、病院では何も言わずに抗ガン剤を受けつつ、 当院で治療をされておられる方もおられます。 この前、腫瘍マーカー及びCT画像での結果が非常に良好で、 担当医師がこの結果にまんざらでもなさそうだったそうです。 しかしながら、東洋医学の事は伝えてないとか。 実際は、東洋医学的治療による効果で、 何かが変化があるのかは厳密な検査を知ったわけではないので分かりません。 しかしながら、患者の状態が悪化しているのではなく、 寧ろ体調が良く、当院を利用する事でそれが心身共にプラスに働いているならそれでよし。 この国で今更、東洋医学特に鍼灸の効能云々を主張した所で面倒くさい事です。 臨床家の立場として、 要は、結果として良い状態であり、患者が満足しているならばそれでよいのです。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2505/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ http://bwnh.jp/access/ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「回復に東洋医学(鍼灸・温熱)を上手く導入するには part1」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 今や医療も患者の選択肢は増えています。 自身の治療状況に何が一番必要か? これは一番難しい問題です。 特に、 東洋医学(鍼灸・温熱) 患者さんにとっては、利用の仕方が難しいかと思います。 西洋医学の明確な感覚とは異なり、 日本における東洋医学(鍼灸・温熱)の立ち位置があいまいで、 東洋医学は概念が漠然としていて分かり難い。 つい、西洋医学と同じ感覚で東洋医学を考えてしまう。 これが、色々な誤解を生みだしているのも事実です。 しかし、きちんと理解して使用すれば、 非常に機能する医療なのです。 どんな状況でも入り込め、役立つ東洋医学 先日、ご訪問したガン末期患者さんのご家族から以下の様なお話がありました。 「病院で検査してももはや治療する事がない」 「検査するだけ疲れてしまう」 という内容でした。 状況から見れば、 病院が果たすべき役割はこれが限界であると思いました。 年齢や体力を考慮すればこれ以上の事をしても仕方がない。 後は、何をすべきか? これが患者や家族の問題です。 家族の願いは、 「薬でどうこうするのではなく、家で楽しく最期を迎えさせてあげたい」 との事です。 それ故に、 私の様な治療院を選んで頂いたのだとと思います。 確かにこの様な状況での依頼は多くあります。 「終末医療」 と言われるものですが、 私にとってみれば、ただの治療に過ぎません。 私の様な稼業は、 ガン以外にもHIVや肝炎やら本当に色々な治療の依頼があります。 所謂、腰痛とかはっきりした症状もあるのですが、ほとんど稀です。 寧ろ多いのが、 現代医療の治療が行き届かない部分の治療となります。 その様な意味では、 何でも屋、隙間産業的な意味合いが強いのかも知れません。 この技術は、使い方次第で、 凄い役割を発揮する事が経験的に分かってきています。 まだまだ奥が深い治療です。 私も治療者の端くれではあります。 この様な状況に関わる事ができるというのはとても光栄であり、 何かお役に立てるのであれば、 私の立場で、できうる事をしたいと思っています。 寧ろ、この状況もやりがいを感じてなりません。 患者・家族にとって如何に良い状況を構築するか? これが私のテーマです。 ひょっとしたら、何か良い事があるかも知れない。 こう思うのです。 思えば東洋医学を志して20年近く、 本当にまだまだ未熟ですが、 この様な瞬間は何度も経験してきました。 かなり前でしたが、 一番最初の状況は膵臓がん末期の方でした。 余命2カ月で薬なし でも、毎日治療に関わらせて頂き、普通に会話し、 最終的には8カ月にまで延び、 特に痛みが無く最後を迎えられたのでした。 それは、それでよかったのではないかと思います。 今回のケース、 どうなるのかは分かりません。 でも何かはできるはず。 そう期待してしまいます。 与えられた環境で全力を尽くす。 現状は、患者さんは痛みもあまり無く普通にされております。 治療家の意地というモノはみせたいものです。 情報収集・統合・分析・思考で理想の治療像を作る まずは、洋の東西に関係なく、 全ての医療は万全に非ず。 これが前提です。 当院に来られる方の大半が同じ様な事を仰られます。 「病院では、診断されても薬を出されるだけで、何かしてくれるわけでもない・・・」 という事があります。 これは、当院に繋がる理由の一つとなるのですが・・・。 日本の医療システムにのっとた病院の立場からすれば、 こればかりは仕方がありません。 それどころか、 東洋医学、特に鍼灸医学は蚊帳の外に置かれております。 いくら統合医療だとか叫ぼうとも日本の国では、これは通りません。 コロナ騒動でも分かりますが、政治力が支配する医療です。 政治的やしがらみ的に都合が良い治療が席巻するのが現状です。 患者も保険でやるならこのシステムの上でしか動けないのです。 逆に、 自分の理想治療像があるのなら、 自己責任ですが、 その追及する機会は与えられているのです。 それを自分で探し、考え、構築しなければなりません。 突き詰めれば、 治療は自分が主人公です。 「自分が治す」 その為に治療者というパートナー選びが重要になっていきます。 この関係性はバランスが重要です。 治療においても思考の転換が求められています。 寧ろ、今の医療はそうしなければならないのです。 長期の治療に東洋医学を上手く入れるには 風邪などの比較的軽い症状であれば薬で治せばいいのですが、 殊に、ガン等の重病の場合は長期に及ぶ事が多く、 手術や化学療法がない場合、 投薬で一定期間様子を見ていくしかありません。 その間は何をするわけではない。 その空白期間が患者さんにとって言い知れぬ恐怖や不安があるのです。 その間に色々考え、相談したり情報収集をされます。 この間に結果が中々好転の兆しが見えないと、 「このままで良いのか?」 「自分でも何か役に立つ事をせずにはいられない」 という焦りや思いがこの流れを作ります。 その流れの中で、 自然医学、東洋医学 という選択肢も見つかると思います。 ただ、この場合危険なのが、 「この治療を加えれば良くなる」 という受け身的な淡い期待感が強まる事です。 「これだけやってれば大丈夫」 と乗り換え思考が極端になりがちです。 場合によっては、 「西洋医療に対して様々な不満を持ち始めてしまう事」 現状を踏まえれば、確かに仰る事は理解できます。 でもこれも危険な思考です。 有効である可能性のある治療は外してはいけない。 この様な患者を何人も目にしてきました。 しかし結果は、あまりよくありません。 重要なのは、 「使い方」 上手く機能させるために、 治療者に協力を求めるのです。 ここは、 「冷静にどうすれば良い方法に導けるか」 特に、 「西洋医学との相性を踏まえて、 東洋医学を上手く機能させるにはどうすればよいか?」 「東洋医学の利点をよく理解し現治療にプラスにさせる」 とこの様な考えを纏める重要な期間でもあるわけです。 独断に走るのではなく、治療者とよく話し合い、 体回復の為に建設的な考えを構築べきです。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2497/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ http://bwnh.jp/access/ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「抗ガン剤治療前後に対する東洋医学的温熱療法(全身・局所)の有用性part2」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんにちは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 久しぶりの投稿となってしまいました。(;^_^A 時期的なものなのか、最近、治療の仕事がまあまあ忙しくなってきております。 ありがたい事に、以前とは違いウチの治療の方針に違和感を呈さない方々が多くなってきており、 仕事的にはやりやすく、とてもありがたい事です。 温熱治療の何が良いのか(有用性)? 温熱療法は本当に使えます。 ここに熱が欲しいという所に、熱が入っていく。 その感覚を知ると、中々にこれを手放す事はできない。 安心感や期待感・・・ 体というモノは、つくづく正直です。 本能的に熱を求める。 とにかく、昔から存在する原理であり、熱ですから簡単かつ単純でなじみ深い療法です。 ガンを患う方が、「びわ温熱療法」が良いとよく言われるのですが、 一番の良さは、あの熱ではないかと実感しております。 熱の浸透により、気血の巡りが改善され、 体が最も必要としている部分に熱が入っていく。 日々、様々な病気の患者の体に触れていると経験的になのですが、 どこ部分に熱が不足しているのか? という事も垣間見えてきます。 それが日々重なっていくと、 大体この辺りが冷えているのではないかと想像がつきます。 まあ、それが治療に活かされております。 人や動物は熱を必要とします。 熱が不足する部分は運動器、神経、内臓などあらゆる場所で機能的に低下します。 所謂、 「体温計では測れない無症状冷え」 と表現しております。 それが病気のきっかけとなるわけですが、 この段階で診断がつくのは中々難しい。 所謂、病気とは言えない現象です。 でも、何らかの障害はあるわけです。 だから、 そこに熱を届けられる様な体のルートが整備されれば、 不具合も少なくなり、機能が回復するわけです。 ガンで言えば、 これがかなり進行した状態という事になります。 だから、熱を作る必要が必須となっていきます。 色々な形で熱を加える事で、内熱に火をつけ、 内熱の向上により、ガンそのものの活動にも悪影響を与える。 逆に、内熱が高まる事で各機能が活発的になり、 気血津液の流れが盛んになり病気がそこに居づらくなる。 実際はこの様な単純なものではないのですが、 大方、この様な原理であります。 東洋医学的温熱の特性 熱療法も様々存在しますが、 熱療法には大きく分けて、 「局所温熱」と「全身温熱」 とあります。 それぞれに特徴があり、使い方も随証加減の原則によって決められます。 局所温熱は、キーポイントとなる部位と関連する経穴(ツボ)に主に使用します。 全身温熱は、全身の熱の流れを作り、各々の体質や気血の流れを診る為に使用します。 当院では、その両方を駆使するわけですが、 やはりそこでも熱の好みがあり、 患者さんの特性というモノも表れます。 全身温熱は苦手だが、局所温熱はやたら好む。 又は逆。 両方とも良い。 と、色々な状況が存在します。 ガン患者と一括りにいいますが、 ガン患者の体質はそれぞれです。 その方の体質や性格に応じたガンが存在している。 これは治療においてもかなり重要です。 更に、 各患者さんの体の状態が異なっており、 熱に対する感受性も大分違います。 全てのガン患者の治療に同じものはなく、別々の治療 という事になります。 だから、いつも初めはとても慎重で緊張します。 「この方はどういう感じなのか?」 特に、 「どういう体質、性格なのか?」 ここがかなり気になる所です。 これが治療の本質の部分となります。 温熱をガン治療にとお考えなら、是非ご理解を 東洋医学はガンだからと言って、 ガンを治療するわけではありません。 それは、西洋医学にお任せすところです。 こう言ってしまうと、ガッカリされるかも知れません。 しかし、そうとも言い切れません。 実は、 東洋医学は、病気を作る体の本質の部分の治療でもあります。 あまりこの様な表現はしたくはないのですが、 西洋医学的に言う所の、「免疫」などを生み出す所の根源の場所を整える。 かなり限定的な表現ですが、とにかく全て「整える、調整する」事が仕事となります。 ある人は、「いや、整えるとかいいから、病気を治してくれ」 と言うかもしれません。 しかし、病気を徹底的に攻撃しているのは、西洋医学の薬や手術がやってくれています。 私はそれが回復に有効かつ必要であれば支持します。 もし、その様な状況下であれば、 私がすべき事は、 それを有効に機能させる為の体づくり。 となります。 ここに治療と回復の本質があります。 当院の目的は、 患者さんの病気からの回復です。 病院行こうが何しようが、 結果的に回復したり、状況が好転しなければ意味がありません。 その為に、この東洋医学が補助的と理解されようがどうでも良い事なのです。 有効な事を有効に機能させる。 これが当院の願いでもあります。 話は戻りますが、 ひびの入った器では、液体は漏れ出てしまい、最後には割れてしまいます。 逆に、 器が頑丈であれば、色々な物を収められる。 治療においても色々な選択肢が増えるわけです。 故に、 そこを整え、補強し、強化する。 この一点に尽きる。 これは、東洋医学の一番得意な分野です。 一番得意な事を一番にやる。 当院は、どんな患者さんにも、これを伝えますし、理解を求めます。 これが何を意味するのか? この治療の立ち位置が分からないと、 「一体私、何やっているのだろう?」 「意味があるの?」 という事になってしまいます。 それをもし、理解したければ、 東洋医学的治療を外してみれば分かります。 何らかの影響を感じる事があるでしょう。 しかし、その様な状況で実験するなど危険を冒すのはお勧めできません。 治療をやるとなったら、 勇気をもって、是非前向きに受けて頂けるのが宜しいかと思います。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2444/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 当院の治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ http://bwnh.jp/access/ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
「抗ガン剤治療前後に対する東洋医学的温熱療法(全身・局所)の有用性part1」
体調不良対策について_押上・錦糸町の鍼灸院 こんばんは、押上・錦糸町の鍼灸。びわの葉治療院の諏訪です。 久々の投稿となりました。 かなり、暑くなってきました。 梅雨が明けても、梅雨の名残で気分的にウツ様の症状を呈する方もおります。 この様な時、東洋医学での対処法は、 気血津液の流れを良くする事。 暑気と湿気により特に気の巡りが悪いと、血、津液の流れも悪くなり、 関節や内臓、その他器官に湿気が溜まり様々な症状を引き起こします。 特に、体内に溜まりがちな暑湿を上手く排出する事が重要です。 しっかり風呂に入り、十分汗をかいたり、運動をして心地よい程度の汗をかき、 油などの粘っこい物や冷たい物や生ものなどの過食を避け、 良質な水分を摂り、消化促進のある食べ物を食べ、 この季節を乗り切りましょう。 東洋医学の本来持つべき姿とガン治療の関わり 昔に比べ、ガン治療技術は驚異的な進化を遂げているようです。 20年前まで、ガンと言えば「ガン=死」というイメージがありました。 しかし、今は診断技術や新薬、技術の発達で治るガンも増えており、 ガンという病気が「ガン=治療回復できる」という感覚に変わりつつあります。 勿論、言葉で言う程簡単ではありませんが、 洋の東西の治療を組み合わせる事で、より良い結果を挙げているのを見る事ができます。 特に、ガン治療に関しては、鍼灸への考え方も変わってきているようで、 患者さんも当院の様な治療院にも受診され方が年々増加しております。 以前はウチに来られる方の大半は、末期ガンが主流でした。 以前の傾向だと、 西洋医学の治療を手段が無くなった方が仕方なしに東洋医学を選択するという傾向が多かったのです。 それ故、末期状態で何かを求めて来られてもこちらとしてもできうる事も限られており、 過剰な期待だけが独り歩きするという状態でした。 当然、中々良い結果は得る事が少なく、 「何故、もっと早い段階で来れなかったのか?」 「何故、東洋医学に即効性だけを求めるのか?」 「何故、東洋医学に西洋医学的な価値観を持ち込むのか?」 色々な思いが私には浮かびましたし、正直不満でもありました。 というのも、 この日本では西洋医学が中心。 当然、西洋医学的な明確な答えを求めるという考え方が通常であり、 その為には東洋医学に対しても「即効性」というモノが求められるという事。 私に言わせれば、 東洋医学の様な「養生」「体質改善」といった言葉は、 ガン治療にとって本当は必要。 しかし、時代にそぐわない。 患者はそれを求めない。 だから、針灸の治療主体が疼痛の制御中心となってしまい、 中々、病の核心に迫る治療ができない。 そういう世界なのだなと納得していたわけですが。 しかしながら、ここに来て、世情の変化で「免疫」だ何だと叫ばれています。 「即効性」 その様な考えだけでは人間の体は最早通用しなくなっていると人々は気づき始めているようです。 ただ、これも「免疫」という以上、 「免疫=病気にならない」 みたいな安直な考えが広まり、 西洋医学の括りから逸脱しているわけではないのですが、 それ付随して、体質改善とかも言われているので、 まあ、以前よりはマシになったようです。 東洋医学でガンを治療していきたいという人はどういう考えなのか? 最近では、ガン治療を西洋医学だけでなく東洋医学を織り込んだ治療を考える方も増えております。 以前と比べ、末期よりも中程度のガンの方が増えており、 東洋医学での治療可能性を模索されているという形に変わりつつあります。 この中程度の段階で東洋医学に関心を抱かれる方が増えているのは非常に喜ばしい限りです。 その様な方々のお話を聞くと、 大抵は、 「体の基礎を整えたい」 「血液や血流の流れを良くしたい」 といった回答が得られます。 つまり、今即効性がどうこうではなく、 自分の体の「本質」をもう一度見直してみようという事。 やはり、重病ですから皆さん焦っています。 でも、ここで焦って急いで色々な事に手を出してしまう事は体に負担をかけ、 病気を悪化させてしまいます。 自分の体に今何をしたら良いか? という事を考えれば、 選択肢というのは限られてくるというものです。 これは、東洋医学を行う者として喜ばしい事であります。 東洋医学の本来の治療であるからです。 東洋医学の基本は病気になる前に体を整える事が本業です。 その為に針灸、方剤を用い事前に体を整え強化するのが基本です。 東洋医学も西洋医学も治療はします。 しかし同じ方向を走ってはいけません。 そもそも考えが違いますから、お互い邪魔をしてはいけない。 治療という目的は同じだが、西洋医学が診ていない所に着目していけば良いのです。 それは、体全体の「気血津液」正常な運航です。 薬や手術が悪いというわけではありません。 適切な事です。 しかし、強い治療を行えば病原体も破壊できますが、体自体には反動も衝撃もかなり残ります。 そこを補えるのは、東洋医学にあります。 長く病気と闘っていくなら、 なるべく良い状態を維持する事。 その為に何が良いのか? そこに東洋医学の力を求める。 最近は当院でもその様な考えを持つ患者さんが増えておりますので、 当院における、東洋医学におけるガン体質の治療環境も大分変化してきました。 治療できる体力がある段階で、 多方面に選択肢を求める事ができる様になった。 これは、大きな利点であり、 回復において非常に有効であると思います。 前回のブログはコチラから http://bwnh.jp/risk/2453/#detail 完全個室空間でのじっくり治療。 熱療法を駆使し、 冷え体質を根本改善していく専門家 びわ葉温熱治療と鍼の専門院 真剣に根本の問題に向き合う方の為の治療院です。 治療に関するご質問やお問い合わせはコチラ http://bwnh.jp/access/ 本日は当ブログをお読みいただきありがとうございました。押上 錦糸町 ガン悪性腫瘍に対する温熱専門鍼灸院 びわの葉治療院です。
1
2
3
4
5
6
…
30
メルマガ
メルマガにご登録いただくと、ブログ情報を定期的にお届けします。 無料登録は以下のフォームからお願い致します。
Leave This Blank:
Leave This Blank Too:
Do Not Change This:
Your email: